1・米金利上昇止まらず、ドル独歩高
2・日銀に挑むヘッジファンドJGBショート
3・崩壊した暗号資産市場
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1・ドル金利上昇止まりません。
10年債利回りは3.4%台ヘ、短期ゾーンの急上昇すごいですね💦
※米国債利回り一覧 こんな急上昇見たことないわ(*_*)
との観測が強まっています。
米、0.75%の利上げ検討 物価高騰に対処、為替影響も
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f70c1aa7b97ea2e0850504c8f5742878e87984
これじゃリスク資産が売られるわけです。。。
今夜も米株は下落中。
金利が引っ張る形でドル全面高。
※通貨インデックス一覧
あすのFOMCで出尽くしでドル高が一服するのか、
それともドットチャートが予想よりタカ派化して更にドル高加速となるか。
なんとなく後者の予感・・・。
今夜は米生産者物価指数が発表されました。
5月も堅調な伸び示すしたことも、今夜の金利上昇を加速させています。
米生産者物価指数、5月も堅調な伸び示す-FRBへの圧力強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-14/RDGW6GT0AFB401
ポジション全て継続です。
2・日銀が屈するまで日本国債をショート-ヘッジファンドのブルーベイ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-14/RDGAZVT0G1L001?srnd=cojp-v2
昨年なんのアナウンスもなく豪州RBAのYCCが放棄されたことで
豪ドル金利が急騰したことが記憶に新しいですが、
日銀がYCCを撤回することがあるでしょうか?
米金利はじめ世界の金利が上昇していますので
日本の金利にも上昇圧力がかかるのは当然のことですが
あえて日銀にプレッシャーをかけようとする向きがでてくるとは。
日銀は現在のところYCC政策によって上昇する金利を抑え込んでいます。
しかし、ブルーベイなどHFの仕掛けによってこの2日金利は
ごらんのように上方にスパイクする局面が。
これを連日やるんでしょうか。
※日本長期国債利回り 上方スパイクするもひげに終わる(日銀が抑え込んでいる)
しかし、日銀はいくらでもお金が刷れますし
無制限購入を宣言していますので、ブルーベイに勝ち目はないと思うのですが
日銀の政策転換を催促する試みなんでしょうか・・・?
ブルーベイは数週間前に円が対ドルで130円付近に下落した時点で
日本国債のショートを開始、
金利が動く局面が到来すれば利食いに動くとのこと。
昨今の世界の金利上昇で日本の長期債利回りにも上昇圧力がかかっており
日銀が0・25%に抑え込む形で張り付いています。
それ以下に下がることはない、と考えれば
リスクが小さいながら
大きな利益を手にできる可能性がある妙味あるディール、
ということでもあります。
2016年にスイスフランショックというのがありましたが
スイス中銀が介入で1ユーロ=1.20フランというフロアを作り
スイスフラン高を阻止し続けていたのですが
ある日、それが決壊したことがありました。
SNBスイス中銀を信じてフロアをバックにフラン売り注文をおいていた向きが大損し、
介入フロアが決壊する方向にポジションを取った向きが勝ちました。
私、あの時決壊する方向に逆指値おいていて大勝ちしたんですよね。
あれはSNBが為替介入を突然放棄したことで起きたショックでした。
3900pipくらい動きましたから、ドル円換算で40円近く一気に動いた。
今回の日銀VSブルーベイはどうでしょう。
ブルーベイは決壊にかけているわけですが、、、
日銀が長期債の無制限購入を放棄すれば金利は急騰、
日本国債価格は急落します。さて。
今週は日銀の金融政策決定会合もありますので円金利動向も注目です。
3.ビットコインなど暗号資産市場の下落が止まりません。
そこで気になるのがこんな記事。
マイクロストラテジー株急落、ビットコイン関連損失10億ドルに接近
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-13/RDFQ5ST1UM0W01
マイクロストラテジー社のBTC 平均取得価格30700ドルだそうです。
損失10億ドルにも膨らんでいるとか。
テスラもBTCを購入して話題となったことがありましたね。
テスラ社のBTC平均取得価格31620ドル、マイクロストラテジーより高い。
テスラの時価総額にしめるBTC購入金額は微々たるものですのですが
テスラ社の経営を揺るがす話ではありませんが
BTCを購入した企業、ファンドなどは現在かなり苦しい展開。
※BTCUSD 点線はテスラの購入金額○はコロナショック時の急落。今から見れば大した下落ではなかった。
その後の金融緩和、財政出動などでばらまかれたマネーがこの市場に
大挙して押し寄せたであろうことが伺えます。
一時は安全資産としてゴールドに取って代わる存在のように
解説されることもありましたが、
現実は過剰流動性の申し子だったということです。
暗号資産市場の崩壊もマネー逆流の一因となっているものと思われ、
今回の株式市場の下落はまだまだ終わりそうにありません。
NOTE
豪中銀、2会合連続の0.5ポイント利上げへ-エコノミスト予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-14/RDGAZVT0G1L001?srnd=cojp-v2
それでも今は米ドル高、米国の利上げのほうがピッチが早い。
今日のひろこのスペシャリストに聞く!は必見です。
日本の借金が膨らみすぎているため増税も仕方ない、、、
と思っている方、動画をみて。
日本の過去2年の税収は過去最高を更新しているんですよ。。
そして思い切った財政出動もしていません。つまり~・・
日本病「4低」
低所得、低物価、低金利、低成長
何故30年も続いているのか。
マクロ安定化政策が如何に大切か。
<日本経済、今こそ重要な財政政策>
『「日本病」克服の処方箋』
http://youtu.be/dop_LFGIKYk
第一生命経済研究所 首席エコノミスト 永濱利廣氏に伺いました。
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