日本株市場は反落も、下落再開というムードでもありません。
恒大集団問題に揺れる中国株、上海総合も香港ハンセン指数も弱かったため
日本株だけが買われるだけの材料に乏しかった1日。
恒大集団は今日12日に社債の利払いを見送ったこともあり、、、
利払い遅延はこの3週間で3回目ですのでサプライズではありませんが
猶予期間の30日間が終了すれば投資家は多額の損失を被る可能性があります。
不動産セクターの不調は恒大だけではありません。
恒大以外にも、中国不動産業者に560兆円負債
https://jp.wsj.com/articles/beyond-evergrande-chinas-property-market-faces-a-5-trillion-reckoning-11633926575
野村ホールディングスの試算では中国の不動産業界の負債は560兆円にもなるとか。
日本のGDPを上回る規模の負債が隠れているとは・・・
中国リスクは常に気になってはいますが、
足元のメインテーマからは外れている印象です。
エネルギー高も企業業績を圧迫するため沈静化しないことには
どこかで株価急落のトリガーとなりそうですが
まだこちらもメインテーマではないようです。
そろそろスタートする7-9月期の決算発表などで
驚きの悪化が確認される。。。というようなことがない限り大丈夫かな。
近く発表の22年業績予想は「ひどい」可能性、BofAが警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-11/R0TLX0DWLU6L01
IMF、世界の成長見通し下方修正-「危険な格差」に警鐘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-12/R0UCB0DWRGG301
こうしたリスクには備えつつも、、、
現在日経平均ロング、継続中。
為替市場ではドル円、クロス円上昇が止まりません。
※通貨インデックス一覧
世界がインフレを警戒する中で、長短金利がじわりと上昇していますが
日本の金利だけがゼロ近傍で動かない。
そりゃ当然ですね。日本は2016年にYCC政策を導入、
長期金利をゼロ近傍に固定していますので。
※YCC=イールド・カーブ・コントロール
日米、日豪、日加、、、と日本と他国との金利差が開く一方なので
金利差から円売り外貨買いとなっているというのが今のトレンド。
※2年債利回り一覧
ユーロが売られるわけです。ユーロショートも妙味ありですが
ポジション増やしすぎ・・・なのでユーロはみてるだけ。
この流れが続く限り現在のポジションを継続します。
明日13日は米消費者物価指数(9月)が発表されます。
(予想+5.4%、前月+5.3%、コア指数、予想+4.2%、前月+4.0%)
予想の時点で9月も前年同月比で5%超えてます。
5月から5%台に乗せていますのでこれまで4ヶ月5%台。
インフレは一時的ではなさそうですが、、、さて。
強い数字が出れば金利が一段高、ドル高が進みそうです。
※米CPI推移
また、明日は米国の9月開催のFOMC議事録が公表されます。
米国の金利も上昇基調にはいっており動きが出てきていますので
FOMCの議論の内容は大いに注目ですが、タカ派的な内容なら一段高、
思ったよりタカ出ないということであれば金利上昇も一服か。
ポンド円151.60円L
カナダ円 88.20円L
豪ドル円 80.74円L
ドルカナダ1.2626ドルS(カナダロング)全て継続です。日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter
https://twitter.com/hirokoFR
人気ブログランキングへ
いつもご覧いただきありがとうございます。