2022年4月6日水曜日

 1・FRB,5月にQT(バランスシート手記症)開始へ
2・黒田日銀総裁発言で一時円買い優勢となる局面
3・RBA(豪中銀)声明から「忍耐強く」消滅で豪ドル上昇へ
---------------------------------------------------------
1・ブレイナード理事、5月にもバランスシートを急速に縮小開始へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-05/R9VDXNT1UM0X01?srnd=cojp-v2
・インフレ圧力を低下させる取り組みが「最優先」
・バランスシートの縮小を来月にも開始する意向

明日6日に3月のFOMC議事録が発表されますが、この中で
3月の会合でかなり具体的なQTの議論が行われていたことが確認され
マーケットが5~6月のQT開始を織り込みに行く可能性がある、と
先般金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏とのセミナーでお伺いしたのですが
この議事録が出る前に、あの超ハト派で知られるブレーナード氏の発言で
QT5月開始を織り込む格好となりました。

QT=バランスシート縮小は、要はばら撒いた資金の回収です。
一段の金融引締策着手ということですね。
5月FOMCでは0.5%の利上げとともにQT着手となる可能性が示され
ドル金利が大きく上昇しています。

※米国債券利回り一覧


※通貨インデックス一覧 ドルが再び騰勢を強めています。
米株全面安ですが特に半導体SOX指数、ダウ輸送株の下落が大きいですね。

※米国主要株価インデックス一覧
しかしこれだけ急ピッチで金利が上昇しイールドのフラットニングが進み
QT開始まで織り込みが始まっている割には株価はまだ
しっかりしているようにも見えます。
インフレ率をみるに、利上げだけではなく早晩QT開始もあることは
ある程度マーケットは予期していた、ということなのでしょうか。

これを材料に今すぐ株を売る、というのは得策ではなさそうなムード。
株が本格的に崩れるのはまた別の材料が出てきてからでしょう。
それは市場が予期せぬ材料だと思います。

金利と為替は素直に反応していますので
短中期はドルロングでいいのかな。
ちょっと出遅れましたが、123.15円でドル円ロング参戦。
125円までくれば一旦手仕舞う短期ポジションで。

今日は東京時間、ドル円が一時急落する局面がありました。
ここで昨日から狙っていたカナダ円をロングしています。

2・今回の為替相場の変動は「やや急」、引き続き注視-黒田日銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-05/R9SUE4T0G1KY01
・為替変動やや急との黒田総裁発言で一時円買い優勢

衆院財務金融委員会での黒田総裁発言。
3月だけの1ヶ月で10円も円安が進めば多方面から圧力もあるでしょう、
スピードが早いと感じる、とコメント。
これに反応した為替市場ですが、
黒田日銀の基本スタンスは変わっていないのですから
こうした反応は一時的なものとなるはず、、ということで
カナダ円を98.17円でロングしました。

3・豪中銀、「忍耐強い」が声明から消える-タカ派シグナルの可能性
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-05/R9UNA6DWRGG301
・過去最低の0.10%に据え置き決定
・声明文、2021年11月以来毎回使われていた「忍耐強い」が消える

豪ドルも買えばよかったかな。。。

声明文から夏の利上げ織り込みが進んでいます。
まあ、あまりよくばりすぎないことですね。

ユーロドル1.1024ドルショートは継続です。
日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社