1・米CPI、3月は前年比8.5%上昇も「コア指数」鈍化
2・独、成長率予想大幅下方修正
3・中国当局、株式テコ入れに動くも・・・
---------------------------------------------------
1・注目の米CPI3月は+8.5%もコア指数鈍化でピークアウト期待も
・3月消費者物価指数:前年比+8.5%(予想:+8.4%、2月:+7.9%)
前月比+1.2%(予想:+1.2%、2月:+0.8%)
~2005年9月以降17年ぶり最大
・3月消費者物価コア指数:前年比+6.5%(予想:+6.6%、2月:+6.4%)
~82年8月以降40年ぶり最大の伸び
前月比+0.3%(予想:+0.5%、2月:+0.5%)
~昨年9月来で最低
☆コアCPIは前月比+0.3%と、予想外に2月+0.5%から鈍化・昨年9月来で最低
CPI+8.5%ですから前月+7.9%から大きくインフレ加速しているのですが
もともと+8.4%の予想でしたので、ここまでのマーケットには織り込み済みの結果。
これまでの金利上昇どドル高は、このCPIめがけて資金が入っていた側面もあるでしょう。
ですから、予想通りのCPIより、予想に満たなかったコア指数のほうに
金利が敏感に反応しています。今夜は金利が軒並み低下。
※米国債利回り一覧
金利低下を好感して
一時米株が買われていたのですが、上値はやっぱり重いよね。
※米主要株価インデックス一覧
このところのドル円上昇(円安)にも反応しなくなっていた日本株。
日経平均は3月の反発上昇過程で3つの大きな窓を開けていましたが
4月に入ってから2つも窓埋めしています。
最初の窓まで埋めに行くようだと、
3月後半からの反発のほとんどを削ってしまうことに。
円安にも反応が鈍かった日本株市場ですので
円高が来れば、やパリ下落してしまうのではないかと警戒しています。
インフレ、景気への対策として追加経済対策が求められる局面ですが
どうも政府の動きは鈍く(時間軸もその内容も)
円安という為替のサポート要因以外で日本株を買う材料がないんです。。。
※日経平均
そして金利上昇が止まれば、ここまで勢いよく上昇してきたドル円が
トップアウトする可能性も出てきます。
CPI受けて、ドル円が一時急落。
反発したところを見計らってドル円ロングを手仕舞いました。
ドル円123.15円L → 125.16円で手仕舞い
クロス円も連れやすとなるリスクが。
ユーロ円 135.44円L → 136.03円手仕舞い
ドル安気味なので豪ドルガ反発してきましたので
一旦豪ドルショートを買い戻しました。
豪ドルドル0.7522ドルショート → 0.7470ドルで買い戻し
2・独主要経済研究所、今年の成長率予想を2.7%に下方修正へ=関係筋
https://jp.reuters.com/article/germany-economy-idJPKCN2M41A8?
22年の成長率見通しを4.8%から2.7%に下方修正
木曜のECBを前にユーロが軟化しています。
※ユーロドル日足
※ユーロ円日足
ユーロ円135.95円で売り参戦、ECB前なので軽めに短期狙い。
3・中国当局が2021年7月以来、国産オンラインゲームを認可
米上場の中国ゲーム関連銘柄が上昇、ライセンス発行の凍結解除を好感
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-11/RA6YS3DWLU6S01
中国当局による株式市場のテコ入れですね。
ゲーム関連株に買いが入るなどして、上海総合が反発。
また上海A株市場の乱高下を防ぐため、
一部ファンドに「窓口指導」を行ったとも報じられています。
要するに株を売るな、ということのようです。
ん~市場原理に反しているよね。
そもそもは、共同富裕スローガンによる規制、取締リに加え
ゼロコロナ政策の徹底による都市封鎖の影響で中国景気が減速しているわけで
ここをなんとかしない限りは本格的な中国株上昇は見込めないと思います。
日中のつぶやきはこちらで
☞ひろこのTwitter
いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ