2020年1月28日火曜日

27日月曜、日経平均▼483.67円 23343.51円

ここではコロナウィルスについての詳細は割愛しますが
マーケットの材料はほぼこれ一色です。

SARS発生が2002年11月、WHOに中国が報告したのが2003年2月と
3か月情報を隠蔽していたことが蒸し返されていますが、
今回は2019年12月8日に最初の感染者が出て
2020年1月20日に習近平首席からの支持が出る、、、という流れで
前回の教訓は生かされていると思うのですが💦
春節直前ということもあって、すでに中国から外に出た感染者も
多く存在したものとみられ、水際対策が出来なかったということでは
今後への不安が増幅する結果となってしまいました。
マーケットはリスク回避一色です。

SARS発生の2003年当時の中国のGDPは1.66兆ドル
現在の中国のGDP14兆ドルとは10倍以上違うわけですから
世界に与える影響が違って当然です。

さらに、SARSの時は完全隔離によって収束させることに成功しましたが
今回はすでに国外に出てしまった感染者も多く、同様の形での鎮静化は
難しいんじゃないかと思われることから
SARS発生時から収束に向けて世界の株価がどう動いたかを検証しても
参考にはならないような気がします。

ただ、面白いTweetがありましたのでご紹介。
ふみさん(@fumicco


https://twitter.com/fumicco/status/1

あらあらホント、2015年のチャイナショックの時の天井形成の形と
今回のチャート、よく似ていますね。

これは再び上昇し、高値を目指しても、その後崩れるパターン?!

米株も今夜ギャップDOWNして、大きく下落しています。やはり。

ただ、いろいろ話を聞いていると、下がったら買いたい向きは思ったよりも多く
ここからストーンと下がるかというと乱高下しながら結局下がる、というような
難しい値動きになる予感。。。。
ただ、比較的良いコストでショート参戦できているので
反発局面でも慌てずポジションは継続し、増し玉を考えようかと思っています。

炭鉱のカナリアと呼ばれる指標もチェックしておきましょう。

※VIX指数 上昇しているにはしているんだけど、それほどでも、、、



この程度だと、機械的に売らなくちゃいけないという
「リスクパリティの売り」が出てこないかなぁ、、、、
VIXが急騰すると(一説には18~20を超えると)リスク資産を手仕舞わなくては
ならないファンドが多く、一つの目安になるとされていますが、もう一声・・・

原油の下落も大きいですが、ドクターカッパー、銅価格もひどい下げ方ね。

※銅日足


米中通商協議の第1段階の合意でコモディティ市況も強含みの展開でしたが
政治リスクが去った後は中国発ウィルスリスクでコモディティ市況に冷や水が。

景気敏感銘柄で先行指標とされていますので、これはいけません・・・

※バルチック海運指数(外航不定期船の運賃指数)


この指数は船の需要が増えれば運賃が高くなるということが
読み取れるというのが基本的な見方です。
季節要因的なブレも大きく、あてにならないことも多いのですが💦

教科書的には2か月ほど先行するカナリア指標とされています。
よく見れば2019年9月にトップアウトして急落しているのね。
足下では3年ぶりの安値に沈んでいます。
これが年末に向けて上昇していた株とは逆の動きになっていたことは興味深い。
要するに景気が良くてリスク資産が上昇していたわけではない、ということか。
隠れQEを材料にじゃぶじゃぶマネーが株に流れ込んでいただけだったのね。。。


※米長期債利回り

まだ米国債に資金が集まっています。
ということで利回りは低下継続。1.6%台へ。

※SOX指数 堅調だった半導体指数もトップアウトくさい・・・

おまけに今夜は12月の米国の新築住宅販売件数が良くなかった。

米:新築住宅販売件数-12月 前月比 ▼0.4%(前回:1.3% 予想:1.5%)

プラス予想がマイナスとな。
11月分も下方修正です。
ただし前年比では+23%、水準は高いんですが。

ということで、まだリスクオフポジション継続です。
ダウ平均CFD29164ドルS
日経平均CFD23796円S
豪ドル円75.8円S 
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