1・NZ、0.5%利上げ➡2.5%へ(予想通り
2・カナダ、1%利上げ➡2.5%へ(予想上回る
3・米CPI、前年同月比9.1%(インフレ加速
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1・NZ、0.5%利上げ➡2.5%へ(予想通り
NZ0.5%利上げは予想通り
RBNZ声明
「引き続き金融引き締めを行うことが適切」
「5月会合で示された政策金利の予想経路に概ね満足」
「家計や企業が金融引き締めにどう反応するかについての不確実性を高めている」
「NZドルが輸入物価に影響を及ぼしていることに留意」
「家計消費は消費者信頼感の低下にもかかわらず、底堅く推移」
「GDPのデータは依然として不安定」
「インフレには短期的な上昇リスクがある一方で
経済的には中期的な下降リスクもある」
RBNZはインフレが高止まりするため、利上げを継続するスタンスである、
としながらも、景気には下降リスクが有るとも指摘しています。
RBNZ, Bank of Korea lift interest rates by 50 basis points again, RBA likely to follow
https://www.abc.net.au/news/2022-07-13/rbnz-bank-of-korea-lift-interest-rates-by-50-basis-points-again/101234458
・ニュージーランドでは来月にも50ベーシスポイントの利上げが行われ、
政策金利は3%になると予想も、それ以上上がることはないだろう。
・住宅市場の低迷が住宅投資と家計支出に重くのしかかり、
最終的には年末までに政策金利が3.5%に達すると、
利上げを中止せざるを得なくなると予想」
・インフレ率の上昇は間もなく止まり、来年初めには急激に低下し始めるとの見方
市場はすでに次回8月の利上げも0.5%程度を折込むも
それ以上は上げられないのではないか、という見方が台頭しつつあるようです。
NZドルの追随売りを狙っていましたがカナダの政策金利発表と
米CPI発表を控えていたため何もせずにいたところ売り場を逃してしまいました。
もともと持っていた0.6226ドルの売りのみ継続。
2・カナダ、1%利上げ➡2.5%へ(予想上回る
カナダ中銀が1%利上げ、G7で初 「異常な経済状態」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN13DGE0T10C22A7000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1657725092
・5月CPI 7.7%(1983年1月以来)
・中立金利 2~3%
・カナダの 1%利上げは1998年8月以来、23年11カ月ぶり
BOC声明
「インフレは持続的で、今後数カ月は8%前後で推移する可能性が高い」
「さらなる利上げが必要と考えている」
カナダ経済はNZやEUほど悪くはないということでしょうか。
しかし1%も一気に上げるとは。
これで7月FOMCでも1%利上げ予想が増えるという見方もできます。
カナダロングも狙っていましたがタイミング逃してノーポジ・・・。
3・米CPI、前年同月比9.1%(インフレ加速
米CPI、前年同月比9.1%上昇に加速-FRBへの圧力強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-13/REYLGGT0G1KW01
・総合CPI、前月比1.3%上昇-2005年以来の大幅な伸び
・前月比の伸びはガソリンや食品価格、住居費の上昇を反映
・6月消費者物価指数:前年比+9.1%(予想:+8.8%、5月:+8.6%)
前月比+1.3%(予想:+1.1%、5月:1.0%)
コア指数:前年比+5.9%(予想:+5.7%、5月:6.0%)
前月比+0.7%(予想:+0.5%、5月:0.6%)
インフレ率が前年同月比の伸びが市場予想を上回るのはこれで4カ月連続。
約40年半ぶりの高い伸びとなりました。
米金利先物が織り込む7月100bp利上げの確率高まる、CPI受け
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-fedfunds-idJPKBN2OO1F4
・金利先物市場が織り込む今月のFOMCでの 1% 利上げ確率が上昇
~CPI発表前はわずか0.2%だったが、発表後には一時33%まで上昇
・FF金利先物市場が織り込む年末の水準は
CPI発表後3.6%に上昇(発表直前3.41%)
とはいえ、冷静になる必要も。
バイデン大統領、6月CPIは「古い」情報-ガソリンの値下がり指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-13/REYQ5CT1UM0W01
そうです、足元では原油、ガソリン価格も下落してきています。
今回の6月分のCPIがピークになるんじゃないかなぁ、、、という気はします。
それが故、でしょうか。
米金利、短期ゾーンは猛烈に上がっていますが
長期ゾーンは上がっていません。
あれ?1年金利と10年金利が逆転しているんですか!?
債券市場、荒れてますね、、、
※米国債利回り一覧 1年金利が急騰・・・
むしろドル売りが優勢。ユーロはパリティ割れてから反発中。
※通貨インデックス一覧
なかなか悩ましい動きですね。。。
市場は先読みしてリセッション入り=利下げまでも織り込んでいるということなのか?
単純に今夜のCPIイベントトレードによるものなのかわかりませんが、
今日はNZ、カナダの利上げがあったにも関わらず
長期債利回りを見るとNZ、カナダ当事国だけでなく
米国、英国、フランス、ドイツなどの金利も低下しているんですよね。
※主要国長期金利一覧
世界の利上げサイクルは長くは続かないと見ているということか?
今夜の米株が安寄りした後に反発に転じていることや
GOLDが下げ止まって反発し始めたことなどを見ると
市場が世界の利上げサイクルは終盤に近いと思っているとしか・・・
※主要米株インデックス
※GOLD日足
ユーロドル1.0439ドルS 継続です。
今週の【ひろこのウィークリーゴールド】は
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏
利上げはゴールドにとって逆風?
過去の値動きを検証すると、、、
リセッション時の米株とゴールド、
どちらのパフォーマンスが優れている?
<景気後退期のゴールド、今回はどうなる?>
『ゴールドとリセッション』
https://youtu.be/7S1lDuPjK0s
◎景気後退時のゴールドの価値
◎2022年は輝く年になるのか?
【ひろこのスペシャリストに聞く!】
EUのガス指標オランダTTF価格と
米国ガス指標ヘンリーハブ価格は全く違う動きをしています。
欧州ガス価格が高いからといって原油が上がるワケではない?
ここからの原油価格を読むヒント満載です。
<EU、ロシアからのガスが止まる?>
『原油はもう、下がらないのか』
https://youtu.be/KebyaHeAKAI
エネルギーアナリスト ポスト石油戦略研究所代表大場紀章氏