ドル安基調が続いています。
対して、上昇が鮮明なのが豪ドルとユーロ。
米通貨インデックス一覧
最高落札利回りは3.53%という結果。
応札倍率は過去6回入札平均の2.39倍を上回り需要が強いことが確認され
米国債は反発=債券利回りは低下。
これが今夜のドル安の一因。
さらにこんなニュースも。
◆FRB利上げ2月が最後のシナリオも-債券トレーダーはヘッジで備え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-25/RP1AT1T0AFBR01
・OPトレーダー、2月の利上げが引き締めサイクルで最後になるシナリオを検討
・今後2回の会合での0.25%ずつの利上げは、多くの人々にとって基本シナリオも
3月ではなく2月(来週)のFOMCで利上げ打ち止めのシナリオに備える動きが
で始めた、ということでこれも.ドル金利低下圧力。
そして、今日はカナダ中銀が利上げを実施。
◆カナダ中銀は予想通り0.25%の利上げを決定。
声明で次回以降の金利据え置きを示唆。
インフレは年央に3.0%、24年に2.0%に鈍化を予想。
カナダの利上げサイクル、今回の会合で打ち止めとなった可能性が。
これはカナダ売りの要因でもあり、実際カナダ・ドルは売られていますが
同時に、米国の利上げサイクルも最終局面であり
来週の2月FOMCでタカ派スタンスが後退するのでは、
という思惑につながった可能性もあるのでは、との声も。
カナダと米国は隣接していますし、カナダが手綱を緩めるということは
米国もその時が近いとみなされてしまったということね。
さらに、ユーロが堅調である、
ということも反対側でのドル売り基調を強める結果に。
◆独Ifo期待指数、4カ月連続で改善-リセッション回避の公算強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-25/RP1AT1T0AFBR01?srnd=cojp-v2
Ifo景況感指数(1月) 90.2 (予想 90.5 前回 88.6 )
◆Ifo企業期待指数(1月) 86.4(予想 85.3)
Ifo所長「ドイツ経済はより強い自信を持って新年入りした」
◆ドイツ政府、今年の経済成長率予想をプラス0.2%に上方修正
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-24/ROZMN6T1UM0Z01
・10月時点ではマイナス0.4%予想、新経済予測を正式発表へ
・来年の成長率見通しは1.8%、前回予想の2.3%から引き下げ
欧州からは好材料が相次いでおり(暖冬であるということもプラス)
ユーロが上昇トレンドを継続させています。
よってドル売り。
また、今日はポンドが巻き返す局面が。
◆英PPI、12月産出指数は前月比-0.8% 予想外の低下
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N34A6CF
・英・11月生産者物価指数・産出:前年比+14.7%
12月の生産者物価指数(PPI)産出指数が前月比で0.8%低下した。
投入指数は前月比1.1%低下。ともに20年4月以降で最大の低下。
インフレ抑制を目指すイングランド銀行(英中央銀行)にとっては朗報。
インフレが高いことが英国のネガティブ要因でしたが
緩んできたことは好材料というわけで
これが昨日PMIの数字を受けて売り込まれたポンドの買い戻しにつながった?
結果ポンド高となったのでドル安。
さらに今日は豪ドルが勢いよく上昇!
◆豪・10-12月期消費者物価指数
:前年比+7.8%(予想:+7.6%、7-9月期:+7.3%)
: 前月比+8.4%(予想+7.6% 7-9月期 +7.3%)
インフレ率は33年ぶりの高水準を記録。
一部大手豪銀が2月7日の豪準備銀行(RBA)での
0.50%の追加利上げ見通しを示しました。
英国はインフレの低下を好感しポンド安が巻き返されたのですが
豪州はインフレ加速で豪ドル高。
分かり易いのは豪州のインフレが高い=金利先高感=豪ドル高ですね。
ポンドの動きはトリッキーです。。。
ただ、ここで共通して言えることは「ドル安」
あらゆる材料を結果「ドル売り」につなげてしまっています。
というわけで、ドル円相場においてもドル売りが顕著となり
今日は130円大台割れ。
129.50円割れで手仕舞うとしていたドル円128.72円ロングは
129.48円で手仕舞いました。。。
利食いではありますが131円台まで上がったのに、伸びなかった。残念。
値動き整理すると、ドル安基調がトレンドとして強いため、
ドル円、クロス円を取引するよりも
素直にドルストレートでドル売りするほうが良いと判断。
ユーロ円140.65円ロングも140.91円で手仕舞いました。
豪ドル0.7007ドルロングを育てます。
NOTE 戦況に変化は出るのでしょうか?
ドイツ、ウクライナに戦車「レオパルト」供与へ-同盟国と100台超
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-25/RP1F62T1UM0X01
・第一弾で14台、同盟国によるウクライナへのレオパルト再輸出も許可
・米国、25日にも「M1エイブラムス」供与を発表する見込み
米国、戦車「M1エイブラムス」31両をウクライナに供与へ-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-25/RP1RQAT0G1KW01
・米政府、戦車供与で4億ドル規模の軍事支援
・ドイツも「レオパルト2」100両以上を同盟国と提供すると表明
今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
ソニーフィナンシャルグループの石川久美子氏に解説いただきました。
オセアニア通貨、豪ドルとNZドル、どっちが上がる?
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