2021年3月15日月曜日

さて、今週からアメリカは夏時間です!
22:30にはマーケットがオープン。
雇用統計など主要米指標は21:30に発表です。ヤッター!

今夜発表の3月NY連銀製造業景気指数は17.4と、
2月12.1から予想以上に上昇し2018年11月来で最高となりましたが
金利上昇は一服しています。

・米・3月NY連銀製造業景気指数:17.4(予想:15.0、2月:12.1)

今年に入ってからのマーケットは金利次第の様相を呈してきましたが
先週末にかけては金利上昇でも株が下げなくなってきています。

追加経済対策が決まったことから、近く一人あたり1400ドルを手にすることが
わかっているわけで、Bitcoinや株式市場は個人マネーの資金流入期待から
下げにくいのかもしれませんね。

この1.9兆ドルものアメリカンレスキュープランは
財政調整法を使って、民主党主導で決めちゃいました。
※民主党は共和党の協力を得なくても単純過半数(51票)で
  法案を可決・成立させることが可能

7月には債務上限撤廃の期限が切れます。
だから、その前にできるだけ大きな金額での財政支出を
決めちゃいたかった、ってのもあるでしょう。
でも、この後はそうは行きません。

今後の経済対策、例えば公約に掲げているインフラ投資などの財源は・・・
増税することで捻出する方向に舵を切ることが考えられます。

バイデン大統領、1993年以来の本格増税検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-15/QPZKL8DWLU6E01?srnd=cojp-v2
・法人税率21%→28%へ
・合同会社や有限責任事業組合への税優遇削減
・所得40万ドル以上の個人の所得税引上げ
・遺産税の対象拡大
・年間所得100万ドル以上の個人のキャピタルゲイン税率引上げ

イエレン財務長官も増税案に言及しており、
バイデン政権の主要なアドバイザーは現在、一連の措置を準備している。

どのような形で導入されるでしょうか。
キャピタルゲイン税率引き上げは富裕層の株の売却に繋がりかねませんね。

この話題が本格化、実現が近づけば株式市場には売りが広がりそうですが、
それはまだもう少し先かな?

今週はFOMCに日銀、BOEもありますね。

主要国の金融政策イベントがありますので
結果がでるまでは動意が薄い展開となりそうです。

個人的には日本株市場はイベント結果受けて下げたら買い。
ドル円も下げたら買い増したい。

今日時事通信が
生命保険最大手の日本生命保険が、保有する地方銀行株式の約3割を
21年度中に 売却する方針を固めた、報じました。
これ同様の動きが生保各社に広がる可能性もあって

金利上昇期待で物色されてきた銀行株セクターにはネガティブと
なりそうですが、これ、株を売って捻出されたキャッシュはどうするんでしょうね。
その資金が、別の日本株に向かうのか、それとも外債投資に向かうのか。
運用に回ると考えられますが、ヘッジなしで外債投資に回すという動きが出て、
これが他の生保にも連鎖するなら、ドル円はさらに上昇する可能性が(妄想)

ドル円は強気継続でいいのではないでしょうか。(ポジショントーク)
109.09円でドル円ロング参戦(高値づかみ~💦??)
ポンド円148.58円Lと151.22円継続。
豪ドル円82.45円L継続
ユーロ円130.08円L継続。

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