1・ドル円相場一時133円台タッチ
2・RBAと豪中銀、予想を上回る利上げ決定
3・世銀、今年の成長率予想また下方修正
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※ドル円月足 次のターゲットは2002年の135円との声が大勢
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD3J6IDWLU6C01
トレンドが形成されている相場ですので安易に逆張りで売るべからず、かな。
日銀の緩和継続スタンス強調も、円売り安心感につながっていると思われますが
今日発表された5月上中旬の貿易統計速報での赤字額増大も
心理的には円安バイアスを強めるものでした。
5月上中旬の貿易収支、2兆1739億円の赤字
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL03HGX_T00C22A6000000/
5月1~20日の貿易収支は2兆1739億円の赤字(前年同月は6963億円の赤字)
5月単月で2兆円の赤字ってなかなかの数字・・・。
輸出額 前年同期比 17.8%増 4兆1466億円
輸入額 前年同期比 49.9%増 6兆3205億円 輸入が50%近く増えています。
単純に原油および粗油、石炭、液化天然ガスの輸入が
影響しているんですよね。エネルギー価格が下がらなければ赤字拡大は続く?
しかもこの夏の電力不足も懸念されており政府は企業や国民に節電を要請。
原子力発電の再稼働などエネルギー政策の抜本的見直しがなければ
円安のトレンドは続きそうです。日銀のせいだけではありませんね。
円安の歯止めは「原発再稼働」(みずほ銀行・唐鎌氏)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB222WN0S2A520C2000000/
ただし、今夜米長期金利は上昇一服。
NY時間はドル金利上昇からのドル一段高という相場も一服中。
2・豪中銀、インフレ抑制で予想外の大幅利上げ-政策金利0.85%に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD3B9TDWX2Q101
市場コンセンサスは+0.4%利上げでしたが、それを上回る+0.5%の利上げ決定。
これで豪州政策金利は0.85%になりました。
大幅利上げとはいえ、まだ0.85%です。
声明
「インフレ率はさらに上昇し来年は2〜3%の範囲に戻ることが予想される」
「オーストラリア経済は回復力がある」
RBAは利上げに慎重でしたが急激にタカ派シフト中。
https://www.rba.gov.au/media-releases/2022/mr-22-14.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_content=media-release&utm_campaign=monetary-policy-decision-2022-june
豪政策金利推移 まだまだ歴史的に金利は低水準ですね。
RBAの予測モデルでの中立金利は2~3%の間
まだまだ利上げは始まったばかりです。
昨日のうちに豪ドル円を買っておいて正解でした。
先週カナダが利上げした際も、同様のパターンで
利上げ発表後もカナダ・ドル上昇が加速していましたね。
世界の株の再下落基調が強まる展開が来ない限りにおいては
豪ドルロングでいいと思っています。
株はリバウンドのフェーズにあると見ています。
ただし、8~9月以降にはまた下がりだすのでは。。。。
3・世銀、今年の成長率予想また下方修正-スタグフレーションの痛み警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD3F6EDWLU6S01
・22年の世界経済成長率予想 1月4.1%→4月3.2%→今回2.9%へと下方修正
・マルパス総裁は「多くの国にとってリセッション回避は難しいだろう」
世界景気はよくありません。スタグフレーションリスクも強まる中で
米株が底入れしたとは思えません。
今夜は米金利上昇一服で米株はしっかり。
ポジションは
豪ドル円94.13円L
カナダ円101.03円L
ドルカナダ1.27044ドルS 全て継続
NOTE
◆個人マネー、海外株に年8兆円 日本から「逃避」の気配
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB02BR70S2A600C2000000/
・投資信託を経由した海外株への投資額は2021年8兆3000億円
・日本株への投資額(280億円)の300倍近く
・22年1~4月の日本国内の株式投信による米国への資金流入は約1兆5000億円
・米国内の米国株投信への純流入額約2兆1000億円の7割に相当
・ランキング上位10本のうち米国株や米国株中心に運用する投信は6本。
(日本株中心の投信はゼロ)
日本株、日本人が買わなくなってしまったのね。
米国株のパフォーマンスが魅力であったことは確かですが
この先も同じように米株が強い時代が続くでしょうか?
私もここ数年、米国株投資を増やしてきましたが
高配当株以外の全てを手仕舞ってキャッシュ化しています。
今は日本株主体のポートフォリオです。
岸田政権の新しい資本主義はいただけませんが、
骨太の方針では基礎的財政収支の健全化の25年度達成目標や
分配型の政策を棚上げし、アベノミクス路線を継承した
成長重視路線になっているようですし、
なにより円安の効果を侮るべからず、と考えています。
「悪い円安」とメディアや野党が騒ぎ立てていることが懸念材料ですが
黒田日銀総裁は緩和路線を貫くスタンスを断固変えていません。
米株が大きく下げれば日本株も一緒に下る局面もあろうかと思いますが
そこではコツコツ日本株を拾って増やしていこうと考えています。
米グロースを再度買えるのはFRBが再び緩和政策に舵を切る時かな。
◆インフレのピークアウト間近の可能性-半導体と輸送、肥料に兆候
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD33Q4DWLU6801?srnd=cojp-v2
・半導体価格、コンテナ輸送のスポット運賃、北米の肥料価格
転換点がそれほど遠くない可能性を示す幾つかの兆候
米国の金融政策を占う米国のCPIが最も注目度が高い。
今週10日金曜の米消費者物価指数の発表には要注目です。
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