1・米長期金利4%目前まで上昇、株下落続く
2・9月最終週、月末、四半期末だが・・・・
3・NZドル下落加速の背景にRBNZオア総裁の発言
4・OPECプラス、減産の可能性
~ノルドストリーム破壊で欧州ガス上昇
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1・米長期金利4%目前まで上昇、株下落続く
米長期金利 4%大台目前です。上昇が止まりませんね。
中には4.75%までの金利上昇を見込むFOMCボードメンバーもいて
ひょっとするとFFレートは最終的に5%に乗せる可能性もあるかも・・・?
と市場が慌てふためいているわけです。
FOMC以降、金利上昇ピッチが加速していますね。
株も売られます。
金利上昇=債権売り、そして株売りですが、ドルが買われているので
決して米国売の様相ということではありませんが、
リスク資産が軒並みキャッシュ化されているということでしょう。
キャッシュ・イズ・キング相場です。
ドル高が続いていますね・・・・
※通貨インデックス一覧
2・9月最終週、月末、四半期末だが・・・・
今週30日金曜は週末であり、9月最終営業日の月末であり四半期末です。
月曜の大倉キャプテンとのセミナーでこの話題が出たことを
今日東京時間午前に思い出したというか、気になってしまって
ドルロング方向のポジションを一旦手仕舞うことに。
ポンドドル1.1248ドルS ➡ 1.0772ドル手仕舞い
豪ドルドル0.6735ドルS ➡ 0.6483ドル手仕舞い
ドルカナダ1.3169ドルL ➡ 1.3702ドル手仕舞い
その後も結局ドル高が続いており、手仕舞わなくても良かったかも、、、💦
ただ、30日に向けては月末リバランスなど特殊玉による
短期反発があるかもしれないので、一旦様子見とします。
クロス円Sは継続しています。
ポンド円160.28円S
ユーロ円143.45円S
3・NZドル下落加速の背景にRBNZオア総裁の発言
週明けからNZドル、豪ドルなど資源国通貨の下落が大きいのですが
どうやらRBNZ(NZ中銀)オア総裁の発言が意識されたっぽい。
NZの金融引き締めは成熟段階、やるべきことまだある=中銀総裁
https://jp.reuters.com/article/newzealand-economy-idJPKBN2QR22O
まだやるべきことはあるとしながら、金融引締は成熟段階と発言。
利上げサイクルは最終局面にあるという風に受け止められますね。
NZドルは21年10月から利上げを開始しています。
この頃、まだFRBはインフレは一時的とのスタンスで
利上げを開始したのは今年の3月です。
NZは世界に先駆けて利上げを開始しコンスタントに金利を引き上げてきました。
現在のNZの金利は3%。
9月、米国が3.25%まで金利を引き上げましたので米国に追い抜かれていますが
利上げの先駆者であったNZドルが利上げサイクルの中でも
NZはドルは売られ続けました。。。
要するにドルのほうが強かったということです。
※NZドル/ドル日足
そして、利上げサイクルが最終局面となれば
金利という通貨上昇要因の一つが消失してしまう。
現時点でもドル金利はさらに上がる見込み。
となればNZドル、売られるわけですね。
ただ、短期的には200SMAから随分乖離して売られすぎていますので
戻り相場が入っても良さそうなんですsが、、、
ここから売るのも勇気がいるわ。
4・OPECプラス、減産の可能性とガスパイプライン損傷
ロシア、OPECプラスに日量約100万バレル減産提案の可能性
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-27/RIVHMQDWLU6F01
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成する「OPECプラス」の10月会合で、
日量約100万バレルの原油減産を提案する公算が大きいと関係者
原油は反発。
しかし、トレンドを変える事ができるでしょうか。
世界景気後退懸念と需要減速懸念、さらにドル高が原油相場の上値を重くしています。
供給サイドが価格をコントロールできるほどに需要がないのと
ドル金利上昇で市場への参加者が減ってしまっています。
ロシアのパイプライン損傷、爆発も ガス漏れ、破壊工作の可能性
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092700849&g=int
「ノルドストリーム1」と「2」の圧力が大幅に低下
「1」で2カ所、「2」で1カ所のガス漏れ
~破壊工作により、パイプラインが損傷したか
オランダTTF 欧州ガス価格が気がつくとずいぶん下がっていたのですが、、、
意外と早くガス貯蔵量が目標の80%に到達したことで
今冬はガス不足にはならなそうだ、という安堵が広がっていることが背景。
80%達成は当初11月までの目標だったのですが2ヶ月早く達成。
ガス価格下落はロシアが面白くない事態・・・?
せっかく落ち着いてきたガス価格が反発しています。
これはユーロ下落の要因となりますね、
結局ドル高が止まらない、というのが今夜の為替市場。
ユーロショートを作るべきか悩ましい。
だって今週は月末だし。
NOTE
英国債とポンドが上昇-歴史的下落後に買い入る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-27/RIV4HODWX2PT01
ポンドは一旦買い戻されていますがまた下がりそうね。
クワーテング英財務相、財政計画に「自信」表明-金融業界幹部と会談
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-27/RIVBD4DWX2QQ01
~下落のトリガーとなったトラス政権の財政政策に修正、見直しがないことには。
米住宅価格指数、7月は過去最大の減速-市場の冷え込み映す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-27/RIVDHCDWLU6A01
・7月は全米ベースで前年比15.8%上昇、2021年4月以来の低い伸び
・20都市価格指数は前月比0.4%低下-マイナスは2012年以来
住宅ローン金利が今年に入って2倍に上昇していることが不調の主な要因。
早期にインフレが落ち着いてくれればいいのですが・・・