英国、ハント新財務相が大規模減税案をほぼすべて撤回。
これを受けて英国金利が低下➡米金利低下➡株下落ストップ?!
1・英財務相、大規模減税策「ほぼ全て撤回」
2・金利抑制的なら株高期待も?季節要因からは買い
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1・英財務相、大規模減税策「ほぼ全て撤回」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR176HE0X11C22A0000000/
ハント財務相は17日、トラス政権が9月に打ち出した
「大規模減税策のほぼ全てを撤回する」と動画による声明で表明
ほぼ全ての減税案撤回となると
トラス新政権の公約が果たせないということになりますが
それでも市場の混乱を治めるのが優先事項でしょう。
先週任命された新財務大臣が大型減税の撤回を表明すると
英金利がみるみる低下。
英金利低下につれる形で主要国の金利も低下。
英国発のリスクが沈静化したことでリスクオフムードが後退しています。
米長期金利が4%を割り込み、為替市場ではドル高の修正が入っています。
※主要国長期債利回り一覧
それでもドル円相場は高値圏を維持。
リスク選好気味になるとクロス円が上昇しますが
特にポンド円、ユーロ円が大きく上昇しました。
※ドル円、クロス円日足チャート ポンド円一時170円台へ
夕方、ツイッターでユーロ円、ポンド円が吹きそうだ、
とつぶやいたのですが、
クロス円は、ドル円の介入期待で売りが溜まっていたと見えて
先週末の高値レベルを超えたあたりから上昇が加速。
踏み上げ相場の様相を呈しています。
Tweetしたタイミングでポンド円を167.51円
ユーロ円を144.81円でロング。
ポンドドルを1.1315ドルでロング参戦しています。
英国は正常化プロセスをこなすことが好感されているとみえ
BOEが来週に社債の売却再開すると報じられても
金利が上昇することがなく、債券市場・為替市場では買い戻し優勢。
英中銀、来週に社債売却を再開へ-正常化への回帰図る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-17/RJW66UT0AFB501
2・金利抑制的なら株高期待も?季節要因からは買い
このまま世界の金利上昇ガスローダウンしてくれるなら
ここまで売られすぎていたリスク資産を買いたい向きは多いとみえ
今夜は米株が強含みで推移。
そして、Bad News is Good Newsか?⬇
NY連銀製造業指数、3カ月連続で縮小-先行きへの悲観強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-17/RJWDG8T0AFB401?srnd=cojp-v2
NY連銀製造業景況指数 ▼9.1(市場予想▼4.3)
前月▼1.5から8ポイント近く低下
先週末には、11月12月両FOMCで
0.75%づつ利上げする可能性が浮上するも
さすがにややタカ派に傾きすぎたようで、
市場はやや冷静になっているようです。
こんな見方も⬇
米国株、短期的な上昇はあり得る-モルガンSのウィルソン氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-17/RJW0XDT0G1KW01?srnd=cojp-v2
S&P500が約4150へと上昇する可能性も「除外しない」とした。
これは14日の終値から16%上昇する水準。
シーズナリティでは10月下旬から米株って強い時期に入るんですよね。
※S&P500過去20年の平均的値動き
※日経平均過去20年
決してここが大底、長期目線で買いとは思いませんが
年末に向けてリバウンドがあるかもしれません。
そのきっかけがトラス新政権の財務大臣解任&財政政策見直しとは
思いもしませんでしたが、、、、。
昨日のブログで悲観的なことを書き、
ポンドとユーロを売るつもりでいたのですが
今日の英国からのニュースと市場の反応を見て戦略変更です。
日曜夜までの考えが月曜の意外な値動きでぐるり180度変わるってこと
結構ありますねぇ。。。
明日になったらまた考えが一転するかもしれませんけど。
全ては事象と値動き次第。
クロス円ロングはドル円に介入が入れば急落必至ですので
コストより上の水準には逆指値をおいておきます。
でも最終的にポンド円180円近くまで上がるような気がするんですよね。
NOTE
中国、7~9月GDP公表延期 習氏3期目控え「忖度」か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM178D10X11C22A0000000/
中国、党大会開催中ですが経済指標の発表延期ですって。
会期中にネガティブなデーターは出せないってことでしょうか。
いい数字なら延期する必要はありませんからね。
中国の数字の良し悪しがマクロマーケットの短期動向に
直接影響するようなことはなくなってきました。
(長期的には大きく影響していると思いますが)
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