2022年4月12日火曜日

 1・ドル円125.77円まで上昇、2015年黒田ライン超え目前に
2・米長期金利2.78%まで上昇、全年限で金利上昇基調続く
3・中国は緩和観測で金利低下、米中長期金利逆転へ~12年ぶり
4・独長期金利も上昇、2015年来の水準へ
5・原油軟調、中国景気停滞で需要減懸念か
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1・ドル円一段高で黒田ライン目指す展開

2015年6月高値は125.85円。
さて、ここをスルッと抜けるのか?
今日11日は東京時間でも米金利上昇続いていた他、
今日も黒田総裁が支店長会議で必要とあれば躊躇なく追加緩和を行う、
と発言したこともあって、日米金利差拡大トレンドが継続中。

ドル円123.15円L継続です。

2・米金利上昇続く
5月6月0.5%の利上げ実施を織り込む動きですが
一部には0.75%の利上げ観測も出始めたようで・・・(゚ロ゚)w

今週は14日木曜に米3月CPI消費者物価指数が発表になりますが
ここで8%台超えの可能性を想定した動きも出ているか。

ひとまず今週14日のCPIまでが短期トレードのターゲットでしょう。
数字確認で材料出尽くしで利食い優勢となるか、更に加速するか。

この金利上昇で今夜のナスダック総合は窓を開けての急落。

そしてハイイールド債市場も崩れてきました。
ここが崩れてくる時ってリスクオフでしょ。
先行して動きますので、さらなる株価下落に備えたい局面かも。

3・米中の10年債利回り逆転、12年ぶり-金融政策方向が正反対
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-11/RA5LR2DWRGG101
・中国人民銀は今週、景気下支えでMLF金利引き下げるとの見方有力

中国に金融緩和観測、来週にも利下げとの見方広がる-景気下支え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-07/R9YI05T0G1KW01

世界が緩和縮小~利上げに向かおうという時に(日銀除く)
中国は今週にも金融緩和に動く、というのですから
中国が如何に景気が良くないかが伺えます。
共同富裕にゼロコロナ政策の徹底ですものね・・・・

というわけで、これまで高金利が魅力であった中国国債ですが
利回りがジリジリ低下、
とうとう米国長期債利回りと中国長期債利回り逆転しました。

12年ぶり、ということは2010年来、
つまりリーマンショック後の混乱期来の事象というわけね。

もちろん、あまり良いことではありません。
※主要国長期債利回り比較 

4・ドイツ債利回り上昇、2015年以来の高水準-ECBがタカ派旋回と予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-11/RA6DPZDWRGG101

ECBに利上げ必要性で共通認識、時期やペース協議か-14日の政策委
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-11/RA5Q10DWX2PS01?srnd=cojp-v2

狙っていたユーロ円。
今朝、窓開けで高寄りしたユーロ円の押し目を狙って買い参戦。
ユーロ円135.44円L 

木曜のECB理事会に向けてポジション育てる意向ですが
コストには逆指値をおいておきます。

5・NY原油先物が98ドル割れ、中国の新型コロナ感染拡大で需要懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-10/RA5DASDWLU6801

↑この早朝の記事では98ドル割れになってますが、
 今日結局92ドル台まで下げてます。ボラティリティ高いですね。
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