2021年5月13日木曜日

 リスクオフ相場の様相を呈してきました。

日経平均は2日続落。
随分チャートが悪化したような・・・。
5月12日水曜日 461.08円安の28147.51円


くりっく株365CFD 5/13 AM3:10 28000円を割り込みました。


この2日の下落をみても、日銀のETF買いが出ていないことも話題。
それってテーパリングじゃないの?
と不安の声も聞こえてきます。

買い続けてきたことへの批判も多い日銀のETF買いですが
買わなければ買わないで怨嗟の声💦
支えがないことで、どこまで下落する可能性があるのか
テストする動きが出てくるかもしれませんね。

また今日は台湾の加権指数が一時8%超の急落となったことも嫌気された模様。
感染経路が不明の新型コロナウイルス感染が6件報告されたとして
集会の制限を強化すると発表したことがトリガーとなったようですが
本当にコロナ関連のニュースがきっかけかどうかはわかりません。
台湾といえばTSMC,半導体企業もありますしどうも不穏なムードよね。

そして、今夜の米株も弱い。
犯人は米4月消費者物価指数。
予想を大きく超える結果となったことでの金利上昇です。

◆消費者物価指数(4月)
・前月比 0.8% 予想 0.2% 前回 0.6%
・前年比 4.2% 予想 3.6% 前回 2.6%(前年比)

前月比で2009年以来の大きな伸び。
前年比が強く出るのは当然なのですが
(去年のコロナ禍ロックダウン期間に相当する時期との比較なので)
それでも予想より大きく上回る強さだったんですね。
この歪みは5月でも発生する見通し。

・変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPI
 前月比0.9%上昇-1982年以来の大きな伸び
 前年同月比3%上昇-1996年以来の大幅な伸び率。

ホテル宿泊費、中古車、航空運賃は過去最大の伸びを記録。
輸送サービスは1975年以来の大幅な伸び。


この強い結果を受けクラリダFRB副議長が
「CPIの上昇には驚いた」
「必要とあればインフレ率を目標まで抑えるための行動を躊躇しない」
「インフレが一時的なものでない場合はインフレを抑制する」

などと発言しましたがその、驚いた、との発言に市場が驚いたというか、
え?想定外なの?と不安にさせられたようで
長期金利が一気に跳ね上がったりした模様。
(ただし今夜の入札が好調だったために上昇は一服しています)

※米長期債利回り


インフレ抑制にFedが動く日が遠くないとの思惑で
(テーパリング&利上げは想定より早い可能性)
株が売られている次第。

※ダウ平均 健全な調整の範囲にも見えますが・・・。


ドル金利が上昇したため、全般ドル高となっています。

CPIきっかけでドル急伸は私も想定外でしたが
日本時間13:00ころに、日本株市場が弱く、為替市場では
リスクオフのドル高基調になりそうだったので
ユーロドルロングとポンドドルロングはひっくり返して
ユーロドルショートとポンドドルショートを作っていました。

https://twitter.com/hirokoFR/status/1392330887342157825

ユーロドル1.2082ドルロング ⇔ 1.2122ドル手仕舞い
途転1.2120ドルショート

ポンドドル1.4025ドルロング⇔ 1.4110ドル手仕舞い
途転1.4108ドルショート

つまりドルロングポジションを作っていたわけ。

ドル円を買おうとは思わなかったナ、、、リスクオフなら
円高になるかも、って頭があったためですが、
昨今、リスクオフでも円高にならなくなってきましたね。
むしろ円安・・・・これってあんまりいいこどじゃないんじゃないの。。。

というわけでクロス円は意外と下げていません。
カナダ円利食わず持っていればよかったなぁ、、、

それから昨日作ったダウ 34499ドルショートはワークしています。
そして夕刻日経ショートも作りました。
コスト28304円。

しばらくはリスクオフ相場となりそうです。
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今週の【ひろこのウィークリーゴールド】
マーケットエッジ代表 小菅努氏。

<インフレリスクを無視できなくなった金相場>
『ゴールドが再び買われ始めた理由』
https://youtu.be/fPqRqCQu3mo
◆ アーカンソー州が貴金属課税撤廃決定
◆ インフレリスクを織り込む環境が整う
◆GOLDは実質金利次第


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