2020年6月30日火曜日

週明け6月30日月曜、日経平均も明確にトレンドラインを下抜けた、
と言っていいかな。

日経平均は▼517.04円 21,995.04円

日本株市場にこれと言った売り材料が出たワケではなく
先週末の米国市場での下落を受けた売りですね。

先週の米国市場では、25日木曜にボルカ―ルールの緩和報道で
米金融機関の株が買われるなど、反騰期待が高まる局面も
あったのですが、翌日、FRBが発表したストレステストの結果を受け
大手銀行は9月まで増配や自社株買い再開が禁止されたという事情もあり
上昇した分が剥落し、センチメント悪化のまま取引を終えていました。

加えて感染第2波拡大による軽罪活動の再停止や
トランプ大統領の支持率低下などの懸念も加わって、、、ということですが、
今夜の米株市場は、これがまた反騰大きいんですよ…。

きっかけはこれか。

米・5月中古住宅販売成約指数:前月比+44.3%
              (予想:+19.3%、4月:▼21.8%)

3カ月ぶりのプラスで予想を上回り過去最大の伸びを記録。
当然ながらこの「成約件数」は「販売指数」の先行指数ですので
中古住宅の売れ行きが改善している、ということを好感した模様。

ちなみに5月の米中古住宅販売件数は市場予想以上に減少しており
2010年10月以来の低水準でした。

今日発表された「成約件数」ですが1~2か月後に販売取引が
成立する仮契約件数ですので、6~7月の数字は劇的改善見込み、
というわけね。

あるいはこんなニュース。
https://finance.yahoo.com/news/hedge-funds-rushing-bearish-u-061457637.html
・株価の急騰が崩壊の兆しを見せているにもかかわらず、ファスト・マネー・ヘッジ・ファンドは米国株の弱気な賭けを急いで買い戻している。

・投機的な投資家は23日までの1週間に、S&P500種株価指数の
 Eミニ先物を20万6227枚買い越した。これは2007年以来で最大。   

・ショートポジションは差し引きで約10年ぶりの高水準に達していた。

・S&P 500の 「ヘッジファンド・リサーチ・マクロ/CTAインデックス」 は3月以来初めてゼロを上回った。これは、CTAファンドが米株へのエクスポージャーを拡大し、ショート・ポジションを解消している

 S&P 先物ポジションは 6/16 時点で
2011 年 10月末以来の大幅な売り越しとなっており、
これらが買い戻される過程では、さらなる米株上昇があるのでは。。。

ということでしょうか。

米株、調整もじわじわ時間がかかりますね。。。。
3月のような投げが投げを呼ぶ暴落はないと思っているものの
今夜ダウが400ドルも戻しているってのは、ほんと疲れる・・・。

ダウショート、もちょっと粘ります。

7/1 発表予定の米 6 月 ISM 製造業景況指数は
大幅な回復が見込まれていて、
(先般発表となった米製造業 PMI が大幅回復)
これでさらに上昇するリスクもあるんだけど・・・・💦

そうそう、今週は、米 6 月雇用統計が発表になるんですが
金曜じゃなくて、木曜日なので注意してね。

 7/2(木)が雇用統計発表です。

7/4土曜が独立記念日なので、発表画前倒しになるようです。

こちらも 4 月から 2 ヵ月連続で雇用環境の改善が
確認される見込みで、今週末に向けては米株が上がるのかも🤔

さて為替ですが、注目していたポンドショート参戦しました。

ポンドドル 1.2353ドルSです!

明日の6月末の値動きを見極めて
ユーロドルが1.120ドルを割り込んでくるようなら
ユーロドルのショートにも参戦したいと考えています。

そして、月初からはドル円が上昇するパターンが続いているので
明日、ドル円に調整があれば、ドル円も買ってみたい・・・。
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2020年6月28日日曜日

米で新型コロナ感染者が再急増 1日当たり4万人超 最多更新続く
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200628/k10012486911000.html
・フロリダ州とアリゾナ州の大統領選挙に向けたイベントを延期決定

世界の感染者 1000万人超える 米が251万人余で最多 新型コロナ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200628/k10012487301000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002
・感染者数世界累計1000万4,643人
・死亡者 46万9296人
・世界最多が米国 全体の四分の一

バイデン氏支持率50%でリード、トランプ氏36%-全米世論調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-24/QCFPD3T0AFB901

バイデン氏、トランプ氏が勝った重要6州でリード-NYT紙調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-26/QCI92FT0AFBE01
・FOXの調査でもバイデン氏はフロリダ州支持率49%とリード広げる

米国メディアの中でもFOXは唯一と言っていいトランプ政権寄りの
メディアなんですけど、そのFOXニュース調査でもトランプ劣勢とは。

感染第2波がトリガーなのか?
それとも、大統領選挙でトランプ大統領劣勢との調査結果が響いたか、、
米株がいよいよ崩れてきました。

※米主要株価インデックス


やはりアイランドリバーサルトップは、
強力なトップアウトサインですね。
6月26日金曜 ダウ平均 ▼730.05(2.8%)25015.55ドル

米南部のテキサス州とフロリダ州は26日、
飲食店などの営業規制を再び強化すると発表しています。

この2つの州は営業制限を早期に緩和していましたが
再度の規制強化を余儀なくされたわけです。
ディズニーランドも営業再開を延期。

米国はデモの拡大とともに感染も拡大したのではないか、、、
という気がしないでもないですが、大統領選挙の年にこの有様では
トランプ大統領は再選が難しいかもしれません。

となると、トランプ相場の終焉となるわけです。
いつまでも株を握っていると危ない、、、という思惑に繋がりますね。

ということで、ダウCFD 25927ドルショート継続。
好機があれば、売り増しも考えます。

為替ですが、ドル円はまたしても膠着相場入り・・・。

傾向としては、ドルが強含んできました。
やはりリスク回避相場となると、ドル高となります。
キャッシュポジションを高める動きにつながるからですね。
ドル/円相場では綱引きが続くので、取引妙味はないのですが
ドルストレート通貨でのドル買い、他通貨売りが良さげ。

特にポンドが売られ始めました。

英国は1月末にEUから脱退しましたが2020年中は移行期間。


2月時点でジョンソン首相は、EUと英国の通商交渉など
将来関係に関する大筋合意が6月までにまとまらない場合は、
交渉を打ち切る可能性も示唆していました。

そして、実際にこれが6月までの合意は難しいのが現状。

合意できなければ、互いの間で関税が復活することになりますが
今後は6月末から7月までの1カ月間は毎週協議を重ねる予定となっており
「交渉決裂」を回避される見込み。

実際には22年まで移行期間を延長できるのですが、
ジョンソン首相が、6月までと期限を切っているんですよね。
今週火曜日には6月が終わってしまうのですが・・・。

ということで、これがまとまらずだらだら交渉が続くとなれば
ポンドにはネガティブでしょうか。
サプライズで後2日で交渉がまとまればポンド大暴騰ですが、、、

テクニカル的にポンド売りには妙味あり。
今週以降はポンドの戻り売りを狙おうかと考えています。

※ドル円、クロス円一覧 ポンド円が崩れてきた

※ドル円、ドルストレート一覧


来週の主な予定

29日(月)
米中古住宅販売制約指数(5月)
サンフランシスコ連銀総裁、パネル討論会
NY連銀総裁、ゲオルギエワIMF専務理事 ディスカッション

30日(火)
日本雇用統計(5月)
中国製造業PMI(6月)
南アフリカGDP(第1四半期)
米消費者信頼感指数(6月)
米20都市住宅価格指数(4月)
NY連銀総裁、オンライン講演
◆パウエルFRB議長、ムニューシン米財務長官 
 コロナ対策について下院金融委員会で証言

1日(水)
日銀短観(第四半期)
中国財新製造業PMI(6月)
米自動車販売(6月)
米ADP雇用者数(6月)
米ISM製造業景気指数(6月)
米FOMC議事録(6月9-10日開催分)
シカゴ連銀総裁、オンラインフォーラム開催
ドイツがEU議長国に就任

2日(木)
米雇用統計(6月)
米貿易収支(5月)
米製造業受注(5月)
米新規失業保険申請件数(27日までの週)
米債券市場、短縮取引

3日(金)
中国財新サービス業PMI(6月)
米市場、独立記念日振替休日のため休場

5日(日)
東京都知事選、投開票
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2020年6月26日金曜日

ユーロが半期末決算で上昇圧力が強いかと
様子を見ていたのですが、思いのほかユーロが弱い・・・。

今日はこんなニュースが。

ECB、非ユーロ圏中銀にユーロ流動性供給-ファシリティー新設
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-25/QCH2MYT0G1LA01
・新たなファシリティー「EUREP」は2021年6月まで提供される。

ん~でもこれは量的緩和ではありませんね。
「流動性供給」です、つまり決済を潤滑にするための資金供給。
これでユーロ売りになるというのも変な話です。

それと、昨日はこんなニュースも出ていたんですね。

米国、英・EU製品に新関税検討-31億ドル相当に最高100%も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-24/QCFAZRDWRGG401
・関税率は最高で100%となる可能性
・実行に移せば、欧州の高級ブランドや酒類メーカーに打撃
・この夏に広範な米欧貿易戦争に発展する恐れ

この新関税は31億ドル程度ですので、それほど金額が大きくないのですが
米欧貿易戦争激化と捉えられるとやっぱり市場にはネガティブか?

ただ、これもユーロの売り材料ということでもない。
足下ではユーロが弱い、というより、ドルが強いんですよね。


※通貨インデックス一覧

ドルだけが強く、他通貨は全て弱い。

これは昨日のブログに書いたようにFedのバランスシート膨張が
止まったせいなのか、それとも感染第2波拡大でリスクオフ気味に
なっていることでドルキャッシュニーズが強まっているのか。

株式市場、上値が重くなっているのですが
なかなかドカンと崩れない腰の入った地合いです。

今夜は米通貨監督庁(OCC)がボルカー・ルールを緩和するとの報道が
米株を支えているようです。金融機関の株が買われていますね。
まだヘッドラインしか見つけられません。

※ダウ平均 


アイランドリバーサルトップで下落開始、、、に見えますが
なかなか大きくは崩れません・・・。

ダウショート継続しています。

それと月末でリバランスの影響が出やすい時期ですので
通貨は触らないでおきます。。。
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