2021年6月11日金曜日

 大大大注目の米消費者物価指数。

・5月消費者物価指数:前年比+5.0%(予想:+4.7%、4月:+4.2%)
・5月消費者物価コア指数:前年比+3.8%(予想:+3.5%、4月:+3.0%)
・5月消費者物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.5%、4月:+0.8%)
・5月消費者物価コア指数:前月比+0.7%(予想:+0.5%、4月:+0.9%)
(過去3カ月のコアCPIも年率で5.2%上昇と、1991年以来の高い伸び)

・中古車・トラック、7.3%上昇
(全体の前月比上昇分の約3割を中古車・トラックが占めた)
・家庭用調度品、1.3%上昇-1976年以来の大きな伸び
・新車、1.6%上昇-2009年以来の高い伸び
・航空運賃、7%上昇
・自動車のレンタル、12.1%上昇
・衣料品、1.2%上昇-1月以来の大きな伸び

CPIの数字は予想を超える数字になるも、金利上昇もドル高も一時的。

てか、金利はむしろ下落しています。
※米10年債利回り


どうやら、金利低下圧力が強いのは
債券市場のショートポジションのせいみたい。

これは昨日の記事ですが
米国債トレーダー、静かな夏見込む-CPI受けても利回り低下傾向か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-09/QUF7D3DWX2PV01?srnd=cojp-v2
投機家が既に米国債先物の大規模なショートポジションを
積み上げていることから、CPIの結果を受けてトレーダーが
ショートカバーに動けば債券利回りがさらに低下する可能性があるとみる。


どうやら債券市場はショートが溜まっているとかで、
これが踏み上げられると「債券価格上昇=金利低下」をもたらしやすい
地合いになっているということのようです。

確かにそのとおり、CPIが予想を上回っているのに
金利は低下しましたね・・・。

↓これは今日の記事
米国債先物ポジション急減、ショートカバーか-利回りがレンジ下抜け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-10/QUH5P0DWX2PT01

しかし、これは主要国全ての債券市場で起こっているんでしょうか?

豪州もNZをもカナダも長期債利回りは低下が続いています。

英国だけ、ちょっと上がっていますね。

昨日、ホールデン英中銀委員がタカ派発言をしたことで
早期の緩和終了の思惑が急速に高まったことが背景のようです。

英中銀ホールデン氏、金融政策は「危険な局面」-インフレ加速を警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-09/QUG1DMDWLU6B01
「インフレ加速を抑える行動に出なければ「ひどい過ち」を冒すリスク」
「過去数十年で最も危険な局面にある」

だからポンドはやや上昇しているようです。

そして今日はECB理事会。

◆パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)規模
~予想通り現行水準に維持
ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-idJPL3N2NS3FG?il=0
ユーロ圏GDP見通しが前回の+4.0%から+4.6%に引き上げ

ラガルド総裁
「インフレは来年初頭から再び低下に転じるだろう」
「資産買入の出口議論は時期尚早」
「(PEPP)は必要がなければ全額使用しない」

GDP見通しの引き上げがタカ派的と見る向きもあるようですが
インフレは一時的と見ているようですし
PEPP出口に関しては3人のメンバーがペース縮小を主張したようですが
ラガルド総裁は時期尚早とピシャリ。
決してタカ派という印象はなかったような・・・。

とはいえ、今夜はCPIへの注目度が高くユーロ主導で動くことは
なかったと思われます。

CPIの後、ユーロ円を133.46円で買い参戦しちゃいました💦
もともとユーロドルロングでしたが
CPI受けてドル円上昇した局面でユーロ円も上昇を始めたので
飛び乗っちゃった💦水星逆行中はそういうの駄目なんだった。。。(๑´•.̫ • `๑)
133.15円まで下がってアゲインストです(T_T)早まったぁ。

これは132.90円(7日の安値割れ水準)で一旦撤退します。
132.50円近辺でまた買い直そうかと。
ユーロドルも4日の安値、1.210ドルで一旦切りますがまだ持ってます。
ドルカナダショートもレンジが続いて苦しい展開・・・。

何もかもレンジですね。
レンジトレードできればいいんですが、働きながらだと
デイトレは難しいのよ・・・。
こういうときはぐるトレとか、自動売買がいいのかなぁ。。。
注文をセットするのがまた難儀でまだ挑戦できていません。

来週はFOMCです。
FOMCがきっかけで動き出しそうですが、
ひょっとするとそれまではずっとこんな相場が続くのかもね。
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今週のひろこのウィークリーGOLDは
ロシアのドル排除と金買いについて!
youtu.be/RjcrncTW6po
そして中国、インドなどの実需筋が動き出したようです。

解説:マーケットエッジ代表小菅努氏
<アジア実需がささえる金価格>
『ロシアの金買い ドル排除へ』
https://youtu.be/RjcrncTW6po
◆ ロシアNWFが脱ドル宣言
◆ タイ中銀が金準備購入
◆ インド、中国が動き出した

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