2022年12月8日木曜日

 ◆中国がコロナ規制一段と緩和、自宅隔離容認や検査簡略化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-07/RMI1MMT0AFB401?srnd=cojp-v2

中国のゼロコロナ政策の緩和は大きなニュースが
日米の株式市場に波及する強さにはつながっていません。

香港ハンセン指数も200SMAでに阻まれて下落。

原油はOPECプラスが日量200万バレルの減産を維持することを決定、
供給を絞ろうという時に、中国の人流が戻ることへの期待が重なれば
原油市場はもっと上がっても良さそうなものですが、
現実はそう簡単ではないようです。

※WTI原油 結局また下がりだした・・・・
来週13日の米11月CPI,
14日のFOMCを控えて米株も冴えない展開で
中国ファクターが世界の景気を牽引するという時代は終焉してしまったようです。

米金利も上がらなくなってきましたね。
長期債利回りは一段安。
景気後退懸念が色濃くなりつつあるようです。

※米国債利回り一覧 青星10年債 赤星2年債
米金利が下がっていく、ということは米ドル上昇のトレンドが
終わってしまった可能性が高く、ドル円相場も反落。

※ドル円日足
137.06円でドル円ショートしてみました。

そして狙っていたドルストレート通貨でのドルショートも。
キウイドルを0.6324ドルでロングしてみましたが
ずいぶん上がってしまった後なのであまり粘らずに
コストまで下がってきたらで撤退するつもりです。

今日はカナダが利上げを発表。

◆カナダ中銀、0.5ポイント利上げ-引き上げ休止の可能性示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-07/RMJ0GXDWRGG201
翌日物金利を4.25%に引き上げ-6会合連続で通常より大幅な利上げ
「これは政策転換だ」デジャルダンのマクロ戦略責任者
~現行の利上げサイクルをいったん停止する可能性を示唆

声明「需給の均衡を取り戻し、インフレを目標水準に引き下げるために政策金利を一段と引き上げる必要があるかどうかを、政策委員会は検討することになる」との文言が入った。

カナダ、利上げ実施ですがあまりカナダドルは買われませんでした。
おそらく今回の利上げで一旦利上げを休止するとみられるため。

※通貨インデックス一覧 カナダドルは利上げでも上がらなかった。。。 

そして来週のMPC会合(英国の金融政策)ですが
◆Bank of England set to raise rates to 3.5% after inflation hits 41-year high
https://www.reuters.com/markets/europe/bank-england-set-raise-rates-35-after-inflation-hits-41-year-high-2022-12-07/
15日木曜MPC会合では政策金利を3.5%に利上げするとの予想が大勢

英中銀の利上げは3.50%でピーク迎える可能性が高いとの声
https://fx.minkabu.jp/news/245268
現在の英中銀の政策金利は3.0%
15日木曜日のMPC会合で0.5%利上げしピークを迎えるとの予想も、、、

英国も利上げの最終局面か。
3.5%程度でピークを迎えるなら米国の金利より低いところで
終わってしまうわけで、そうなるとやはりポンドは買えないか・・・

ターミナルレートが米国を超えそうなのはNZくらいか。
米国は12月FOMCで0.5%以上の利上げが見込まれており
その時点で4.5%まで政策金利が上昇する見込み。
ターミナルレートは現時点でも少なくとも5%までは上がるというのがコンセンサス。

NOTE
習氏、サウジ到着 関係強化へ 米「中国の影響力拡大を注視」
https://jp.reuters.com/article/china-saudi-idJPL4N32X3HA?il=0

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