2022年6月7日火曜日

 米株が軟調でも日本株は底堅い展開が続きます。
今夜は更に金利上昇でドル円が年初来=20年ぶり高値を更新中。

1・上海正常化好感?ハンセン指数しっかり、日本株堅調
2・米金利はじめ先進国金利更に上昇でクロス円上昇続く
3・天然ガス(米ヘンリーハブ)一段高、インフレ高進懸念
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1・上海市、二つの国際空港を結ぶ鉄道路線が操業再開
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3b72777351f88c38f9943b4f0a9a7711146e00b

中国のゼロコロナ政策はイデオロギーであり再びロックダウン強化の
リスクが強いとの指摘がある中で、あまりに経済へのダメージが大きく、
民衆の不満も高まっていることから李克強派が力をつけ始めているという声も。

ともかく、今は上海のゼロコロナ政策は強化の方向ではなく緩和方向。
香港ハンセン指数も底値がためから上昇しそうな雰囲気。
(上海総合は政府コントロール色が強く参考にならない)


先週末の米国株が軟調だったにもかかわらず驟雨明け6日の日本株市場は
総じて堅調に推移しました。
日本政府内で観光需要喚起策「GoToトラベル」を
6月末-7月にも再開する案が浮上していると報じられたことも好感されたようで
空運や陸運といったアフターコロナ関連にも資金流入がみられました。

日本株には円安効果も効いているものと思われます。
その為替ですが、ドル円20年来高値を更新しました。

2・米金利はじめ先進国金利更に上昇でクロス円上昇続く

今週10日には米国の5月分の消費者物価指数(CPI)が発表になりますが
インフレはピークアウトしているのか、高止まりか、加速するか。
市場予想は4月と並ぶ+8.3%、これを上回るようなら金利上昇はさらに加速すると
米債ショート(金利上昇を見込むディール)が積み上がっているようです。

米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データでは、
レバレッジドファンドらの10年国債ポジションは5月末にネットショートと
なりました。これはネットショートになるのは2021年1月以来。
ヘッジファンドが10年物米国債をショート-利回り3%突破見込む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-06/RD1DCQDWRGG001

6月1日からQT(バランスシート縮小)も開始されており
債券市場の需給悪化懸念も債券売りを誘っているのではないかと考えられます。
つまりQTは利上げ効果を発揮する、ということね。

※米国債利回り一覧 すべての年限で金利上昇加速

そして金利上昇は米国だけではなく・・・・

※先進国10年債利回り一覧
そして、ここで日本の黒田日銀総裁の発言を確認しておきましょう。
今日6日都内の講演で「金融引き締めを行う状況には全くない」としています。

日銀 黒田総裁「金融引き締め 行う状況には全くない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220606/k10013660131000.html

日本の緩和は続く=金利は上がらない=他国との金利差拡大=円安ですね。

※ドル円、クロス円日足チャート 

ドル円相場は20年来高値を更新しました。

今日は豪ドル円ロング作っちゃいました💦
明日RBA、金融政策発表があるのですがそれを待てず。

豪ドル円94.13円ロング。
カナダ円101.03円LNG継続。
ドルカナダ1.27044ドルS継続

ユーロドル 1.05843ドルL → 1.0724ドルで手仕舞い

3・天然ガス(米ヘンリーハブ)一段高、インフレ高進懸念

今夜特に新しい材料が出たわけでは内容ですが。。。


金利上昇、天然ガス上昇と一見すると良くない状況にある動きですが、
今夜の米国株、意外としっかりなんですよ。
AM3:00時点
やはり相場は戻り局面。

なぜかBTCも強い。
暗号資産は典型的なリスク資産ですが、なにか材料があるんでしょうか?

中央アフリカ共和国:BTC法定通貨化に続き「鉱物資源のトークン化」を計画
https://bittimes.net/news/127037.html
こんなのが材料で上がる地合いでもなさそうですけどね。

NOTE

英与党・保守党、ジョンソン首相の信任投票を実施へ
https://www.bbc.com/japanese/video-61702543
流石に不信任とはならないとは思いますが、
ポンドに影響があるかどうかはよくわかりません・・・

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