2022年5月31日火曜日

 1・日本株堅調、米インフレ鈍化、中国経済再開期待
2・ドル安、そして円安基調再開?
3・1日(水)カナダ政策金利引上げ、原油高でカナダドル注目
----------------------------------------------------------------
メモリアルデーで今夜の米国市場は休場ですが
先週末に向けて米国株市場は週間ベースで2020年以来の大幅上昇。
PCEデフレータなどの指標でインフレ鈍化を好感したと解説されていますが
米株市場はベアマーケットラリー(下落相場の戻り局面)かと思っています。

しかし、日本株市場はこれまで米株のように史上最高値を更新するような
強さがなかった分、下値は限定的であることと
円安メリットが効いてくるだろうということもあって
強気でみていいのではないかと思っています。

1・週明け30日(月)の日本株市場は全般堅調推移。
マザーズ指数までもが力強い上昇をみせました。
やはり5月安値がベアトラップとなり底入れしたか?

日経平均 27369.43(+587.75)
TOPIX    1922.44(+35.14)
マザーズ   677.26(+32.15)


中国・上海市当局が29日、6/1から
多くの規制を解除する方針を発表したことも支えとなりました。

6月1日にロックダウンを実質的に解除 上海市当局が発表
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5f5200d864bd61832a4453baba8ac09127409c8

ゼロコロナ政策は中国国内での反発も大きく
習近平氏の3期目が危うくなりそうだという報道もちらほらで始めており、
ゼロコロナ徹底により感染が抑え込めているわけではないのに
解除の方向に舵を切らざるをえないのでは?という指摘もあるようですが
ともかく景気テコ入れ策もマーケットには好感されているようです。
なにやら色々不穏な報道もあるのですが、、、

中国 地方銀行で8000億円預金引き出せず 抗議殺到 40万人に影響か
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000255990.html

2・ドル安基調続く~円売り再開?クロス円上昇強める

DXYドルインデックスは下落基調
ドル安なのですが、今日、ドル円は上昇しています。
つまりドル円ではドル高円安。
つまり、円売り圧力が強く、ドルよりも弱かったということ。
クロス円が軒並み強く(円売り)これに引っ張られたと見えます。
クロス円上昇はリスクテイク相場だからなのでしょうか・・・?

通貨インデックス一覧
ドル円ショートはまだ粘っています・・・
あまりに円売り基調が強いようなら利食えるうちに買い戻しますが、、、
ユーロドルロングはいい感じに育ってきています。継続。

3・1日(水)BOCカナダ金融政策

カナダは3月と4月、2会合連続で利上げを実施しています。
3月0.25%
4月0.5% ➡ 現在1.0%

4/25~QT(バランスシート縮小)も開始しています。

今回6/1会合でも 0.5% 利上げが見込まれています。
市場は現在10月までの連続利上げを織り込んでいいます。
7月0.5% 9月・10月が0.25%づつの利上げで10月には2.5%まで
金利が引き上げられることが織り込まれています。
12月の会合で乗り上げがあるかどうかで見方が分かれていると言った状況。

ですから足下では利上げを材料にカナダ買いというのも
材料としては弱いんですが、ポイントは足下ではドルが弱いということ。
これまで2会合連続で利上げしても反応が鈍かったのは
ドルが圧倒的に強かったからに他なりません。
そのドルに調整が入っているということは、意外と素直にカナダ買いが
ワークするかもしれません。

産油国でもあるカナダ。足下では原油高も支援材料ですね。

WTI原油日足

ということで1.27044ドルでドルカナダショート参戦。
(カナダ買いドル売りです)

クロス円でカナダ買いでもいいかもしれませんが
ドル円ショートしているのでう~ん、、、という感じ。

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ


※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社