やはり、円高基調は止まった。
中央銀行に逆らうべからず、です。
日銀は先週の1月会合で
「共同担保資金供給オペ」実施を決定。
まずは今日23日、5年物のオペが実施されるとあって注目していました。
◆長期金利0.375%に低下、日銀が5年共通担保オペ1兆円-先物は大幅高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-22/RORNMTDWRGG001
・通知額1兆円に対して3兆1290億円の応札。応札倍率は3.13倍。
記事中には2年物の5.8倍に比べやや盛り上がりに欠けたと指摘する声もあったと
ありますが、結果、金利は低下しましたし、円高は止まりドル円は上昇しています。
今、この流れに向かうのはリスクが大きすぎますね。
素直に円売りのトレンドに乗るほうがいいでしょう。
通達額に対し応札が振るわないということがでてくると
風向きが変わると思われますが、しばらくは大丈夫じゃないかな・・・
というのも、市場は戻り売り狙いが多すぎる印象。
◆外為:ドル130円前半に上昇、5年物共通担保オペで円金利低下
https://jp.reuters.com/article/tokyo-frx-idJPL4N3480OC
~「オペ関連を材料にした円売り圧力も限られてくるのではないか」
◆円は1ドル=120円に上昇の余地、日銀YCC柔軟化の中で-CIBC
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROY15SDWLU6B01
◆アセットマネジャーが円買い越しに転じる、日銀出口観測で1年半ぶり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROWW0LDWLU6801
・アセットマネジャーが約1年半ぶりに円の買い越しに転じた
これはCFTC建玉明細ですので、先週末に発表された分、つまりは
先週17日火曜日までのポジションで、日銀会合前の時点のデーターですね。
水曜の日銀会合後、彼らのポジションがどうなったかは今週末発表の数字を
確認するしかないのですが、日銀出口観測を材料の円買いがテーマになっているなら
またドル円の戻りを売り向かってくる可能性が考えられます。
確かに日銀会合直前までは私も円ロングでしたが、
151円から127円台まで25円近く円高になっているのに
この局面からさらに円買いスタンスを継続する勇気はありません。
共同担保資金供給オペは緩和強化です、
これを軽く見ないほうがいいように思います。
というわけで今日は狙っていたユーロ円を
140.65円で買い参戦。
ただし、これは足元短期的な見通し。
2月国会に提出される日銀総裁後任人事の人選によっては
またセンチメントが急変するリスクもあります。
さらには米金利が一段安となればドル安が加速し
ドル円が下がるリスクもはらんでいますので、米国景気指標や
決算発表を受けての株価動向には注意が必要ですね。
◆イエレン財務長官、米国のインフレに「極めて有益な兆し」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROXQMMDWRGG101
・住宅市場の過熱も今年半ばまでに冷めるだろうと予想
インフレの沈静化の傾向ということも好感されてか
米株は今夜も堅調。主要インデックスは12月高値を超えそうです。
ポンド円159.47円 ロングも継続です。
NOTE
◆ECBカジミール氏、あと2回の0.5ポイント利上げを支持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROXRQHDWX2PS01
・インフレ率が2カ月連続で低下したことは朗報だが、利上げのペースを緩める理由はない
足元のユーロ高は、中国リオープン、天然ガス下落などの材料もありますが
米金融政策のピボット(転換)がテーマとなる中でECBがタカ派的である、
ということがあるのだと思います。
米国は次回は0.25%の利上げがコンセンサスとなりつつありますが
ECBは後2回0.5%?
向こう半年は銅が最強、原油を上回る強気見通し-MLIV調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-23/ROXQLJDWRGG001
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