2022年2月14日月曜日

 油断したぁ~金曜NYクローズ近くにリスクオフ。
トリガーはロシア、ウクライナ有事リスク緊迫化なのか
緊急利上げ観測が広まったことなのか、、、その両方かもしれません💦
先週大きく利が乗ったポジションが消滅。
リスクが高い時には「利食い千人力」ですね、
トレンドが醸成できるなどと期待してはいけないと思い知らされました。

1・ウクライナ情勢緊迫、来週にも軍事侵攻?
2・FRB、緊急利上げの噂広がる
3・有事警戒から原油一段高へ
---------------------------------------------------------------
ロシアのウクライナ侵攻、五輪期間中にも起きる恐れ-サリバン氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-11/R75ML9T0G1KW01

ロシアのウクライナ侵攻、大使館退避が妥当なほど切迫=米国務長官
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-blinken-idJPKBN2KI03O?il=0

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が
ロシアが今すぐにでもウクライナに侵攻する可能性があると警告したことで
米株が売られ、米債や日本円など安全資産へと
資金回避の動きが見られたとの指摘。
米株は急反落。

※米主要株価インデックス一覧 チャート形状悪いよね。。

※米10年債利回り急低下  利回り低下は債券買いということ

※ドル円クロス円一覧 15分足 AM3︙30頃から急落しています

その後12日土曜にバイデン大統領とプーチン大統領が電話協議。
緊張の緩和につながる成果はなかった模様。

米ロ首脳が電話協議 バイデン氏「侵攻なら厳しい代償」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN124Q00S2A210C2000000/

ただ、ロシア側としては米国が扇動しているとしており
米国側もこの危機を利用している側面もあるようにも見えます。
武器商人のビジネス、インフレへの不満をそらす対外強硬姿勢、、、。
ということで、どうせ政治的駆け引きなんだろう~と楽観的になったのが先週。

しかし落とし所が見えないので、パフォーマンスだけで終わるかどうかは
わからないわけで、、、週末リスクを考慮して利益が出たポジションは
金曜のどこかの時点で手仕舞っておくべきでした(泣)

報道では今週にも侵攻がある可能性が高まっているとも。
水曜の線が強いとか?事前にそのような観測が広まればその線は薄れたと
考えていいと思いますが、
どちらにせよヘッドラインリスクが高まっていることから
ボラの急上昇に備えるポジションニングが求められますね。

※VIX指数 まだリスクオフ全開という感じでもないですが、、、


2・米国緊急利上げの憶測広がる

発端はセントルイス連銀総裁ブラード氏の発言のようです。

ブラード総裁、大幅利上げを支持-7月1日までに合計1ポイント
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-10/R73O5OT1UM0W01
・7月1日までに合計1ポイントの政策金利引き上げを支持
・2000年以来となる0.5%の利上げ支持
・定例会合以外での行動をある時点で検討する可能性

FOMCは今すぐ臨時会合を開き、QE終了を-サマーズ元財務長官

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-11/R75LWBT0G1KX01?srnd=cojp-v2
サマーズとはいえ当事者でない方が何を言っても驚かないでほしいのですね・・・

ゼロヘッジによる緊急利下げ観測記事がこちら
Whispers Of An Emergency Fed Rate Hike As Soon As Tomorrow
~早ければ明日にもFRBの緊急利上げが囁かれている
https://www.zerohedge.com/markets/whispers-emergency-fed-rate-hike-soon-tomorrow 2/11(金曜)

その後、週明け2/14月曜にブラードさんがCNBCに出演し
行き過ぎた憶測について火消しするとの観測も報じられているようですが、
そうでなくても2/11(金)にFRBから債券買いオペスケジュールが
予定通り発表されています。
2/15~3/9までの買入スケジュールに変更がなかったことから
緊急利上げの可能性はないでしょう。
(利上げ前にはQEの完了が必要)

リーマンショックなど信用リスクが発生しているなら話は別ですが
(その場合は緊急利下げや流動性供給ね)
インフレ抑制を目的に緊急利上げなんてことはあるはずもないと思うのですが
それでも噂で市場がうろたえたことは事実。

現実に株安、クロス円安、債券買いが加速しちゃいましたので
それだけ今のマーケットって、インフレ率の割には金利が低すぎるという
違和感で脆弱であるということなのかもしれませんね。

週明け相場は、逆に急落した分の買い戻しがあるかもしれません。
だからといって強気相場に転換したわけではないのでご注意。

3・WTI原油中心限月94.66ドル、直近高値更新

ウクライナ有事でロシアへの制裁リスクが警戒されています。
欧州はロシアへのエネルギー依存が大きいのよね。。。

とにもかくにも、先週FRBの緊急利上げの思惑が広がったのは
米国のインフレ率上昇のせい。

今週は米生産者物価指数や小売売上高等の数字に注目ですね。

ポジション全消滅!!
ユーロ円131.98円L
ユーロドル1.14285ドドルL
豪ドル円82.89円L
豪ドルドル0.7158ドルL
ドル円115.37円L  すべてコスト付近に引き上げた逆指値HIT

土曜起きてみたらポジション消滅していました(;´д`)トホホ…
損失ではないにしても、日銀指値オペなどでクロス円は
かなりの利益になっていたことを考えると
逆指値水準をさらに引き上げておかなかったことが悔やまれてなりません。

しかし、冷静にみるとクロス円、キウイや豪ドル、カナダ、ポンドなどは
去年の高値からのレジスタンスラインでガッチリ上値を押さえつけられた格好。
ドル円、ユーロ円はひょっとしたら押し目と考えていいのかもしれません。

※ドル円クロス円 日足

今週はキウイの戻り売りとユーロが買える局面がないか好機を伺おうかと
思案中。マーケットのセンチメント次第ですが・・・・

今週の予定

■2/14(月)
・ラガルドECB総裁、講演
・ショルツ独首相、ゼレンスキー・ウクライナ大統領、会談

■15(火)
・日本 10-12月期 GDP 速報値(8:50) 予想+6.0%、前期▲3.6%
・独・ユーロ圏 2月 ZEW 景況感指数(19:00)
・米 2月 NY 連銀製造業景気指数(22:30)予想12.0、前月▲0.7
・米 1月生産者物価(22:30) 予想+8.9%、前月+9.7%
・米上院銀行委員会はパウエル FRB 議長などFRB首脳人事の承認に向けた採決

■16(水)
・日本12月第三次産業活動指数(13:30)
・日本1月首都圏新規マンション発売(14:00)
・中国 1月生産者物価(10:30)
・中国 1月消費者物価(10:30)
・米 1月小売売上高(22:30)予想+1.8%、前月▲1.9%
・米 1月輸出入物価(22:30)
・米 1月鉱工業生産(23:15)予想+0.4%、前月▲0.1%
      設備稼働率 予想76.8%、前月76.5%
・米1月 住宅着工件数 予想1,700千戸、前月1,702千戸
・米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 予想20.0、前月23.2
・1月 25・26日開催の FOMC 議事録(17日 4:00)

■17(木)
・日本1月貿易統計(8:50)予想▲1兆6,140億円の赤字、前月▲5,820億円の赤字
・日本12月機械受注(8:50)
・米フィラデルフィア連銀景況指数(2月)
・セントルイス連銀総裁、講演
・G20財務相・中央銀行総裁会議(〜18日インドネシア)
・米 1月住宅着工件数

■18(金)
・日本1月消費者物価(8:30)予想+0.6%、前月+0.8%、コア予想▲1.0%、前月▲0.7%
・米 1月中古住宅販売件数(19日 0:00)
・英小売売上高(1月)
・ウォラーFRB理事、講演
・クリーブランド連銀総裁、講演
・シカゴ連銀総裁、講演
・米連邦政府つなぎ予算の期限

https://youtu.be/3NpYjlabTCI
◆MetaとゴールドETFの時価総額
◆近年の巨大ハイテク株の急落日とゴールド ほか
日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ





※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社