朝起きて、ナスダック総合とSOX指数のチャートを見て驚いた。
13日月曜のろうそく足が陰の包み足、、、
天井圏で出現すると強烈な売りシグナルです。
ダウ平均のアイランドリバーサルはまだ活きていますしね。
※米株価インデックス一覧
今夜もNasdaq、続落です。
でも、なぜ突然Nasdaq総合が下落したのか?
カリフォルニア全州で感染拡大のためレストランの屋内営業を再停止、
感染が深刻な地域で教会、ジム、美容院などを閉鎖とのニュースもありましたが
決算発表が本格化する前の換金売りというのがもっぱらの見方。
特に月曜は「GAFAM」と呼ばれるグーグル(アルファベット)、アップル、
フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトの
テック企業5社も大きく売られました。
この5社の時価総額は、既に東証1部の時価総額を超えています。
このトップ5に世界の投資資金が殺到しているのが現状なのです。
※GAFAM とテスラ 日足チャート
ここに手仕舞いが入れば、ナスダック総合、半導体指数も下落しますね。
そして13日月曜の売りはGAFAMだけではなく
ナスダック組み入れ銘柄であるテスラが話題。
昨日寝る前には窓を開けて上昇しており
一時は16%の上昇を見せていたのですが引けてみれば3%安。
とてつもない売りが出た模様。
まず、テスラの上昇の背景ですが、
そもそも巨大な空売りが存在していました。
テスラ株の空売り残高が増加、史上初の200億ドル台に近づく 7/10
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-10/QD8GMDT0G1KW01
これは一銘柄に対する空売りとしては最大規模。
こうした空売りはこのところの上昇でかなり整理されたと思われます。
いわゆるショートカバーによる上昇、踏み上げ相場の側面も大きかったかと。
そして、このカラ売りに向かったのが個人投資家。
テスラ株にデイトレーダー殺到、わずか4時間で約4万人が購入
https://news.yahoo.co.jp/articles/15628736f9d96f970f5e9428582c338d71a1fb45
・ミレニアル世代のデイトレーダーに愛用されている投資プラットホーム
「ロビンフッド」ユーザーがわずか4時間で約4万人がテスラ株購入
昨日13日月曜は鉄火場だったようね。
このままテック銘柄は調整を強いられそうです。
ただ、ダウ平均はそれほど弱い印象はないのは何故でしょう?!
トランプ政権が進める新型コロナウイルスのワクチン開発・生産・供給を
加速させる「ワープスピード計画」。
いよいよ8月からワクチンの量産が始まるとかで、
この計画に組み込まれているバイオ銘柄などには
ここからさらに資金流入が?!
ワープスピード計画で新型コロナウイルス向けワクチンの量産が
いよいよ8月中旬から開始される
https://note.com/hirosetakao/n/neae8761dde7b
(広瀬隆雄氏のNOTE)
ということで、テック銘柄から医薬品銘柄へ
資金がシフトするだけかもしれません。
ということで、全面リスクオフとなるかどうかはまだわかりません。
資金循環でバリュー株が注目される流れかも・・・。
また今週気を付けておかねばならないのが原油。
今週14~15日、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する
「OPECプラス」の閣僚級市場監視委員会(JMMC)が開催されます。
OPECプラスは現在日量970万バレルの協調減産を実施していますが
ロシアのノバクエネルギー相は2日に
8月から減産規模が縮小する見通しだ、と発言しています。
4月21日、5月限納会でつけたマイナス40ドルから2ヶ月、
6月には40ドル大台を回復するところまで上昇してきた背景には、
OPECプラスの協調減産がありました。
この減産規模が縮小されれば、、、
ということで、上値が重い原油。
そもそも現在の減産の枠組みが7月までなので
8月から増産になるかも、、ってのは、事前に予見されていたことでもあり
織り込み済みかもしれませんが、原油価格にも注目です。
決算発表が本格化する前に大きめの調整が来るかもしれない株式市場。
だからと言ってドル円がリスクオフで下落するかというと
すっかり株との相関性がなくなってしまっており、そうとも限りません。
どうも、ドル安、円安気味で通貨市場だけを見るとリスクオンのまま。
※通貨インデックス一覧
ユーロが強含んできたのが印象的。
ポンドとキウイが弱いですね。
今日はポンド円を134.64円でショート参戦してみました。
ポジションはユーロドル1.1334ドルロング、
74.38円の豪ドル円ロング、そしてポンド円134.64円ショートです。
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