2020年10月15日木曜日

 お、きっかけはまた欧州なんですね。
コロナショックのトリガーは中国武漢の感染拡大ではなく
イタリアでの感染拡大でした。
それまで、欧米市場はコロナウイルス問題を軽視していたんですよね。
イタリアにウイルスが拡大してはじめて株が崩れ始めたことが
記憶に新しいのですが、大統領選前、米国選挙絡みの材料ではなく
今回もまた、欧州の感染再拡大が株安のトリガーとなりそうな気配。
(まあ、欧州の感染再拡大は今に始まったことではないので
市場が後付けでこれを材料にあげているだけって話もありますけど)

欧州が再びコロナ感染の中心に 感染者数、アジア上回る
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65017210V11C20A0000000/

後藤達也氏(日本経済新聞)@goto_nikkeiのツイートがわかりやすい。
https://twitter.com/goto_nikkei/status/1316724907225485312


大統領選前にどこまで調整が深くなるのか。
昨日作ったダウショートは継続です。

ツウカ市場では豪ドル・NZドル・カナダドルが弱い。
今日は円も弱いのでドル独歩高、昨日は円だけが強かったのですが
また違った形でのリスクオフですね。

ドルショートの巻き戻しが入っているという指摘もありますが
ポジション整理だけでドルが上昇してしまう構造だったのか。
そういえばユーロドル相場の先物市場では
相当ネットロングが積み上がっていましたね。
つまり、ユーロ買い、ドル売りポジションが偏っていたため
これが整理されればユーロ下落、ドル上昇ってことです。

※ユーロドルの先物市場のポジション
山が崩れる方向、つまりユーロ買いの整理ですね。


また、豪ドルが弱いのはリスクオン相場で最も選好される通貨
ということもあってリスクオフで売られやすいという側面があることに加え、
ロウRBA総裁が11月3日の金融政策会合にて
政策金利を0.1%に引き下げる可能性があるとし、
今後3年間は利上げをしないと発言したことが輪をかけて豪ドル下落に
拍車をかけています。

というわけで今日、豪ドル円を75.18円でショート参戦しました。
そして28597ドルのダウショートも継続です。

足元は欧州の感染再拡大に、米国でも追加経済対策が決まらない失望もあって
大統領選前、積極的には買いにくい地合いですので売りポジションと
していますが、最終的には買いたいので、その見極めが難しいですね・・・

今日は日本では自民党の長島昭久衆院議員ら有志が、
第3次補正予算で定額給付金10万円にさらに追加することと
第2次補正予算での予備費、残り7兆円を使った5万円支給の追加などの
追加経済対策を求める要望書を菅首相に提出したことが話題です。
菅首相は「そういう方向で頑張る」と応じたと報じられており、
これが実現すれば、わかりやすいマクロ経済対策として海外勢にはしっかり
評価されると思われ、日本株は買われる展開になると考えています。

菅政権の掲げる携帯電話料金引き下げとかデジタル庁創設などは
国内の改革の話であり海外勢にとって日本株を買うモチベーションには
寄与しにくいものです。が、これとセットで財政出動があるとなれば話は別です。
海外勢はすでに日本の不動産市場などに資金を流入させていることは
前にも書きましたが、株式市場にも入ってくると期待されますね。
実現すれば、ですが。

今週のひろこのウィークリーゴールドは
エモリキャピタルマネジメント代表の江守哲氏。

【共和党・民主党、どちらが金高?】
中国・インドは金を買うか?

元高が話題となっていますが、元高となれば
現建てのゴールドは安くなります。
さて、インドは?!
https://youtu.be/JaH4QLfJnBA

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