2022年10月27日木曜日

 1.ドル円相場146円台へ下落、ドル金利低下で
2.カナダ中央銀行、予想外の利上げ幅縮小
3・ユーロドルパリティ回復、ユーロ上昇
4.ドル安で原油高へ~
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1.ドル円相場146円台へ下落、ドル金利低下で

※ドル円日足

為替介入での円高は値幅が大きくともすぐに買い戻されてしまいますが
米金利低下での円高はじわりじわり下がっていきリバウンドは弱い。
日米金利差祝砲という材料のほうがドル円相場には影響が大きいですね。

今日の経済指標も芳しく無く

米新築住宅販売、9月は10.9%減の60.3万戸 価格は高止まり
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-housing-idJPKBN2RL1BK?il=0

ドル金利は低下傾向を強めています。

※米国債利回り一覧

下がっているのは米金利だけではありません。
主要国の債券利回りは軒並み低下中。

※主要国2年債利回り

今夜はカナダ中銀が利上げを発表したのですが
利上げ幅が市場の想定より小さかったことが
いよいよ世界の金融引締サイクルの終わりが近いとの思惑に繋がり
米金利も下がってしまったという側面も。

2・カナダ中銀が予想外のペース減速、50bp利上げ-景気後退懸念の中
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-26/RKD622DWRGG101
翌日物金利を0.5ポイント引き上げ3.75%に-予想は0.75ポイント
9月に0.75ポイント、7月には1ポイント利上げしていた

マックレム総裁
「引き締め局面は終わりを迎える。そこに近づきつつあるが、まだ到達していない」


3・明日27日ECB理事会を前にユーロドルパリティ超え
白い横軸ラインがパリティ。

明日の10月ECB理事会では政策金利を2会合連続で0.75%引き上げ、
中銀預金金利を1.5%と2009年初以来の高水準引き上げる見込みですが
現在の米国FF金利が3.25%、11月FOMCでは0.75%引き上げ4%にする見通しですので
ドル金利のほうが圧倒的に高いという状況にあります。

それでも、足元ではドル金利低下によるドル高修正パワーが強く
ユーロが買い戻される展開ですね。

4・ドル安で原油が大きく上昇

ポジションはドルショートポジション継続です。 
ドル円149.04円S 継続
ユーロドル0.9949ドルL 継続


今週のひろこのウィークリーゴールドは小菅努氏
ドル安が来るということは、金がいよいよ底打ち反転か
<人事を尽くして天命を待つFRB>
『金相場のクライマックス』
https://youtu.be/vPtHFw0XDyU
◆ インフレ、未だ鎮静化せず
◆ 幾つかの明るい指標
◆ そろそろ、利上げ終了後の話もしようか?

そして今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
ストリート・インサイツ代表 経済アナリスト 安田佐和子氏
11/8に迫る中間選挙について伺いました。

非白人層の支持率が高い民主党ですが
このところ黒人の民主党離れが進んでいるようです。
そのワケは?そしてトランプ大統領の存在感とは?

是非動画を御覧ください。
https://youtu.be/ru8vKX-RTCQ

<有権者の最大の関心事はインフレ>
『中間選挙と米経済への影響』
https://youtu.be/ru8vKX-RTCQ
◎現時点で民主党が多数派-知事は共和党が優勢
◎上院の注目6州


NOTE

英政府、財政報告を11月17日に延期-「適切な判断」に時間必要
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-26/RKCUZKDWLU6801

これを受けて一時、英国債利回りが上昇したが、トラス前首相による減税
策が引き起こした国債のパニック売りは繰り返されなかった。

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