2020年3月29日日曜日

首都封鎖、ロックダウンが近いとの観測も強まる中
世界の感染者拡大は収束の兆しが見えないのですが
マーケットは、暴落の第1幕が終了し、
戻り局面入りしているように見えます。

金融政策と財政政策をものすごい勢いで打ち出している米国。

◆FRB、企業を直接支援
米2兆ドル対策成立で緊急措置 つなぎ融資や社債購入
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO57374660Y0A320C2EA3000/?fbclid=IwAR1Cc8T1DdKblrHxthjCxArch0RZ3bY-rtmtiPzUtu97812z1f9t5obtieM
・27日、2兆ドル(約220兆円)の大型経済対策が成立
・FRBに最大4250億ドルの「政府保証」を付与
 ⇒FRBは新たに4兆ドル規模の資金枠を確保
  ⇒大企業など事業会社に直接資金を供給する特別目的事業体(SPV)を設立
   ⇒大企業の社債の購入+最長で4年のつなぎ融資
   
記事中にあるように
「金融システムの安定を責務とするFRBが、
            事業会社に資金供給するのは極めて異例」

※2008年の金融危機時に企業が短期資金を調達するために発行する
コマーシャルペーパー(CP)の買い入れを発したが
損失リスクのある社債の購入や直接融資には踏込んでいない。

先週23日月曜に、FRBは無制限QEを発表。
切れるカードの全てを切ってしまったかと思われましたが
直接社債を購入するなど、まだまだやれることがあったか。

すでに日銀は社債やETFなどを購入していますが
FRBもいよいよ金融システムを支えるだけでなく
事業会社に資金を直接供給する「産業金融」に踏み込むということです。

信用不安につながらぬよう資金供給をし流動性を確保、
金融システムを強烈に支えるだけではく
財政出動で米国民に現金を配ったり、企業の資金繰り支援をしたりと
至れり尽くせり。さすが米国はやることが速い。

もちろん、これらが好感されて第1幕の暴落が止まったものと思います。
要するに今すぐに会社がつぶれたりすることはないし、
国民が路頭に迷うこともない。
こうした不安の解消には十分な対策だと思います。

ただし当然のことながら通常の経済活動が戻らないことには
企業は収益を上げることが叶いません。
やはり最終的にはコロナウィルスの終息の目途が立たなければ
リスク資産は戻り売りにさらされ続けるものと考えています。

そして日本。

◆首相、過去最大の緊急経済対策 個人・企業に現金給付
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57375310Y0A320C2MM8000/?n_cid=SPTMG002
・「リーマン・ショックを上回るかつてない規模」の対策
 ⇒当時の規模 56兆8000億円(財政支出は15兆4000億円)を上回る?!
・個人や中小企業に現金を給付、雇用を維持する企業も支援
 ⇒民間金融機関で無利子融資を
 ⇒企業が休業手当で出す分の最大9割助成
・10日程度でとりまとめ

全体規模で過去最大となることは歓迎ですが
そのうち、財政支出部分がどの程度になるかか、、ですね。
真水(GDP(付加価値)を直接増やす効果のある対策)が重要なのです。

後10日ほどで出てくるかな。
お肉とかお魚券という議論を超越した思い切った対策(減税含め)が
出てくることを願っております。

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第1幕終了で戻り局面、特に日本株は強い・・・。
日銀が連日2000億円超ETF買入れてるんだもの。

3/2 3/6 3/9 3/12 1002億円
3/17         1204億円
3/19 3/23 3/26    2004億円購入

3月だけで1兆1224億円のETFご購入。

東海東京調査センター 仙石誠氏の分析ですが
「日銀のETF買いと自社株買いで2020年19.5兆円規模になる可能性も」
「海外投資家の売りは過去最大でも13.2兆円規模、
 日銀のETF買いと自社株買いで十分吸収できる。」

今回日銀は年間買い入れ枠を12兆円に拡大していますので
下がれば日銀が出てくる、ということで年間通じて下値は堅いか。。。

ただ、ソフトバンクのリスクを甘く見ない方がいいかも、、、
って思ってます。先々ですが。

・ソフトバンクG出資の英衛星通信企業、破綻申請へ
・孫正義氏、保有するソフトバンクG株の40%相当を融資の担保に
・4兆5000億円分を処分し2兆円を自社株買い(可能だろうか)
・ムーディーズに格付けをBa3(ジャンク級)に
  (・・・・そもそもジャンク債扱いでしたが)
・現在のソフトバンクグループの時価総額は6兆円

今週から来週で気になるポイントとしては、
まず、3/30(月)は配当権利落ち日です。
日経平均の配当落ち分は180円程度でしょうか。

現在のボラティリティで見ると180円は大きくないですが。

また、今週 火曜31日までは期末ですので、
機関投資家らによるリバランス玉が相場を動かす可能性も大きく、
下がった日本株や外国株を買う圧力は強いかもしれませんが
水曜、4月新年度からは買いが続かない可能性もあるということ。

それと東京の感染者が拡大していることから
都市封鎖リスクが高まっていること。
ロックダウンともなれば、やはり買いが引っ込んじゃうかもしれません。

かといって下値を掘ろうとすると日銀が出てきますので
大きく崩れることもなさそうですが、、、・

何かあって急落したところを拾って、戻りを狙う戦略がいいでしょうか。

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為替市場では、ドル需給が緩んでいるためドル高は一服しています。
金利面からみるドル不足は解消されていないようですが
ドル高が一服していることは、極度の不安は後退しているとみていいでしょう。

※通貨インデックス一覧


しかし、凄い巻き返しですね💦

ユーロは月末に逆流する特徴があるのですが、、、
新年度入りのタイミングを見計らって売り参戦したいかな。。。

このドル安がいつまで続くかはわかりませんが
ドル安基調であるならマーケットのリスクは落ち着いてきていると
見ていいのかと思っています。

ドル円ショートは継続中。

ジョンソン首相も新型コロナウイルス感染との報道で
逆にポンドが買われるというのは、なかなか読めない動きですが、
よくよく考えると、どの国も通貨安政策をとっているわけですから
通貨が安くなる方がいい。
つまり通貨高となる方がリスクが高まっていると考えることができますね。
よって、英国の危機の高まりはポンド高で反応するのかもしれません。

ポンド高となれば株価は下落、ですものね。

ポンドは意外と猛烈に巻き返すかもしれません。
買い参戦するかも。。。です。

ここからコワイのが、新興国です。

原油安など資源安はメキシコなど産油国にネガティブですし、
とうとう南アは最後の砦ムーディーズもジャンク級への格下げがありました。

ムーディーズ、南アをジャンク級に格下げ さらなる逆風に
https://jp.reuters.com/article/safrica-ratings-idJPKBN21E3IF?feedType=RSS&feedName=special20
・「Baa3」⇒「Ba1」(ジャンク級)
・見通しネガティブ(さらなる格下げリスクあり)
・2017年、すでにS&Pとフィッチがジャンク級に格下げ済み
・世界国債インデックス(WGBI)から除外される
~ただし構成見直しは4月末に延期されている

ここから先は、矢継ぎ早に金融、財政政策で対処した先進国の株価が
下げ止まった一方で、新興国マーケットリスクが高まるかもしれません。

※ドル/南アランド月足  上昇はランド安ってことです


※ランド円月足 最安値更新中


※ドル/メキシコペソ 原油安も影響してますね。

※メキシコペソ円 安値更新中・・・

新興国通貨はキャピタルゲイン狙いでは売り。
インカム狙いで買いたい方は、リスクを小さく小さく
小分けに買うことです。いきなり大きな金額で買い参戦しないことです。
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