2021年11月23日火曜日

日本株市場は明日23日は勤労感謝の日で休場ということもあり
22日月曜のマーケットは特筆すべき事項なし。
真水で56兆出る経済対策が本当ならもっと湧いているはずですが。

今日の大きな動きはバイデン政権がパウエルFRB議長を再任した、
という報道でドル高が進んだこと。

ハト派のパウエル議長再任でなぜドル高??ですが
パウエル議長が再任されなかった場合、よりハト派である
ブレイナード氏が議長となるシナリオがコンセンサスでしたので
FRBがよりハト派に傾くシナリオが消えた、ということでの
米金利上昇+ドル高+ゴールド安、そして米株が強いです💦
オプションSQの月中が通過したことであがってるって話?

パウエル再任、ってだけでこんなにドル高に反応するってのは
ちょっと驚きですが、FRB議長の再任が危うい不透明感の強い状況では
リスクテイクできなかった向きが、一斉に動き出したのかもしれません。
パウエル再任シナリオのケースではドル金利上昇、
ドル高、と構えていたということなんでしょう。
そこまでの大きなイベントだとは思いもしませんでしたが、
値動きからすると海外勢にとっては大きな材料だったようですね。

※米国債利回り一覧 一斉に上向きに


だとすると、このドル高、年末に向けて結構なトレンドになるかも・・・?
クロス円をショートしている場合ではない、ということで
(ドル円が115円超える可能性もあるため)

※ドル円

既存ポジションは
キウイ円79.98円S ⇒ 80.02円 損切り
カナダ円90.64円S ⇒ 90.42円 薄利で手仕舞い

新規で
ドル円114.63円ロング
にポジション組み替えてみました。

先週金曜のクラリダFRB副議長の
「12月FOMCでテーパリング加速について議論すべき」
という発言も気になりますし。
12月FOMCに向けて、市場にテーパリング加速+早期利上げ期待が
強まればドル高が続きそうですよね。

でもそれなら何故今夜の米株が吹っ飛んでるのか(高い)
説明がつかないんですが、景気が良くて金利が上がるなら歓迎ってこと?
まだそのフェーズには至っていないと思うのですが
株はともあれ為替市場しばらくはドル高です、多分。

※ドル円 日足

ユーロドルの戻り売りも狙ってみます。

※今夜こんなニュースが。

OPECプラス、石油消費国が備蓄放出なら生産計画を調整も-代表
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20211123-97141222-bloom_st-bus_all
備蓄放出したところで、結局また備蓄し直さなくちゃいけないんだけど、
その時にOPECプラスが減産して価格を釣り上げていたらどうするの。

今OPECプラスは毎月、日量40万バレルづつ減産枠を縮小(増産)
していますが、やっぱ減産枠維持します、増産しません~となりそうです。米国はシェール革命で原油生産世界一となったものの
今夜は原油が反発しています。ドル高なのに。

※WTI原油


ただし、中期的には原油が上がり続けるかどうかわかりません。
コロナ禍のFRB支援でシェール企業は体力を取り戻している、という記事。
化石燃料へ資金流入が加速、FRBコロナ救済策で
石油・ガス企業の社債発行が過去最高、FRBの利下げと社債買い入れ追い風に
https://jp.wsj.com/articles/fed-programs-have-kept-finance-flowing-to-fossil-fuels-11637537601
・2020年に石油・ガス企業が発行した社債は過去最高の1988億ドル(約22兆6600億円) と、2013年に記録したそれまでの最高を372億ドル上回った

投資マネーが流入しているというなら、原油価格が上がれば
シェールの増産もありうるということです。
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