2022年2月4日金曜日

 今夜は中銀イベント!
ユーロとポンドが盛大に動きました。

1・BOE(英中銀)0.25%利上げ0.5%に~ポンド急伸
2・ECB(欧州中銀)タカ派シフト~年内利上げの可能性否定せず
3・米ISM非製造業指数、11ヶ月ぶり低水準
----------------------------------------------------------
1・英中銀、政策金利を0.50%に引き上げも判断割れる QTも開始
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N2UE2ER
・12月に0.1%→0.25%の利上げを実施していたが、2回連続の利上げ
 ~2回連続利上げは2004年以来
・4人は0.5%ポイントの利上げを主張
 ~3月5月と連続利上げの可能性も?
 ~ラムスデン副総裁/ソーンダーズ委員、ハスケル委員、マン委員
・保有債券の再投資の停止決定
 ~保有する国債が満期を迎える3月から開始279億ポンドを再投資しない
 ~22~23年で700億ポンドも再投資せず
 ~政策金利1%でバランスシート縮小を検討
 ~200億ポンド社債も23年末までにゼロへ
・CPIは4月に7.25%でピークを付けるとの見通し
 ~12月は5.4%

これまで2回続けて利上げを実施、この後も連続利上げの観測が
強まっているほか、政策金利が1%に届けば資産縮小を検討、とのことですから
0.25%を後2回やれば1%に到達します。
3月5月と続けて利上げすればあっというまに年央には資産縮小に
踏み切る可能性が出てきました。

利上げは織り込まれていましたが、かなりタカ派色が強かったのは驚き。
上昇したところを売り参戦しようかと思っていたのですが
これは売っちゃだめですね。

1.3597ドル、、、ちょっと高いとこ買っちゃいました💦
※ポンドドル週足 
通貨先物市場のショートがはけてきていますが
これが買い越しとなって積み上がっていくかどうか。
200SMAを上抜けていますので超長期的には弱くはないと思うのですが。。。



2・ラガルド総裁、ECBはインフレを懸念-3月と6月の会合が焦点に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-03/R6QFMZT0AFB801?srnd=cojp-v2
・年内利上げの可能性低いとの従来見解述べず、政策姿勢のシフト示唆
 ~3月/6月会合が、フォワードガイダンスの3つの条件が完全に
   満たされるかどうかの判断において極めて重要
・投資家は6月の10bp利上げ、年末までに最大40bpの利上げ想定

ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-idJPKBN2K81W4
・理事会全会一致で「インフレの影響を懸念」

昨日のブログで
「ラガルド総裁のタカ派シフトが明確となればユーロは吹き上がります。
その場合はユーロ買いですね、結構な大相場に発展するかも。」
と書いたような展開となりました。
ラガルドさん、年内利上げの可能性を否定せずユーロが吹っ飛びました。

こちらは、その可能性が強いかも、と構えて見ていたので
1.1308ドルで飛び乗り。
ユーロ円も乗りました。129.63円。
※ユーロドル日足 凄い勢いで踏み上がったわね。
         私も昨日までショートしていたものね💦怖ァ~


キウイドルショート、キウイ円ショートはぶん投げました(*_*)
欧州通貨に乗り換えました。ロング方向で、です。
高値づかみとなってしまうリスクもゼロではありませんが、、
米国の利上げを相当マーケットに織り込まれてしまったため
「新味」が有る、という意味でマーケットは欧州通貨買いに敏感に。

明日は雇用統計と言うイベントもありますが
雇用統計受けてドル高となりポンドやユーロが下がる局面があれば
押し目を拾ってもいいのでは・・・?
~現時点での妄想です、明日雇用統計までの相場次第。
というのもユーロドル日足は200SMAが思いっきり下向きなので
上昇トレンド入りとは言えないのよね。
200SMAタッチまで上昇できれば御の字。

ドル円相場は今夜のイベントでは蚊帳の外。
ドル円はまたしても膠着相場が長期化するのか?
これだけ利上げやQTの可能性を織り込み始めたというのに
115円前頭をウロウロ、120円を目指すことができないとなると、、、、

3・米ISM非製造業指数、1月は59.9に低下 11カ月ぶり低水準
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-services-idJPL4N2UE2QM?il=0
オミクロンの影響です。

昨日発表のADP雇用指数も悪かったので
明日の雇用統計も弱いかもしれません。
市場は平均時給に注目しています、ここが強ければタカ派色が強まると
考えられますが、数字の程度によるかな。

欧州、英国の中央銀行がタカ派色を強めていることで
フランス、イタリア、ドイツ、英国の金利が急上昇しています。

※2年国債利回り

※10年債利回り


今週の【ひろこのウィークリーゴールド】
Seahawk代表 成田博之さんにゴールドの内部要因分析いただきました。

<横ばいの金相場ー個人投資家が参入か?>
『COTレポート分析からのトレード戦略』
https://youtu.be/rX4VHtmKQZM
◆NY金先物のCOTレポート分析
◆為替市場の影響

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter



いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社