7月FOMCはタカ派の印象も、パウエル議長会見でハト派的発言。
■テーパリング
今後複数の会合で経済情勢の進捗を確認しながら判断
■パウエル議長
「利上げ検討は程遠い」
「最大雇用の目標には「まだ遠い」
「インフレは一時的、いずれ落ちつく」
「MBSに重点を置いたテーパリング議論、ほとんど支持がない」
~国債とMBSは買い入れ時と同比率でテーパリングする意向
「8月26~28日ジャクソンホール会合でスピーチする」
テーパリングの議論は明らかに開始されています。
その時期をマーケットは探っている状況にありますが、
すでにテーパリング、という言葉へのマーケットの耐性が強化されており
マーケットが荒れることもなく、米株指数は史上最高値奪還の様相を呈しています。
チャイナリスクで売られた分が買い戻されてきました。
為替市場では利上げが程遠い、とのパウエル発言を受けて
ドル安が加速していますね。GOLDが急回復中。
※通貨インデックス一覧
ドル独歩安の様相を呈し始めました。
※コメックスGOLD日足 下げ止まって反発開始?
■今夜発表された米4-6月期GDPですが予想を大きく下振れ。
4-6月期GDP速報値:前期比年率+6.5%(予想:+8.4%、1-3月期:+6.3%←+6.4%)
4-6月期個人消費速報値:前期比年率+11.8%(予想:+10.5%、1-3月期:+11.4
6月中古住宅販売成約指数:前月比-1.9%(予想:+0.0%、5月:+8.3%←+8.0%)
GDP、予想+8.4%に対して6.5%です。
そして、中古住宅販売成約指数は予想を下回り▼1.9%
ただしGDP価格指数が前期比+6.0%と、予想+5.4%を上回る伸びで、
1981年9月来で最大を記録しています。
インフレ傾向が確認できる内容。
それでも米金利は上がる気配がなく、ドル安なのよね。
ドル円が下落してきました。
しかし、ドルストレート通貨が強い影響で
クロス円は意外と下げずにしっかりです。
ドル円 110.08円ショートがようやく利が乗ってきました。
豪ドル円 80.90円ショートはややアゲインストですが継続。
ドル円がもっと下げてくるならクロス円が結局下げると思うので…。
そして、ドルカナダを1.2512ドルでショート参戦。
これはドルカナダ月足。
戻り高値をつけて下落を始めた印象です。
Wトップ、そして戻り高値の位置、きれいなミラーチャートになっています。
そして、株式市場ですが、確かに米株市場は強いんだけど
今夜IPOのロビンフッドが仮条件レンジの下限である38ドルで
寄り付いた後下落,その後反発となかなかのボラティリティ。
IPO成功と言えるかどうかまだ判断しかねますが
このIPOがコケれば、これが象徴的事象となって
米株市場全般に調整が入る可能性もまだ残っているのでは、、、
ということでダウ、日経CFDショート継続しています。
ロビンフッド株 1分足
ダウCFD 34949ドルS 苦しい展開ですが35100超えたら損切りします。
日経CFD 27810円S こちらも28100円超えるまでは耐えてみます。
チャイナリスクですが、今日のこの報道で中国市場がリバウンド。
中国当局、自国企業の米IPOを今後も容認へ-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-29/QWZJKTT1UM0W01
上海総合指数
下げ止まったかどうかはまだわかりませんが
中国株市場の動揺に当局が慌てたか?
ただし、様々なファンドに組み込まれている中国株が
今後外されていく流れが変わることはないと思います。
中国リスクには引き続き警戒していますが、、、。
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東京五輪、聖火台の燃料は水素!
選手村を走る水素バス。
今週のWeeklyGOLDは
水素エネルギーとプラチナです。
https://youtu.be/T7utuD2G7kw
・再生可能エネルギー ⇒ 水素のPEM技術
・水素自動車コストも軽減傾向
・日本の水素製造政策
・プラチナチャート分析
解説 : 池水雄一
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