ドイツの電力指標価格が初めて
メガワット時当たり1000ユーロを上回ったそうです。
米国はインフレのピークアウトの兆候が見え始めましたが
欧州はまだまだインフレが進みそう。
というわけで、電力価格抑制に向けてEUが介入する可能性が?
EU、高騰する電力価格を抑制へ緊急介入を計画-欧州委員長
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-29/RHDNIXDWX2PS01?srnd=cojp-v2
欧州委員会のフォンデアライエン委員長
具体的にどうするのかは不明ですが。。。
1・ユーロ下洛一服?ECB利上げ幅巡り
2・円独歩安=クロス円上昇はトレンド化するか?
3・S&P500先物ネットショート過去2年間で最大に
4・原油が下値を固め反発基調へ?
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1・ユーロ下洛一服?ECB利上げ幅巡り
ECB、サイクル終了まで「安定した」利上げ必要=レーン専務理事
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-lane-idJPKBN2PZ14K
・利上げサイクルが終了するまで「安定したペース」で利上げを行う必要がある
ECBは少なくとも50bp利上げ、75bpも視野-インフレ記録更新で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-29/RHDDWHDWLU6B01
・少数派だが何人ものメンバーが75bp利上げ議論に前向き
・ユーロ安もインフレ高進の要因-重要な考慮事項
31日に発表される8月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)上昇率は9%と、
再び過去最高を塗り替える見込みとのこと。
ユーロ安も輸入物価を通じインフレ率を押し上げているとして
欧州の金融政策の一段のタカ派シフトを警戒する動きが
足元のユーロ売りの歯止めとなるか?
週明け29日月曜はユーロ、下げ止まっています。
金融政策にフォーカスされ始めたというだけでばく
欧州ガス価格が週明けから下洛に転じていることもユーロの支援材料。
※オランダTTF EUの電力価格抑制緊急介入の報道も意識されているのかな?
しかし、抜本的なエネルギー不足を解消できる策があるとは思えず
ガス価格は結局高止まりするものと思います。
また、どれだけECBがここから利上げを急いでも
米国の政策金利を超えることはないですので
(景気、経済状況が米国のほうが圧倒的の良いため利上げに耐性がある)
基本トレンドはユーロ売り継続と見ています。
戻り売りの好機待ち。
2・円独歩安=クロス円上昇はトレンド化するか?
通貨インデックス一覧を見ると、週明けは「円安」基調が強い。
よって、ドル円が強いというだけでなく
クロス円全般に強いですね。
今日は日経平均が 762.42円も大きく下げたというのに。
クロス円上昇って、基本リスクオン時の値動きです。
※日経平均 ▼762.42円 27878.96円
緑の75SMAとピンクの200SMA、ゴールデンクロス前夜かも。
ドル円と日経平均がバラバラに動くようになっていますが
この円安は日本株にとって決して悪い材料ではありません。
先週末26日金曜の米株の下落からみれば
週明けの日本株市場、思ったより弱い印象はありませんでした。
安値を拾いたい向きが多いようです。
明日は意外と日本株大きく戻るんじゃないかなぁ・・・。
円安基調が崩れていないですし。
これはジャクソンホール会合で黒田日銀総裁が
「日本のインフレのほぼ全てが商品価格上昇によるものだ」
「日銀は金融緩和策を維持する必要がある」
「日本のインフレ率、年内は2%~3%に近づく可能性があるが、
来年には1.5%に向けて再び減速すると予想する」と発言し
改めて金融緩和継続の強いメッセージを示したことに起因しているかと。
日本株、個別株は拾い時のような気がします。
私は個別株はロング継続しています。
3・S&P500先物ネットショート過去2年間で最大に
Investors Ramp Up Bets Against Stock Market as Summer Rally Fizzles
https://www.wsj.com/articles/investors-ramp-up-bets-against-stock-market-as-summer-rally-fizzles-11661623961
商品先物取引委員会の最新データによると、
S&P500先物は、主にヘッジファンドからなるトレーダーのカテゴリーの中で、
先週火曜日時点で26万枚以上のショートポジションをネットしており、
2020年6月の高値に近い。
ナスダック100を対象とし、
アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどの
代表的な銘柄を含むインベスコQQQトラスト上場投資信託は、
最近ETFの中で空売りが最も多くなっている。
QQQの空売り残高は、水曜日までの30日間に54億ドル(28%)増加、
250億ドル近く(自由浮動株の14%)に達した。
機関投資からは、7~8月のリバウンド相場に懐疑的で
ヘッジの先物売りを増やしていたと見られますが、
個人投資家が楽観的であることの記述も。
個人投資家によるインバースETFの購入は、過去数週間で減少。
さて、どちらに軍配が?
これだけのネットショートは巻き戻される仮定で
株価を押し上げる材料となってきますので
その点には留意しておく必要があるでしょう。
今夜米株は、続落基調も小幅安にとどまっており
ここから売り参戦するのはちょっと怖いですね。。。
4・原油が下値を固め反発基調へ?
先般、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が
イラン核合意再建でイラン制裁解除ならOPECプラスは原油の減産も検討すると発言、
その後、イラクの国営石油販売会社、クウェートやアルジェリア、
そしてアラブ首長国連邦(UAE)、オマーンなどが
サウジの考えと一致していると表明しており
OPECはWTI80ドルを下回る原油価格を容認しないスタンスのようです。
※WTI原油 減産で供給を絞れば再び原油高となるリスク今の市場構造からすると原油高はドル高要因。
原油高➡インフレ➡金利高➡ドル高
原油高➡日本など消費国のドル払い増加➡ドル高
NOTE
世界最大の電気街「華強北」を一時閉鎖、コロナ対策で深セン市
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-shenzhen-idJPKBN2PZ0FJ
・世界最大の電気街「華強北」を9月2日まで一時的に閉鎖
・中心地区の福田と羅湖にある24駅で地下鉄の運行を停止
中国の景気はダメですね・・・
ポジションは
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