2023年1月4日水曜日

 ・年初円高スタート、ドル円一時130円割れ
・中国株大幅高スタート、欧州~NYも株高
・世界の金利低下スタート、結果ドル高に?
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・23年1月3日ドル円130円割れスタート

東京時間、129.50円台まで突っ込みました。
欧州時間から反発130.50円台まで戻ってきていますが
これで円高トレンドの底入れという感じではありません。

※ドル円日足

30日に133.05円でドル円ショートしている他、
ユーロ円ウィ141.70円でショート参戦しています。

クロス円は軒並み200SMAの下に落ちてきており
下落トレンドを明確にし始めたように見えます。

ドル円、クロス円下落となると、リスクオフ相場なのかと身構えますが
どうもこの相場そんなに単純ではなさそうで
今日3日、中国~欧州~米株は強いんですよね。

・中国株大幅高スタート、欧州~NYも株高

※世界の主要株価インデックス
香港上場の中国株が上昇、新年初日の取引として2018年以来の大幅高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-03/RNWJXTDWRGG001?srnd=cojp-v2

世界は株高で23年相場スタートしています。
さて、明日の日本はどうでしょう?

円高を嫌って下落するのか。
それとも世界の株価上昇の流れを受けて上昇スタートできるか。

足元の日経平均は2013年起点のアベノミクス上昇トレンドで
なんとか踏みとどまっている状態ですが、
短期的には反発しそうですね。世界の株価が強いですし。

※日経平均日足 下値支持線はアベノミクス上昇支持線 下抜けると…💦
円高でも日本株高という相場になってくれればいいのですが、、、

ドル円は131.50円を超えたら手仕舞います。
しかし、中国の実態は決して良いわけではありません。

中国、2022年12月のPMIは47%
http://j.people.com.cn/n3/2023/0103/c94476-10191251.html
財新の中国製造業PMI、12月5カ月連続50割れ 生産・需要低迷
https://jp.reuters.com/article/china-economy-pmi-caixin-idJPKBN2TI04D
中国製造業PMI


非製造業PMI

株式市場はその先を織り込もうとするため
過去データーが弱くても上がる時は上がるのですが
感染状況がピークを迎え、正常化が近づいているという期待の通りに
なってくれれば良いのですが、、、、。

今年は米国はじめ世界の景気後退リスクが懸念されており
このままリスクテイク相場が続くとは思っていません。

ここまで書いて米株チェックしてみたら下落に転じていますね。
アップルが昨年安値をさらに更新する新安値。
Teslaも下落しており昨年安値を更新しそうな流れに・・・。

 

IMF専務理事、23年は厳しい年と警告-世界の3分の1で景気後退へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-03/RNW5JVDWLU6801?srnd=cojp-v2

・世界の金利低下スタート、結果ドル高に?

株高の背景には金利低下がありそう。

※米国債利回り一覧 2年赤★ 10年緑★

米金利低下なのに、米ドル高なんですよ。

※通貨インデックス一覧 ドル高円高
なぜドル高なのか、と世界の金利を確認すると
世界の金利が低下しているのね、今日。
これが明日以降も続くかどうかはわかりませんが、
一斉に金利が下がるなら、ドルに資金が集まるということか。
少なくとも米政策金利は5%超えまで引き上げられることが示されています。

ではなぜドル円は下落で円のほうが強いのか?

これはおそらく、
円長期金利が0.5%に張り付くまで上昇すると見られているためでしょう。

※世界の10年債利回り
日本の金利は下に這いつくばっていますが、0.5%までは上昇してくるでしょう。

12月日銀会合でYCCの修正がサプライズ発表されてから
円金利はそれまで固定されていた0.25%から上方に動き出しましたが
昨年末は0.408%で終わっています。

これまでYCC政策で長期金利は0.25%に張り付いてきましたので
おそらく今後は拡大された変動許容範囲である0.5%に張りついてしまうと思われ
それが常態化するまではドル円、クロス円には下落圧力がかかり続けるのではないか、
と見ています。

世界の金利が低下してくれば円金利との金利差縮小ということですね。

NOTE

・ガス危機懸念が急速に後退、世界の大半で予想外の暖冬-ガス先物下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-03/RNWM46DWX2PU01?srnd=cojp-v2
・ユーラシア・グループ:2023年の10大リスク
https://www.eurasiagroup.net/files/upload/EurasiaGroup_TopRisks2023.pdf
1.ならず者ロシアの世界秩序への脅威
2.肥大化する習近平
3.大量破壊兵器
4.インフレの衝撃
5.曲がり角に立つイラン
6.エネルギー高騰逼迫
7.グローバリゼーションの終焉
8.アメリカの分断
9.TikTokブーム
10.水不足危機

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