1・米0.75%利上げの可能性排除せず?インフレ抑制が最優先
2・中国ロックダウンの影響
3・日本企業の為替見通し
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1・米0.75%利上げの可能性排除せず?インフレ抑制が最優先
バイデン大統領が政権の最優先事項はインフレ抑制だと改めて表明。
インフレ抑制、米政権の最優先課題 FRBは責務果たす=バイデン氏
https://jp.reuters.com/article/usa-biden-inflation-idJPL3N2X23NB?il=0
米経済、インフレ抑制で混乱も 75bp利上げ永久に排除せず=クリーブランド連銀総裁
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-mester-bloomberg-idJPKCN2MW1RU?il=0
また、要人らの発言から0.75%利上げの可能性は完全に排除されていないことが
伺えます。多少の株の下落は想定した上でインフレ抑制のためには
手綱を緩めることなく金融引締めが続けられるものと思います。
というわけで、ドル高継続。
今夜は米金利は軟化していますが
株から抜けた資金が債権に向かうケースもあるでしょう。
2・中国ロックダウンの影響
◆4月の中国新車販売、トヨタ3割減 都市封鎖の影響で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM095H40Z00C22A5000000/
トヨタ自動車▼30.7%
ホンダ▼36.3%
日産自動車▼46% 全体で4割減程度になる可能性
◆トヨタ、国内8工場で5月に最長6日間停止 上海の都市封鎖で部品遅延
https://jp.reuters.com/article/toyota-production-idJPKCN2MW111
5月の世界生産台数はこれまで75万台程度としていたが、
今回の停止の影響で70万台程度となる見込み
◆米テスラ上海工場が再び生産停止、供給問題で=関係筋
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-tesla-idJPKCN2MW04P
3月下旬から22日間操業を停止し、4月19日に生産を一部再開。
わずか3週間での再停止
上海港、都市封鎖で待機船最大120隻
コンテナ正常化遠く 解除後、各地で混雑懸念
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60561760W2A500C2EA5000/
バルチック海運指数は上昇基調に。
米金融引締めの影響だけではなく
中国の景気停滞がもたらすマクロ金融への影響も甚大です。
しばらく株は買えませんね。
3・企業、円安長期化見込まず 為替想定120円以下が8割
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC273FK0X20C22A4000000/
・NECは110円、富士通やデンソーは115円想定
日本の輸出企業の為替見通しは保守的。
円安は長くは続かないと見ているところが多い、と言うか8割の企業も。
市場関係者らの声としては140~150円がターゲットとなりつつある印象。
保守的に見積もっていたほうが後々増益要因として効いてくるので
一見悪いことじゃなさそうですが、
長期視点でみてみますと
どうしても長く続いた円高不況警戒から脱却できないでいるとすると、
仮に今回の円安が構造の大転換だとするならば
製造業拠点の国内回帰など、円安を最大限に享受できる環境造りへの転換も
遅れるのだろうとも思います。
それだけ日本は長いこと円高に苦しめられてきたということなんだと思いますが
ロシアや中国などとの貿易、サプライチェーンの再構築が急務となる中、
世界はデフレ体質から大転換している可能性が大きいわけで
円安時代の利益の最大化にいち早く動ける企業が勝ち組となるように思います。
資材高で円安が困る、という側面もあろうかとは思いますが・・・。
輸入企業は130円想定が目立ったようです。
ポジションですが、豪ドルドル、キウイドルショートに加えて
ドルカナダロングを作りました。
ドル買い、カナダ売です。
コスト1.2980ドル
上記理由から いよいよ資源価格上昇も一服し始めたようで
CRBインデックスも5月は大きな陰線になりそう。
テクニカルにもレンジブレイク、大相場発展期待。
※ドルカナダ日足
豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート
ドルカナダ 1.2980ドルロング
ポンドドル 1.2448ドルショートは 1.2351ドルで買い戻し。
ポジション増やしすぎなのでポンドは一旦手仕舞いました。
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