2020年6月7日日曜日

雇用統計のポジティブサプライズで米株は大きく上昇。

※米株価インデックス一覧


白のラインが年初寄付き水準、黄色ラインがコロナ前の高値
ナスダックはコロナショックの下落をすべて取り戻した格好。

そしてSOX指数も年初来高値を更新。
半導体関連銘柄も強いことが伺えます。

それにしても、ずいぶん予想と乖離した結果でしたね。

5月アメリカ雇用統計
NFP  前月比 +250.9万人(予想▼750.0万人/前回▼2070万人)
失業率 13.3% (予想19.0%/ 前回14.7%)

エコノミスト予測が過去最大の外れ-5月の米雇用統計、予想外の改善
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-06/QBH4B2DWX2PY01

トランプ大統領は統計発表を受けて記者会見を開き、
「米史上最高の復活の日」だと称賛しています。

ただ、その後週末CNBCの報道がTwitterを賑わせています。
この統計は修正される可能性がある?!

Here’s why the real unemployment rate may be higher than reported
https://www.cnbc.com/2020/06/05/heres-why-the-real-unemployment-rate-may-be-higher-than-reported.html

・労働統計局は、データ収集の誤りにより、
公式失業率が現実に比べて低い可能性があることを認めた。

・「一時解雇で失業している」とされた労働者数について
ミスがあった可能性もあるという。

・一時解雇された労働者数人を「他の理由 で仕事を休んでいる」と
誤って分類した。それは休暇中の労働者と同じカテゴリーである。

失業率 13.3% → 16.3%へ
4月分 14.7% → 20%へ大きく悪化する見込み。

仮にこの傑出した雇用統計の数字が悪化の方向で修正されるとして
週明けのマーケットにどう影響するか、とうろたえるなかれ。

もしそうであったとしても、
4月20%の失業率が5月16.3%に修正されるのだと
3.7Pも改善したことになります。

既報の4月14.7% → 5月13.3% よりも
修正後の4月20%→5月16.3%の方が改善率が高い。。。。
強気派の屁理屈でしょうか💦あまり気にしていません。

このところ、債券が売られる傾向にあり金利がジワリと上昇してきています。

債券下落、米金利上昇やオペ結果受け-長期金利は2カ月ぶり高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-05/QBEH7OT0AFBF01

これは主要国の長期債利回り比較

※米英欧日豪NZの10年債利回り

豪州が1%台に乗ってきました。
米長期債も0.9%台まで上昇しています。

金利が立ってくると、外貨、外債投資に妙味ありということで
米ドル、あるいは豪ドルへの投資意欲が高まるのでは。。。

ただ、雇用統計後、豪ドル円とユーロ円ロングを手仕舞ってしまいました。
ドル円ロングだけは継続しています。

ユーロ円122.07円L → 123.97円手仕舞い
豪ドル円75.46円L → 76.39円手仕舞い

ドル円108.75円L継続。
20093円日経CFDロング継続。

代わりにユーロドル1.1298ドルでショート参戦。

半期末でユーロが上がりやすい時期ではありますが
前半戦は一服ではないかしら。

※通貨インデックス一覧 ユーロ、ドルが折り返しに入る?

雇用統計が強かったこと、米長期金利の上昇などから
今週はドル高が来るんじゃないかと思ってユーロショート。ドルロングです。

マーケット全般、リスク選好相場が続くとみられる
支援材料として、オイル。こちらの急落リスクも大きく後退しています。

OPECプラス、減産1カ月延長で合意-サウジ・ロシアの勝利に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-06/QBJ0HET1UM0Z01
・7月末まで日量960万バレル減産
・6月実績970万バレルより10万下回るも当初計画で770万より減産拡大

来週9日がOPECプラスの定例総会ですが、総会を前に
減産延長合意の報道です。今回は決裂することなく、
7月も現状の減産量を維持することで合意。
前回の臨時会合での再合意の際は7月からはやや減産量が減って
実質増産になる計画となっていましたが、増産はしないという決意の表明。

ということで、原油市場が安定していれば安心感も大きいでしょう。
4月のマイナス価格への急落時でも株式市場は動揺しなかったのですが💦


そしてVIX指数は25Pを割り込むところまで低下してきました。
30超えではリスクが取れなかった機関投資家らが動き出している
と考えることもできます。

このままリスク選好相場が続くなら、金利も戻っていくでしょうから
意外と円安基調が続くかもしれないと期待しているのですが、、、

日本は日銀によるYCC=イールドカーブコントロール政策により
ゼロ±0.2%以内に抑えることになっているため、ほぼ動きません。
日本の金利がゼロ金利近傍に固定されている中で、諸外国の金利が
上昇していけば、円安・他通貨高がトレンドになるかも・・・。

先日書いたようにGPIFの買いもありますしね。

ただ、ニュージーランドはマイナス金利を導入する可能性が
大きく、NZドルロングは避けようかと思います。

アングル:NZドル、マイナス金利観測で「安全で退屈な通貨」化
https://jp.reuters.com/article/nz-forex-idJPKBN23C0LO

豪ドルの調整を待って押し目買い狙い。

さて今週は6月9日・10日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。
今回のFOMCで実施される可能性は高くないと思いますが
YCC(イールドカーブコントロール)が議論されているとの報道もあり
YCC導入の時期等に言及があれば、金利上昇は抑えられるかもしれません。

今週の予定

■6/8(月)
1-3月期 GDP 確報値(8:50)
5月景気ウォッチャー調査
2次補正案、国会提出

※NYロックダウン緩和へ

■9(火)
4月毎月勤労統計調査(8:30)
5月マネーストック(8:50)
5月工作機械受注(15:00)

OPEC 総会(テレビ会議)

■10(水)
5月国内企業物価指数(8:50)
4月機械受注(8:50)
中国 5月生産者物価(10:30)
中国 5月消費者物価(10:30)
パウエル FRB 議長会見(経済見通し発表)
米 5月消費者物価(21:30)
米 5月財政収支(11日 3:00)
OPEC プラス会合(テレビ会議)
OECD 世界経済見通し公表

■11(木)
4-6月期景気予測調査(8:50)
米 5月生産者物価(21:30)

■12(金)
メジャー SQ 算出日
米 5月輸出入物価(21:30)
米 6月ミシガン大学消費者マインド指数(23:00)

上昇続く株式市場、先週木曜日に
株式アナリスト鈴木一之氏に株式市場の動向について
解説いただきました「ひろこのスペシャリストに聞く!」
株堅調の背景とマザーズが強いワケ、
そしてスズカズさんの注目する個別株銘柄をコンパクトに
お話しいただいています。是非ご覧ください。

また、先週のWeeklyGOLDでは
エモリ・キャピタルマネジメントの江守哲氏に
GOLD投資の優位性についてお話しいただいています。
こちらも是非ご覧くださいね。

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