隠れQEによる金融相場で、下がりにくくなっているとされていた株式市場ですが
ここにきて、米中通商法相を材料にし始めた?!
今夜はトランプ大統領が
中国と貿易合意に至るのが1年後になっても構わないとの姿勢を示唆した
ことが嫌気されて米株にも手じまい売りが広がっているようです。
トランプ氏、中国との貿易合意に期限はない-米大統領選後も良い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-03/Q1XN0O6KLVR501
・今月15日までに合意ができなければ、関税引き上げを実施する方針。
なんと2020年11月の大統領選挙まで待つ方がよいかもしれないだって。
ということは、、、、15日の関税引き上げ延期はないの?!
センチメントがくるくる変わるので、年末に向けてはこうなるはず、、、
というような決めつけと期待は持たぬ方がいいのですが、
12月、感謝祭明けからマーケットのセンチメントが
明らかに変化したような気がしますね。。。
これまでの楽観の巻き返しに注意しなくては。
※ダウ
2営業日連続での大幅安です。
まあ、、、200EMAくらいまでの下落があっても不思議はないと
ロングを手仕舞っていますので驚くような下落でもないですけどね。
日経平均は、後場から日銀の買いとか年金の買いなどの期待がある故
なかなか大きく下がらなくなっていますが、米株が大きく崩れてくると
そうもいっていられませんね。
※日経平均 くりっく株365日経CFD
というわけで遅ればせながら 日経CFDを23159円でショート参戦。
ダウにしなかったのは米株ショートはなんか怖いから・・・💦
ということで、ドル/円相場も円高、下落圧力が強く、
クロス円市況にも波及。
※ドル円、クロス円一覧
というわけで120.78円でロングしたユーロ円は撤退・・・・。
チャートはいい形でしたが、ドル円下落に引っ張られたのと、
今日はユーロドルも冴えないので、上値が期待できない。
ユーロドルに関しては、全般ドル安ならユーロ高になってもいいのですが
今気になるのは債券市場。長期金利が方向感を失っています。
今日3日日中までは米国はじめ欧州、英国、オセアニア、そして日本までもが
長期金利の上昇がスタートするかに見えたのですが
今夜は米国、欧州の長期債利回りの上昇は腰折れ、、、
英国も結局債券利回りが伸び切れず。
※長期債利回り一覧
2日のマーケットでは各国債券利回りが一斉に上昇していて
債券市場から資金が逃げているのだとしたら
その資金はどこの向かうの・・・・?と疑問に思っていましたが
今日は債券市場に資金が流入しているようです。
米債利回り上昇は継続しないのか。。。
他方、今日RBAがあった豪州やニュージーランドですが
長期債利回りが勢いよく2日続けて上昇しています。
この金利だけを見ると、ここからの狙い目はオセアニアです。
ということで、74円台に落ちてきた豪ドルを74.38円で
豪ドルドルを0.6845ドルでロング参戦。
NZドル/ドルを0.6518ドルでロング参戦しています。
※RBA豪州準備銀行の政策理事会は3日、政策金利を0.75%に据置き決定。
ポンド円140.26円Lは悩んだ末に継続。
今夜はドル安で、ドル円が落ちているためクロス円も
足を引っ張られていますが、ドル安なのでポンドはしっかり。
レンジの中での推移ですがポンドドルが崩れないなら、まだいけるかな、と。
ただ、VIX指数が上昇継続中なので、どのポジションにも楽観は禁物。
※VIX指数
今日は南アの景気が悪いこともはっきり示されていますし、、、
南ア・7-9月期GDP、予想を大幅に下回りました・・・
南ア・7-9月期GDP:前年比+0.1%(予想:+0.4%、4-6月期:+0.9%)
南ア・7-9月期GDP:前期比年率-0.6%(予想:0.0%、4-6月期:+3.1%)
年率マイナス0.6%!!!
というわけでランド安進行中。
本当に景気がいい時は新興国銘柄、通貨も買われるんですが
今回のリスクオン相場では新興国市場には資金流入がないのよね。
ということで、リスク資産への安易な押し目買いはしない方が無難かな・・・・。
ただ、今週末のOPEC総会ですが
現行日量120万バレルの協調減産の枠組みは3月までの実施が決まっている中で
この減産期間の延長が合意されるとの期待に加えて
減産枠を160万バレルに拡大するという話も出てきていて
(ロシアは減産延長合意も急がなくていいという立場ですが、、、)
もし、減産期間の延長だけでなく、減産量の拡大まで合意にこぎつけられれば
原油価格の大幅上昇が期待できますので、
マーケットには好感される材料となるはず。
金融相場化している側面もあるので売り込むのも怖い相場です。
原油価格動向にも気を配っておかねば・・・
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