2022年6月1日水曜日

 再び金利が上がってきました。
欧州のインフレ、そして原油高などが背景か。

1・ユーロ圏インフレ率8.1%過去最高
2・原油一段高、EUロシア産原油一部禁輸合意
3・米欧金利再上昇で金利差拡大、円安再開か
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1・ユーロ圏インフレ率、5月は過去最高8.1%-利上げペースに注目
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQT6CT0G1N101?srnd=cojp-v2

ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP)前年比8.1%
                 予想 7.8% 前回 7.5%
                
コア・前年比 3.8% 予想 3.6% 前回 3.5%
   前月比 0.8% 予想 0.7% 前回 0.6%


欧州のインフレがさらに上昇。
ECBの利上げ幅が大きくなるのでは?という思惑が強まりますね。

ECBのカジミール氏、0.5ポイント利上げの議論も排除せず-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQYR2T0AFB701?srnd=cojp-v2
・7月に25bp利上げし、9月に50bp利上げがあり得ると想定している

Twitterで参考にさせていただいている 
Big Daddyさん(@BigggDadyy)のツイート
https://twitter.com/BigggDadyy/status/1531410720515977216

なるほど。
欧州金利上昇と原油高で米金利も上がるという考え方もできるわけね。

原油はというと
2・EU首脳、ロシア産原油の一部禁輸で合意-対ロ制裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-30/RCPTUTT0G1KW01
ロシアから海上経由で加盟国に輸送される原油・石油製品の購入禁止
パイプライン経由の原油は一時的な適用除外、制裁第6弾に道開く

EUがロシア産原油の禁輸で合意した報道が原油一段高のトリガーと
なったようです。

※WTI原油 NY時間、値を削っていますが、基調は上昇
OPECプラスは欧米の増産要請にはつれない態度。

OPECプラス、従来通りの供給計画を維持する公算大-参加国代表ら
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQZ0AT0G1L201
・7月分は日量43万バレルの引き上げ(従来計画通り)
・OPECプラス諸国の大半は増産に苦慮

エネルギー高はインフレを長期化させる=金利高要因というわけです。

3・欧米金利再上昇で、円安再開か


先進国の長期金利


ユーロ圏は8.1%のインフレの数字がでてきたこともあって上昇。
明日の会合で利上げが見込まれるカナダはじめオセアニアの金利も、
そして米金利も上昇してきました。

日本の金利は、日銀が0.25%から上には上がらないように
YCC政策で釘打ちしています。
日本と諸外国との金利差拡大が再び始まったということで
ドル円、クロス円が大きく上昇。

※ドル円、クロス円

これはドル円ショート粘るのは辛い展開・・・

ということでドル円130.38円S ➡ 127.64円買い戻し 手仕舞いました。

産油国通貨ということと明日の利上げ、チャート形状から
カナダ円を101.03円で買い参戦。

ユーロドル 1.05843ドルL
ドルカナダ1.27044ドルS は継続。

NOTE
◆PB黒字化の目標年度明記せず、マクロ政策の制約懸念-骨太原案
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQ8ANT0G1KW01

岸田政権の骨太方針原案が出てきましたがこれは良いニュース!!!

・25年度としてきた基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化の目標時期を削除。
 目標を「堅持する」との文言も外れた。
・「経済あっての財政であり、現行の目標年度により、
 状況に応じたマクロ経済政策の選択肢がゆがめられてはならない」

その通りです!岸田政権、悪くないかも。
これまで日本は財政健全化が優先されコロナ禍でも
機動的財政政策が打てず日本の経済は停滞したままです。
この旗を一時的にでも降ろすと決めたことは大きな変化。
増税もない、ということかと思われ、
外国人投資家らも日本株への評価を改め買いやすくなると思われます。

と思って喜んでいたら、、、、メディアによって報じられ方が異なります。

◆骨太の方針原案「基礎的財政収支」黒字化目標維持も 検証明記
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220531/k10013652071000.html
2025年度に黒字化する目標を維持する方針を盛り込む一方、
状況に応じ必要な検証を行っていく

時間軸でみるとNHK報道のほうが新しいということは、、、トホホ。

◆ムーディーズ:ソフトバンクGの格付け見通しをネガティブに変更
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQMK3T1UM0Z01
~日経平均寄与度が大きい銘柄ですのでインデックスにもネガティブ。


◆米20都市住宅価格指数、前年比21.2%上昇-4カ月連続で伸び加速
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCR04PT1UM0W01
~インフレはなかなか収まらない?!

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
元証券ディーラーのたけぞうさん。
<長期で期待できる日本株銘柄は・・>
『日本株優位の時代到来?!』
https://youtu.be/urxgalr8P18
◎日米パートシップ
◎半導体戦略
◎原子力サプライヤの戦略
ここからは日本株優位の時代?
たけぞうさんが注目したのは日米首脳会談。
日米パートナーシップから見えてくる米国の方針転換と
日米連携銘柄を解説いただきました。ぜひ!!

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