日本株、日経平均は反発。
日本一人負けの状況にありますが、流石に日銀会合控えて売りすぎたか。
17日㈫は買い戻し優勢の展開となりました。
日経平均は再びアベノミクスサポートラインをかろうじて回復。
明日の日銀の結果を受けて力強く回復できるか、それとも、、、?
あまり事前に予想してポジションを持って決め打ちしないことです。
私は株価インデックスのポジションは持たず
もし大きく上昇する局面がきたらまた売り場を探したいですね。
YCC修正への思惑が強いのですが、
市場の一部には緩和強化に動く、との合せ技予想もあるようです。
「最後の一手」黒田日銀、YCC撤廃とETF再強化か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL00003_W3A110C2000000/
批判の大きい日銀の株式購入を強化するとは考えにくいですが
何があっても、どちらの方向にボラティリティが上昇しても問題ない、
というポジション管理は重要ですね。
◆中国株、香港ハンセン指数は今日は反落しており上昇一服ですが、
中国をテーマとした資金フローはまだ続きそうです。
今日発表された12月の経済指標と第4四半期GDPは予想を上回りました。
中国は成長回復へ、コロナのピーク過ぎた-劉副首相がダボスで主張
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-17/ROMSB8DWX2PV01
・感染はピークを過ぎ、経済成長はコロナ禍以前のトレンドに戻る公算が大きい
実際今日発表された景気指標は予想より好結果。(12月分だけどほんとかな、、、)
【実質GDP】22年 Q4: 2.9%(予想 1.8% 前回 3.9%(前年比)
【小売売上高】(12月):▼1.8%(予想 ▼8.0% 前回 ▼5.9%(前年比)
【鉱工業生産指数】12月):1.3%(予想 0.4% 前回 2.2%(前年比)
ただし、中国が猛烈に成長し始めた
2000年代の中国のGDPは10%を超えていましたが
現在は3%程度。今回予想より良かったというだけでQ3比較では悪化しています。
中国は不動産バブル退治に動いていることもありコロナ以前のような
高い経済成長率に回帰することはありません。
よって、リオープン期待でそこそこ資金が動いた後、現実はそれほど良くない
ということに気がついたときの反動安には備えておきたいですね。
それがいつぐらいに来るのかはわかりませんが。
※中国GDP成長率推移2000年~
人口が減り始めた、という点は日本が辿ってきた道。
中国総人口、22年末61年ぶり減少 止まらぬ出生減
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM160OS0W3A110C2000000/
中国人口、世界最多から陥落か
https://www.oita-press.co.jp/1002000000/2023/01/17/NP2023011701000277
インドが世界最多となった可能性
◆欧州株反騰はまだ続いています。
ドイツDAXが強かったのは今日の景気指標が良かったためか。
【ドイツZEW景況感指数】(1月)16.9(予想 ▼15.2 前回 ▼23.3)
ユーロ圏の指標も強かった。
【ユーロ圏ZEW】(1月)16.7 (前回▼23.6)
欧州が堅調な背景には、中国リオープンの恩恵という思惑もありますが
暖冬だということもあるでしょう。
ロシアからの原油輸入を停止した欧州ですが
その制裁に向けて積みましたエネルギー在庫は
暖冬に助けられて十分にある、ということが不安を後退させています。
厳冬だったときのリスクを先に織り込んで売り込まれていた欧州アセットが
暖冬だったために買い戻されているという側面も大きいと思われます。
これは欧州の天然ガス指標、オランダTTF
ロシアのウクライナ侵攻前の水準より下がっています。
さらに先程出てきたこのニュースでユーロが急反落中。
⬇
ECBが利上げペース減速を検討、3月は0.25%に縮小か=報道
https://jp.reuters.com/article/ecb-bloonbergt-idJPKBN2TW1AB
2月会合は0.5%利上げ見込みも
3月会合では利上げ幅を0.25%に縮小する道筋への支持が高まっている。
12月会合では0.5%利上げ決定。利上げは4会合連続も、
利上げ幅は過去2回の0.75%ポイントから縮小させている。
※ユーロドル5分足
ユーロ上昇は一服でしょうか?
とはいえ、このところのドル安が他通貨高の最大の背景ですので
これでユーロ上昇が終わッタということでもないと思いますが、、、。
通貨インデックス一覧
◆そして米国市場。
今夜はダウ平均が反落していますが
あまりに景況感が悪くて驚いたか?
NY連銀製造業景況指数が急低下、2020年5月以来の低水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-17/ROMTIRT0AFBC01
NY連銀製造業景況指数は▼32.9(20年5月以来の低水準)
前月の▼11.2から22ポイント近く低下
ブルームバーグ調査の最も悲観的な予想をも2倍余り下回る
(4月予想の中央値は▼8.6)
新規受注は28ポイント近く下げて▼31.1(20年5月以来の低水準)
これから決算発表シーズンが始まりますが
逆業績相場懸念が広がった可能性があります。
今回の企業決算発表には株価は神経質に動かされる可能性がありそう。
決してこのまま上昇基調が続くとは思わないほうがいいかもしれませんね・・・
まずは兎にも角にも明日の日銀です。
円トレーダー、世界金融危機以来の乱高下に身構え-日銀決定控え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-17/ROMLA0DWLU6E01?srnd=cojp-v2
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