1・ドル円126円台へ、2015年黒田ライン超え
2・NZ0.5%大幅利上げもNZドルは下落
3・カナダ0.5%利上げ、素直にカナダ買いに
4・英インフレ加速でポンド強含み
5・米ヘンリーハブ天然ガス先物2008年来の高値へ
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1■黒田総裁が信託大会で
「現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける」と発言。
これで改めて金融緩和の継続が意識された、と解説されていますが
要は、これをきっかけにアルゴかなんかが動いて
2015年の125.85円から上に置かれたストップロスを巻き込んで
踏み上げのような動きが演出された、ってことじゃないかと思います。
125.85円から上には
外国銀行経由の円売り・ドル買い注文が並んでいた、との指摘もありますが
黒田シーリングを超えて4/13、126円30銭台まで円安が進みました。
今日の126円はドル買いではなく、
円売りによって示現したといっていいでしょう。
※米国債利回り一覧
ドル円、昨日手仕舞ちゃったので持ってなかった・・・
そしてユーロ円135.95円ショートはコストで消滅です(T_T)
2■NZ中銀は4会合連続で利上げを決定。1.0 → 1.5%へ
「雇用は持続可能な最大限の水準を上回る」
「インフレは目標を上回っている」
「金利さらに引き上げる必要」
市場予想が0.25%利上げが大勢でしたので、予想を上回るタカ派決定。
ところがNZドルは瞬間急伸するも続かず反落し始めた。
13日午前、金利発表直後にツイートしましたが、
NZって先進国では最も国債の利回りが高く、
金利先高感はすっかり市場に織り込まれてしまっているんですよね。
これだけ金利が高いのに、なぜかNZドルはあまり上がってこないんです。
主な輸出品は乳製品、このところの資源高の恩恵はあまりないのが実情。
NZの貿易収支は季節性もかなり強いのですが足下では
9ヶ月連続で赤字が続いており、慢性的な赤字体質になりつつある?
NZ貿易収支
金利だけではNZドルドルを買えない事情もありそうですね。
ということで、今日は金利発表後の値動きを見て
NZドルを0.6871ドル
NZ円を86.32円で売り参戦しています。
3■カナダ中銀(BOC)0.5%利上げで政策金利1.0%へ
「4/25に国債購入停止、再投資を終了で量的金融引締めを開始」
「向こう2年で保有国債の40%を放出」
「追加利上げが必要」
「中立金利への上昇を見込む(中立金利2~3%)」
「金利が中立金利を上回る必要がある可能性も」
・2022年のインフレ見通しを5.3%に大幅上方修正。
・インフレは2022年上期に平均6%見込む。
・インフレは2023年に2.5%、2024年に2%目標に戻る。
カナダロングも面白いかなぁ・・・。
※カナダ円
4■英消費者物価指数(3月)前年同月比+7.0% 予想+6.7% 前回+6.2%
前月比+1.1% 予想+0.8% 前回+0.8%
コア・前年比+5.7% 予想+5.3% 前回+5.2%
英中銀は次回5月の金融政策委員会(MPC)で
政策金利をさらに0.25%引き上げ、1.0%とするとの見方を強める内容。
アノマリーから4月ってポンドが強い傾向があることもあって
ここからはポンドロングを狙いたいと考えています。
5■天然ガス(米国ヘンリーハブ先物)2008年来の高値へ
欧州はロシア産ガスの輸入も減らす方針。
米国は欧州向けのLNG輸出を増やしています。
※LNGは液化天然ガス。天然ガスを液化して
タンカーで欧州に輸出しているんですね。
また米北東部の気温が例年より低かったことで暖房需要も増加、
国内需要も旺盛だったことも天然ガス相場を押し上げたようです。
米エネルギー情報局(EIA)がまとめた米国のガス在庫は
過去5年平均より約17%低い水準。エネルギー高は長期化しそうです。
今週のひろこのウィークリーゴールドは小菅努氏
<グローバル化の終焉がもたらすインフレリスク>
『分断する世界が金価格を押し上げる』
https://youtu.be/fJ94PpYO_m4◆3月消費者物価指数を受けて
◆3月食料価格指数が過去最高を更新した意味
そしてひろこのスペシャリストに聞く!は
株式アナリスト鈴木一之氏による「スズカズ注目銘柄」
<2022年上期の株式市場と有望テーマ>
『スズカズ注目の銘柄はこれだ!』
https://youtu.be/h0m6gonfFeM◎フリーCF利回りの高い銘柄
◎注目銘柄:プライム市場
◎注目銘柄:グロース市場
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