1・ウクライナ侵攻、なお起こりうると米国
2・米1月小売売上高、予想を上回る伸び
~カシュカリ総裁、過度な利上げは景気を損なうと発言
3・ECBの今年の利上げ、「かなり可能性高い」
4・英CPI、30年ぶり上昇率
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昨日15日はロシア軍の一部が撤退したとのロシア側の発表で
全面リスクオンの展開となり16日東京時間もその流れを引き継いで
日本株も上昇していましたが、はしごを外される展開。
バイデン米大統領、ロシアのウクライナ侵攻はなお起こり得る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-15/R7D5VLT0AFB401?srnd=cojp-v2
・一部部隊をウクライナ国境近辺から撤収したとするロシアの主張、
米国はまだ確認していない
・ウクライナの国防省や国営銀行などのサイトが15日、大量にデータを送り付けて
通信障害を引き起こす「DDoS(分散型サービス妨害)攻撃」を受けた
米国務長官がロシア撤収の証拠ないと言及するなど
再び米株が売られ、原油が買われる展開に。
※米主要株価インデックス
※WTI原油
ロシア側は撤退したと主張していますが、
ともかく何も解決してはいないということね。
ロシア軍撤収してないとのNATOの主張は誤り、クレムリンが否定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-16/R7EFRST1UM1201
原油ロング、ダウショート継続しています。
2・米小売売上高、1月は3.8%増で予想上回る 自動車など好調
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-idJPKBN2KL1IX
・1月小売売上高:前月比+3.8%(予想:+2.0%、12月:▼2.5%←▼1.9%)
~昨年3月来で最大の伸び
今夜は鉱工業生産も発表されましたがこちらもいい数字でした。
・1月鉱工業生産:前月比+1.4%(予想:+0.5%、12月:▼0.1%)
インフレ高進は続く、金融政策の引き締めが急がれる、ということになりますが
今夜はミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がFRBの過度な利上げは
景気を損なう可能性があると警告しています。
もともと同総裁はハト派と知られていますが
今年22年のFOMC投票権を持たないので影響は大きくありません。
ただ、今夜は珍しいことに超長期ゾーン金利は上昇していますが
短期ゾーンが低下しています。短期ゾーンは債券買いとなっている様子、
これは株から債権へ、ウクライナ緊張を嫌気した資金が逃げているのかと
思われますが、20年金利が昨年の高値を更新する上昇となっているのはなぜ??
※米国債利回り一覧
このところイールドカーブがフラット化していましたが
スティープニングに向かうとすれば、これは悪いことではありません。
健全な形で利上げが実施できる環境が整いつつあるのか?
だとするならば、リスクオフポジションは長期にワークしませんね。
米株は多くずれすることなく、このあたりで乱高下→レンジ入りして
再度上昇するシナリオも0ではありません。
ダウショート、金利がスティープ化していく傾向が続くなら逃げたほうがいいのかな。
3・ECBの今年の利上げ、「かなり可能性高い」-カザークス氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-16/R7ED7DT0AFB401
まあ、欧州のインフレ率も高いものね。
4・英CPI、1月は前年比+5.5% 30年ぶり上昇率
https://jp.reuters.com/article/uk-cpi-idJPKBN2KL0KU
・3回連続で利上げを実施するとの見方が強まる
~3月17日も0.25~0.5%の利上げか、政策金利は1%に
今夜はドル独歩安です。
ユーロ、ポンド、そしてオセアニアまで強い。
※通貨インデックス一覧
米金利短期ゾーンが売られているのでこれにドルが連れて下がっているのと
米国以外の国もインフレ圧力が強く利上げ観測が強まっていることえ
他通貨が強い展開なのでしょう。
指値オペで円安の思惑を広げた円ですが、円インデックスを見ると今日は円高。
トレンドとして円安が加速する風でもないのよね。
キウイドル、キウイ円ショートはロスカットヒットです。
為替トレードはこのところ手が合いません。
わかりやすい相場が来るまで様子見かな・・・・。
今週のひろこのウィークリーゴールドは
マーケットエッジ代表 小菅努氏。
<ウクライナ危機で弾みつく金投資>
『40年ぶりのインフレで輝くゴールド』
https://youtu.be/ro3jfk6pSdw
◆40年ぶりの高インフレへの恐怖心
◆金を巡るトルコ政府と国民の闘争
今週の【ひろこのスペシャリストに聞く!】は
ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦氏。
<不動産価格上昇の要因は?>
『インフレ時代の不動産市場』
https://youtu.be/OauEIRjxNLM
◎フラット35の金利の推移
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