2021年3月9日火曜日

 金利は高止まりですが、今夜3月8日月曜の米株はしっかりです。
ナスダック総合のチャート形状はよくありませんが、
ダウ、S&P500、ラッセル2000などは押し目完了で上昇開始、
って形にも見えます。

よくよく考えてみたら金融緩和に財政出動と
景気を上げる政策をとっているわけで
ある程度の金利上昇は当然、、、、と市場がコレを受け入れるならば
そんなに恐れるレベルにはないですよね。だって1.6%ですよ。
2018年は3.2%もあったんですし。。。

そして、今日イエレン財務長官がインフレ警戒を一蹴。

イエレン米財務長官、インフレ招くとの懸念を一蹴-大規模経済対策
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-08/QPNN98DWLU6901

~景気回復ペースが既に勢いを強めつつあるにもかかわらず
大規模な経済対策を実施することで消費者物価の上昇圧力が
急激に強まるとの懸念があるとの質問に対し、
「そうした状況が起きるとは思わない」と回答。
新型コロナウイルスのパンデミック前のインフレは
「高過ぎるどころかむしろ低過ぎた」と述べた。

ブレませんね、イエレンさんって頼もしい。
市場がなんと言おうが今こそ財政支出を!とのスタンスに変わりはないし、
それがインフレをもたらすとは考えていないということです。
つまりインフレによる金利上昇が続くことはない
とみているということでもありますか。

今日はユーロの下落がきつい、、、ユーロドルが崩れています。
ということで、ドル円が上昇していても、ユーロ円は上値が重い・・・

ドイツの景気って大丈夫??
・独・1月鉱工業生産:前月比-2.5%(予想:-0.4%、12月:+1.9%←0.0%)

寒波の影響で建設部門が低迷したことと
半導体不足も影響したようです。
こうした特殊要因による悪化なら心配入らないのですが。。。
米国の経済指標が強いので、ドルの上昇圧力が強まっていますが
ユーロに弱い材料が出れば、このコントラストは更にくっきりします。

ユーロ安、ドル高ですね。

ということでユーロ円も上値が重いので
ユーロ円128.86円Lは、コストまで落ちてきたところでカットしました。

ドル円105.14円L
ポンド円148.58円L
豪ドル円82.45円L は継続です。

今日は英国中銀のベイリー総裁が
「インフレの上昇が持続的であるさらなる証拠が必要」と発言し
リスクが依然下方で、QEは現行で年末まで続くとの方針を示しました。

米国と同じスタンスですね。
そう簡単にはインフレにはならない、だから緩和は続ける、ということです。

マイナス金利に関しては、手段のひとつだが、手段が将来の政策軌道のシグナルと
解釈すべきではないと主張しており、催促を牽制しています。

原油高だからカナダ円が強いよね。
乗りそこねたなぁ。。。。

ポンドも一応産油国通貨という側面も持ち合わせていますので
ポンド円ロング継続とします。

人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社