2020年8月10日月曜日

トランプ氏、失業給付増額へ大統領令 追加コロナ対策
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62480130Z00C20A8000000/

追加経済対策は、なかなか合意できないことはわかっていましたが
議会休会前に落しどころを見つけることが出来ず、
結果、トランプ大統領大統領令発動しました。

(1)失業給付を週400ドル(約4万2000円)上乗せ支給
 ~週600ドル(約6万3000円)から200ドル減額となる
 ~うち週100ドルは州政府に負担を求める
(2)給与税の納税を猶予
 ~年収10万ドル以下の労働者対象に12月末まで猶予
  大統領選挙後納税免除に切り替える
(3)学生ローンの返済猶予
 ~9月末期限を12月まで返済猶予。利子をゼロに。
(4)住宅の強制立ち退きの一部停止
 ~家賃が支払えない生活者の支援。
 
連邦議会は「越権行為」と反発、法的に異議を申し立てられる
可能性もあり、法廷闘争となるリスクも孕んでいるとのことですが
合意できずに給付上乗せが切れたまま時間が経過するよりは
減額でも大統領が給付が継続されるよう動いたという
事実のほうが支持されるかと思います。

ただ、失業給付の国庫負担を週300ドルに減額しても月300億ドル。
今回使う440億ドルの基金では連邦政府の財政支出は
1カ月半しか持たない計算とのこと、
9月にはワクチンの試験結果が出てくるはずですが
ここで成果がなければ、秋冬の感染性拡大時にはどうなるのか…
という懸念も残ります。
成功しワクチン量産体制が敷ければ綱渡りでなんとかなる?!

少なくとも、合意なしのまま休会という最悪の事態は免れたので
株式市場の下落リスクは後退したとみていいかと思います。

※米主要株価インデックス一覧

ラッセル2000、米中小型株指数が新値更新。
米株は弱気禁物のようです。。。

※日本主要株価インデックス一覧

マザーズは三尊天井破りの上昇。
ジャスダック指数も同じく。

かといって夏の間はどんどん上昇する相場にはなりにくく
レンジが続くのではないでしょうか・・・。

そして為替市場。
「ドル安」が終了してしまったのか?!

※通貨インデックス一覧 ドル独歩高の展開に転換??

雇用統計は、予想を上回る好結果となりました。

※米7月雇用統計
          NFP +176.3万人(予想148.0万人 前回479.1万人←480.0万人)
    失業率 10.2% (予想 10.6% 前回 11.1% ) 
      
この結果を好感したドル買いという指摘は後付けかと思いますが、
ドル買いの理由としては

TikTok、ウィーチャットと取引禁止 トランプ氏が大統領令
https://www.sankei.com/world/news/200807/wor2008070027-n1.html

米中対立への懸念が強まっていることなども指摘されています。
だったら、株がもっと下がるはずですので、
リスク警戒からのドル高というのも違うと思うのよね。

だから、単純にドル安の修正局面を迎えた、そういうことかと思います。

ドルインデックスに占める投機筋ポジションを
TimさんがTweetされていました。
https://twitter.com/TimCIIA/status/1292438900288507906

EU復興基金合意を材料にユーロ買いが市場の主軸テーマとなり
ユーロが随分上昇してきました。
投機筋らのポジションもずいぶん積み上がっています。

欧州再興への1歩ということで、ユーロ買いは
中長期的なテーマとなると思っていますが、
さすがにみんな同じ方向に偏りすぎ。
皆が「やっぱりユーロダメじゃん・・・」と悲観に傾くまで
反落し続ける可能性もあるかもしれません。

フランスの新規感染者、2カ月ぶりの高水準 欧州でまた増加
https://www.bbc.com/japanese/53674027欧州でも感染者が再び拡大傾向にあるということで
短期的にはEU財政統合を好感した欧州への投資は一服かな。

ということで、先週ユーロショートに切り替えましたが
ポンドもポジションスイッチしました。

136.59円のポンド円ロング → 138.31円手仕舞い
ポンドドル1.3151ドルロング → 1.3123ドルで損切、1.3096ドルでショート

ユーロショートポジションは継続。
ユーロドル1.1840ドルショート
ユーロ円125.08円ショート

豪ドルドル0.7185ドルロング → 0.7172ドルで損切

豪ドルドルなどはまだ上昇トレンド継続しているようにも
見えるのですが、ユーロやポンドなどがトップアウトして
一旦下落する過程では、ドルの巻き返しが大きくなり
結果オセアニア通貨も下落するリスクはあるなぁ、と思ったことと
ゴールド見てると、いったん大きめの調整が来そうなチャートになってますよね。
案外ゴールドの転換が全体を象徴しているかもしれません。

※ドル建てゴールド


株はレンジ。
為替はドルの巻き返しの週となりそうです。
ただ、お盆時期はドル円は円高となりやすいアノマリーもありますので
ドル円は戻り売り優勢でしょうか。
円高のリスクにも注意。
ということでクロス円ショートを狙ってもいいかもしれません。

今週の主な予定

10日(月)
山の日祝日のため東京市場は休場
中国消費者物価指数・生産者物価指数(7月)
米求人件数(6月)

11日(火)
日本国際収支(6月)
日本景気ウォッチャー調査(7月)
英失業率(7月)
独ZEW景況感指数(8月)
米生産者物価指数(7月)
サンフランシスコ連銀総裁、オンライン討論会参加

12日(水)
NZ中銀政策金利
英GDP速報値(第2四半期)
米財政収支(7月)
米消費者物価指数(7月)
ダラス連銀総裁、質疑応答
ボストン連銀総裁、オンライン講演
サンフランシスコ連銀総裁、オンライン討論会参加

13日(木)
豪雇用統計(7月)
米輸入物価指数(7月)
米新規失業保険申請件数(8日までの週)

14日(金)
香港GDP(第2四半期)
中国小売売上高・鉱工業生産(7月)
米小売売上高(7月)
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