2021年5月11日火曜日

 政治的な攻撃ではなかった?
その背景にロシアの政治勢力が一切ないとも断言できませんが
表向きは、ロシアハッカー集団ダークサイドによる金儲けが目的とか。

「金もうけが目的」、米パイプライン攻撃のハッカー集団が声明
https://jp.reuters.com/article/usa-products-colonialpipeline-idJPKBN2CR1P8

アメリカ運輸省の自動車運輸安全局(FMCSA)は
9日付けで地域緊急事態宣言を発令する事態となっています。

DarkSideは「医療機関や教育機関、非営利団体などは標的にしない」
ことを掲げている他、旧ソビエト連邦に属していた地域を
狙わないことで知られているとか。

米石油パイプライン停止、早期復旧へ政府も「総力挙げて」支援
https://jp.reuters.com/article/usa-products-colonial-pipeline-idJPKBN2CQ0KP

7日金曜に停止したパイプラインは、9日小規模ラインの一部を
再稼働したものの、全面復旧のメドを明らかではなく、、、
週末までにはパイプラインの多くのサービス復旧を見込むとの
報道はありますが、どうも時間がかかるようですね。

原油価格は反応していないように見えます。

左がガソリン 右が原油


パイプラインが攻撃されたから原油が上がるかというと、そうでもない。

だって、原油が送れなくなるわけですから消費されず
原油は在庫となってだぶつきますよね。

一方で原油からガソリンなどに精製されて
消費地に送られているものの在庫はなくなっていく一方ですので、
ガソリンやディーゼルは上がる、と考えられます。
おおもとの原油が止まって石油製品へ製品化できないということですね。

米国は自動車ガソリン社会。
しかもドライブシーズン入りで需要が増える時期すので
本当にガソリン在庫が切れる状況にまでパイプラインが止まると
ガソリン価格は急騰する可能性も拭えません。
それはインフレのトリガーともなりうる話。。。ですが
そうならないように復旧させるのでしょう。お金を払うんでしょうか?
まだガソリン先物価格もそれほど急騰しているわけではありませんが
水準としてかかなり高い位置にあります。

しかし、あらゆるものがデジタル管理される時代ですが
インターネット網でどこからでも攻撃されるリスクがあるってことですよね?
サイバー攻撃で世界経済が止まるリスクもありうるってことよね。
これは新たな戦争の形とも言えるでしょう。怖い時代ですね。。。。

こうしたリスクとは裏腹に株式市場はゴルディロック相場を謳歌。
私の日経平均CFDロングは29500円超えでロスカット執行。
売るのが早すぎたか、それともそもそも買いが正しいのか・・・。
まだインデックスは持ち合いの中ですが、ちょっと休みます。

為替市場ではポンドの上昇が止まらない。
スコットランド議会選挙を通過し
週明けの反応を見てから、と思っていましたが強い。
あの結果なら買い戻しておこうという判断なんでしょう。

乗り遅れまいとポンドドル1.4025ドルで買い参戦。

英国はそもそもワクチン接種率が高く経済正常化期待が強い。
そんな中先週のBOE会合ではテーパリングではない、としながらも
資産購入金額の縮小が明らかとなったわけで
これはポンド買い戻しから積極的な買いに繋がる勢いですね。

木材などコモディティ価格はまだ強いので
カナダ円87.07円L継続です。
ユーロドル1.2082ドルロングも継続。

通貨インデックス一覧

ドル安が顕著。円は膠着。
そしてポンド、カナダが強いですね。
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