2021年9月3日金曜日

 日経平均は4日続伸。2.49円高の28543.51円いい感じです。
衆院選に向けて政局が流動的ですが、どうか失望させないで~
おそらく期待を込めて買い戻しが旺盛になっていると思われます。
買い戻しから本格的日本株買いへとつながる政策が実現できる
リーダーの誕生を願っております。

さて今夜の米指標、悪くないんですが
・7月製造業受注:前月比+0.4%(予想:+0.3%、6月:+1.5%)
・先週分新規失業保険申請件数:+34万件 パンデミック以降で最小
           (予想:34.5万件、前回:35.4万件←35.3万件)
米金利は全然動きませんね。
よってドル円も膠着。

それよりも、今は欧州、ECBのテーパリングがフォーカスされています。

現在ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)による
債券購入が実施されており、これは3月までの計画ですが
これまでは3月には終了できず
延長されるだろうというのが一般的な見方でした。

ところが、ECB要人らからこのPEPPに関して3月に終了すべき、
あるいは9月からテーパリングを開始すべき、といったトーンの発言が
相次いでおり、来週の9/9ECBではひょっとしたらテーパリングが発表されそう。

8/30ビルロワドガロー仏中央銀行総裁
「改善を考慮すべき」

8/31クノット・オランダ中銀総裁
「PEPPの2022年3月終了と矛盾しない決定がなされると見込んでいる」
「つまり、購入ペースの減速を意味する」

8/31 ホルツマン・オーストリア中銀総裁
「PEPPをどのように縮小するか、検討できる状況になっている」
「第4四半期に縮小を開始する計画について、
 9月8、9日の理事会で「確実に」討議される」

9/1ワイトマン独連銀総裁
「PEPPの終了に向け準備し始める必要がある」

9/1ECBデギンドス副総裁
「ユーロ圏経済は想定より速く成長、ECBの予測引き上げへ」

ECBラガルド総裁は
「苦境に立たされている一部のセクターに標的を絞った
「外科的」な支援のみが必要」
と具体的な言及は避けていますが、
しかし支援先を絞るべきということですから
タカ派発言とも受け止められますね。

仮にPEPPが3月終了ということになると、
米国がテーパリングを開始するのが年内としても3月までの終了は難しく、
ECBのほうが早期にテーパリング完了となる
可能性が出てきているということね?

長期金利を見るとドイツ、フランス、イタリアなど欧州の利回りが
上昇基調を強め始めた印象。


NZは10月にも利上げが見込まれていますのでぶっちぎりの上昇。
(だからキウイ円を買っているんです)

日本の金利だけが寝ているzzz

ということで円売りNZ買い、円売りユーロ買いが良さそう、
ってことになりますね。

ドイツ、フランスが日本より利回り低いじゃないか、って話もありますが
絶対値ではなく、スプレッドの縮小、トレンドの誕生が重要なのです。

ドル金利が殆ど動かない中で、欧州国金利が上昇基調を強めてきたので
ユーロドルでもいいと思いますが、

今日はあまり調整がなかったのですが
ユーロ円130.32円で買い参戦しています。
キウイ円77.22円
日経平均CFD27829円ロングも継続です。

■今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
ドイツ在住のジャーナリスト熊谷徹氏に解説いただきました。

16年にわたって首相を努めたメルケル氏が退任することで
大注目の9/26のドイツ総選挙。

なんと選挙の争点が「環境問題、気候変動対策」なんですって。
ドイツ、今年大洪水がありましたが、
かなり選挙に影響が出ているようです。

インフレの背景、そして選挙の争点。
ユーロの行方。ぜひ動画を御覧ください。

【ドイツ在住ジャーナリストに聞く】
ドイツ総選挙 焦点は気候変動政策
https://youtu.be/Wy2tzaSBvhg
ひろこの日中のツイートはこちらTwitter
https://twitter.com/hirokoFR

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