不思議ですよねぇ、金利のチャートに線を引いたところで意味はないのですが
これが不思議とトレンドがキレイに描かれるもので、、、
強い雇用統計の数字を受けて反発上昇トレンドに入るかと思われた米長期金利ですが
きれいにレジスタンスに阻まれて反落しています。
※米長期債利回りチャート
2・アメリカ議会上院で「インフレ抑制法案」可決
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1・期待インフレ率低下で金利上昇ストップ
今週は10日に米CPI消費者物価指数が発表されるとあって
10日の発表に注目かと思っていたのですが、
今夜発表されたNY連銀サーベイで金利がすでに低下に転じちゃってます。
先週の雇用統計で急反発となっていたのに・・・。
◆7月NY連銀期待インフレ
1年先:6.2%(6.8%)
3年先:3.2%(3.6%)
5年先:2.3%(2.8%)
米国の住宅価格は今後1年間で3.5%上昇すると予想、6月の4.4%から低下。
ガスと食料の1年先までの価格上昇に対する期待は大きく低下。
https://www.newyorkfed.org/microeconomics/sce#/inflexp-1
期待インフレ率の低下は、FRBの大幅利上げの必要性を低下させるもので
今夜は米金利が全般低下圧力にさらされています。
米国のインフレ、ピーク視野に-その後の展開巡って見方割れる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-07/RG9H6WT1UM0W01
そして今週10日発表の7月CPIも鈍化予想です。
◆10日発表の7月の消費者物価指数(CPI)予想
前月比 予想 0.2%(前回 1.3%)
前年比 予想 8.7%(前回 9.1%)
コア・前月比 予想 0.5%(前回 0.7%)
コア・前年比 予想 6.1%(前回 5.9%)
とは言え、高止まりですけどね。
市場は先々を織り込んで動きますので
高止まりという事実よりもピークアウトしたという点にフォーカスし
金利もピークアウトしちゃった、ようです。今のところは・・・。
ということで売り狙いとしていたドル円売り参戦。
ドル円135.34円
クロス円はユーロ、ポンド、カナダあたりを狙っていますが
今日はドル円だけ。
円ショートの前提3本柱崩れる-米雇用情勢や地政学理由に疑念も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-07/RG9M81T0AFB501
2・アメリカ議会上院で「インフレ抑制法案」可決
気候変動対策などに10年間で58億円拠出
https://www.tokyo-np.co.jp/article/194640
気候変動対策などに今後10年間で4330億ドル(約58兆円)を拠出
当初の3.5兆ドルだ、6兆ドルだ!という大型歳出法案から
大幅に縮小されたものの中間選挙前にようやく前進。
上院通過ですが下院は12日に採決予定。
下院可決となればバイデン氏が署名し、成立します。
歳入の財源には15%の法人最低課税や自社株買いへの1%の税適用、
内国歳入庁(IRS)予算の800億ドル拡充による徴税強化。
歳出との差額3000億ドル超を財政赤字の削減に充てるとしており、
この増税分が経済を冷やさないか懸念されるところですが
10年で3000億ドルとのことで1年に慣らすと300億ドルで
GDPの0.1%程度に過ぎないとのこと。
この増税は景気を冷やすというほどのネガティブな内容でもなさそうです。
むしろ増税適用が来年からとなるため、年内のうちに自社株買いを、と
駆け込み自社株買いが増えるかも、という指摘も。
気候変動対策として電気自動車(EV)などエコカー購入者への税優遇や、
再生可能エネルギーの普及支援に約3700億ドルを計上しており
テスラなどには追い風とされ今日は5%近い上昇となっていますね。
短期的には規模が縮小されたとはいえ税優遇、再エネ支援金を好感した
株買いバイアスが働くのでしょうか。
金利上昇圧力が低下しているので株には安心感がありますね。
私はまだベアマーケットラリーだと思っていますが
まだ株を売るには早いかな・・・
200SMAまで戻ったあたりから売りを考えたいと思います。
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