2021年9月9日木曜日

 7日のNYダウが269ドルもの下落となったのですが
日経平均は8営業日続伸で、米株市場を見ていません。
8日水曜の日経平均、265.07円高の30181.21円で3万円大台を終値で回復。
今夜もダウは弱く、ナスダックやS&P500も軟調。
やはり9月相場、調整基調が強まっています。

という状況もあり
その後の夜間取引で先物価格が再び3万円を割り込んでお有り
3万円から上値が重くなっている印象です。

今日は番組で井上哲夫氏にお話伺ったのですが
日経平均先物は7兆円もの売り残が今春前から継続しており
これが買い戻される過程では上がるだろうと考えられるのですが
明日夕方に発表される先週分でどのくらい売り残減少となっているか
確認したいとおっしゃってました。

また欧州勢は10月11月日本株を買うパターンがある、とも。
こちらは政府系ファンドや年金など機関投資家の現物。

現物、先物の需給と季節要因からはこの日本株の上昇が
終わったとは考えにくいんですよね。
日経平均CFDはまだ上がると見てポジション継続していますが、
米株に大きめの調整が来たらやはり深めの調整があるかな・・・と
警戒を強めながらのポジションです。

気がかりなのがどの市場も中国リスクを全く無視していること。

フィッチ、中国恒大を格下げ 「デフォルトの可能性高い」
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20210908-00000046-reut-bus_all

中国の不動産市場締め付け、行き過ぎが招く危険
https://jp.wsj.com/articles/what-if-chinas-property-crackdown-goes-overboard-too--11631068083

連日の後にエバーグランデ(中国恒大集団)のリスクは
ニュースになっているのですが、すでに投資家らは
中国のエクスポージャーをほとんど処分してしまって
影響は小さいということなんでしょうか?!

米国は金余り、日本は政局で割安修正で
中国リスクを全く織り込む様子がないので、
マーケットは中国とのデカップリングに成功しているということのようです。
ホントかな・・・・ちょっと不安ですが。

日本株堅調のうらで、ビットコインがものすごい調整を入れたり
VIX指数が上昇し始めたように見えるのも気になるのですが
今週のSQに向け、それをこなせば自民党総裁選に向け
どこまで日本株が独自材料で上がり続けるのか、ハラハラしながら見ています。

為替市場ではじわりドル高基調が強まっており
これが「リスク回避」によるドル高出ないことを願いますが
為替のポジションはドルロングに組み替えているので対応済み。

リスク回避でないなら、米金融政策テーパリングを
ようやく織り込む動きが始まったとも考えられますが
米金利があまり動かないので正解はわかりませんね。

日経日経平均CFD27829円+29718円L、
豪ドルドル0.7389ドルS 
ユーロドル1.1849ドルS 継続です。

◆BOCカナダ金融政策:政策金利据え置き0.25%
・国債買入額を週20億カナダドルに維持
・声明
「理事会は回復には引き続き大規模金融政策が必要であると判断」
「2%インフレ目標の持続的達成のため政策金利を下限で維持」
「現時点の予測では、政策金利維持は2022年後半まで継続」
「量的緩和プログラムは引き続きこのコミットメントを強化し、
 イールドカーブ全体で低金利を維持」
「テーパリング決定は回復の強さと理事会の継続的な評価によって導かれる」
「今後も適切な金融政策刺激策を提供」

◆英、医療・介護強化へ増税~ジョンソン政権、公約破り
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75557520Y1A900C2EAF000/
国民保険料の1.25%の引き上げ
3年間で約360億ポンド(約5兆4000億円)の財源

◆ベイリー英中銀(BOE)総裁
「商品価格が上昇し続ける可能性は低い」
「サプライチェーンのボトルネックは解決すると予想」
「条件は満たしたと考えるが、利上げを実施するには十分ではない」

◆今週のひろこのWeeklyGOLDは
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏

<引き裂かれるゴールドマーケット>
『短期的動向と長期的視点』
https://youtu.be/CoaPGRd0zSI

◆雇用統計と今後の動き
◆下値を支える現物買い
◆米国マネーサプライとゴールド
ひろこのTwitter
https://twitter.com/hirokoFR


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