1・主要国金利低下に転じる?!
2・英国インフレ率9.1%へ
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1・主要国の長期債利回り、低下に転じる
どういうことでしょうか。
利回り低下=債券価格上昇です。
つまり債券買いが入っている。
インフレ率から鑑みてこれら主要国の利上げは
まだまだ続くことが明らかですが、金利が上がらなくなってきた、
というのは利上げの先の景気後退を織り込み始めたのか?
それともただの踊り場なのか。
昨日21日火曜から米株は反発局面に入っており
今夜も株式市場は強いので、株から資金が抜けて債券に向かっている、
というようなリスクオフ時にみられる資金循環ではないのですが
金利上昇が収まっているというのは、コモディティ市況の下落をみて
インフレ高進が一服すると見ているということなのか。
※米国長期債利回り
米金利上昇一服は昨日のブログでも触れましたが
6月FOMCでボードメンバーらの金利見通しがほぼ揃ってきて
(3月まではドットチャートがバラバラでした)
年内3.4%までのFF金利利上げがコンセンサスとなり
これはすでに米2年債金利がこの域に達していることから
ほぼ年内利上げを債券市場は織り込んでしまっていることが背景かと思われます。
もちろんこの後のインフレ指標次第ではさらにFRBがタカ派化する可能性も
あるのですが、逆にインフレが落ち着いているようならこれ以上の金利上昇は
もうないだろう、と考える投資家も出てくるわけです。
今夜はパウエル議長の半期に1度の議会証言が注目でしたが
先週のFOMC後の会見で出てきた内容とほぼ変わらず新味はありませんでした。
FRB議長、継続的な利上げが必要-景気後退の「可能性」はある
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-22/RDVS6PT1UM2201?srnd=cojp-v2
上院銀行委員会で行った半期に一度の証言
「継続的な利上げは適切になるとわれわれは想定している」
「リセッション(景気後退)に陥る可能性があるのは間違いない」
「当局はリセッションを引き起こそうとはしていないし、
引き起こす必要があるとも考えていない」
2・英国5月の消費者物価指数(CPI) 前年同月比9.1%上昇。
1982年以来の高水準だった4月(9%上昇)をさらに上回った。
G7で最も高いインフレ率。
狙っていたポンド円 166.50円でロング参戦。
半期末のユーロレパトリの可能性も出てくる次期ということで
ユーロロングは継続しています。
今週のひろこのウィークリーGOLDは
森田アソシエイツ代表/WGC顧問 森田隆大氏に
利上げでも崩れないGOLD市場の強さのワケを解説いただきました。
<高まる中央銀行の金購入意欲>
『利上げに負けず、高値圏を維持する金』
https://youtu.be/nXQf7ufopT8
◆経済サイクル・株式市場と金
◆システミックリスクと金
◆中央銀行の金購入意欲
スタグフレーション下で最も強いアセットはゴールドです。
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