2020年3月25日水曜日

センチメントが急に好転したように見えます。

24日㈫、日経平均は 18,092.35  +1,204.57
 随分上昇しましたね。

23日にFRBが無制限QEを発表したことや
日本では日銀の1日2000億円のETF買いなどが
下値をがっちり固めているともいえるでしょう。
ソフトバンクのショートカバーによる指数押上効果もあるかな。

それと今日は東京オリンピックが中止ではなく、
1年延期の線で交渉に入ったことなども好材料なのかもしれません。

VIXも急反落しています。
過度な恐怖からの換金売りのフェーズはいったん
落ち着きを取り戻したのかもしれません。

今夜のダウはなんと1700ドル高ですよ~

それでもまだ日足で見ればこんな位置ですが。

※ダウ日足


しかし、まだ全然安心できる地合いではないと思いますよ、、、

例えばこればバフェット指数


※投資家ウォーレン・バフェット氏が
株価の割安・割高を判断するときに使っているといわれる指標
「株式市場の時価総額÷その国のGDP×100」

100%を超えると割高とされますが、トランプラリー後は100%越えが
常態化しており、使えない指標とされてきましたが、下がってきましたね。
それでもまだ100%超えの水準です。
リーマンショック時には50%程度まで下落したことが気になりますね。

そして。今夜発表された米PMIは過去最大の下げ幅
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-24/Q7PAYDT0G1LC01


ゴールドマンサックスは米4-6月期GDPを前期比年率換算で24%減と予想
モルガンスタンレーは何と30%減と予想しています。

悪い数字が出てくるのはこれからです。


また日本ですが、、、
オリンピックは中止ではなく延期、これは歓迎できますが
財政政策には期待ができません。

政府、コロナ対策30兆円規模に 消費減税見送り公算、旅行代助成
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000083-kyodonews-bus_all

この危機においても減税に二の足を踏んでいるだけでなく
現金の一律給付見送り、なぜか旅行券とかズレたことを・・・
申請は早くて5月末以降、配布は夏以降スピード感も欠いています。
この経済停滞の深刻さを軽く見ているとしか思えません。

新型コロナウイルス発生当初、呑気に防護服やマスクを
中国にせっせと送っていた自治体がたくさんありましたが
今では足りなくなって新たに予算計上したり、中国に返して欲しい
などと言っているところも出てきましたが、その感じに似ているというか・・・

また、今ショートカバー中のソフトバンクですが

デフォルト確率がジワリ上昇中。

@remyxx氏のTweetから 

https://twitter.com/remyxx/status/1242424909172637697

戻り局面入りとなったマーケット、
底入れと思うべからず、、、かな。

東京も感染者数が増加しており、オリンピックが延期となったため
東京もロックダウンに踏み切る可能性もゼロではありません。


ということで、足下金融マーケット全般、リスク回避ムード一服で
為替市場でも東京時間、ドル高の巻き返しのドル安基調に覆われ
私のドルロングポジションがえらいことに・・・・

ドル円を 110.35円でロングはストップを110円においていたので
生き残りましたが

ユーロドルを1.0810ショートはこのところの高値であった
1.0840においていたストップヒット(´;ω;`)

その後下がってくるという・・・
ということで、再度1.0808ドルで売り直しています。


ポンドドルを1.1644ドルショートは1.1700でストップアウト。
これは、再び下がる気配がなく、様子見です・・・。

ドル高基調がこのまま継続するのか、それとも反落するのか
気迷い症状といった感じですね。
むしろ今日は円売りが加速してクロス円上昇が顕著でした。

※クロス円一覧


ポンドドルとか、豪ドルドルなどドルストレートで
ドル高が気迷い症状となっている中、
ドル円がしっかり推移している背景は
GPIFのニュースが関係しているかも。

GPIF、来月から外債運用を25%に引き上げへ=関係筋
https://jp.reuters.com/article/gpif-japan-pension-idJPKBN21B18N

外国債券の比率を10ポイント引き上げて25%とする方針、
ここだけ見ると、外債投資比率が増える!!
ドル高要因だ~ってことになりますが
今回のコロナショックで米債って凄い上昇しましたので
自ずと外債比率が高まっている可能性もあります・・・。
外債の収益率は過去10年で年4.18%と、
国内債の年1.92%を大きく上回ったとされていますしね。

現状の目標ポートフォリオから資産配分が変更されたからといって
実際の資産バランスが、このショックで随分ゆがんだでしょうから
ここからどのようにそれがリバランスされるのかは不明。

ただ、心理的には外債投資増は円売りですので
ドル円は上昇バイアスが強まると考えていいのかもしれません。

それに、基本ドル不足ですものね。

ということで、ポジションはドル円ロングとユーロドルショートです。
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