2023年2月10日金曜日

 週初、日経新聞が
政府が次期日銀総裁に雨宮氏就任打診、と報じましたが
どうも岸田首相の腹が決まっていないようです。

当初10日にも国会に提示と報じられていましたが
岸田首相は昨日8日、「2月中に人事案を国会提示する予定」と発言。

しかしそれではあまりに遅いと外堀を埋められたか、
今日になって来週14日には国会提示の方向で動いているとの関係筋情報。
政府、日銀の正副総裁案14日国会提示で調整へ=関係筋
https://jp.reuters.com/article/japan-boj-idJPKBN2UJ0V5
~複数の政府・与党関係者が明らかにした。

これも確定事項ではないようですが、
岸田さん、まだ決めてないってことですよね、これ。

月曜に雨宮氏でほぼ確定かのようなリークは何だったのか?
これは反リフレ派、アベノミクス否定派による雨宮潰しの策略ではないか、
との声も聞こえてきますが、未だ岸田さんの腹が決まらないということは
雨宮氏に決まったかの情報は眉唾だったということになり
やはり雨宮氏潰しであった可能性がありそう・・・。

などと様々な思惑が交錯。

今日は東京時間にドル円相場が乱高下する局面んがありましたが
山口氏の可能性が否定できないトーンの報道がきっかけとなったようです。

日銀総裁人事、アベノミクス転換示唆なら調整難航も-自民党議員
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-09/RPSH87T0G1L101

岸田さんが山口氏を指名すれば党内がまとまらず簡単には承認されない、
という「複数の自民党議員」らによるコメントですが
承認されるかされないか以前に、岸田さんが山口氏を指名した段階で
マーケットは大きく円高、株安に反応するリスクを孕むでしょう。

山口氏は、白川総裁(黒田さんの前)の日銀政策運営時代の
副総裁だった方です。

昨日岸田さん、麻生さんと茂木さんと会食していますよね。

岸田文雄首相、自民党の麻生・茂木両氏と会食
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08BGE0Y3A200C2000000/
~政権運営や通常国会への対応について意見を交わした、とありますが
タイミング的に、ひょっとして、まさかですけど
次の日銀総裁、誰がいいか相談してた、なんてことはある?
だとすると
あまりにご自身の信念といいますか理念がないですし
今の今まで金融経済政策の重要性を重要視していなかったという感じで
実に残念な話ですが(邪推)
まあ、来週にはどなたを指名するか決断されるでしょうから

マーケットはソレを待つしかありませんね。

相変わらず日本国債市場では長期債利回りが0.5%上限近くで推移しており
政策転換にかけるトレードも続いているようです。

※日本国債10年債利回り

今夜は米国株も総じて軟調。
年初からの上昇トレンドも一旦調整局面入りとなりそう。
来週14日は、日銀人事国会提示も注目ですが
米国の1月のCPIに発表もこの日ですね。

それまでは、株は上昇一服。
かとって、大きく崩れるというわけでもない、
あまり方向感がない展開が続くような気がします。

というわけで、ノーポジとなりました。

NOTE
スウェーデン中銀、0.5%利上げ 4月から国債売却
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR098T90Z00C23A2000000/
今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
コモディティのスーパーサイクル(第5波)は本当にやってくるか?

過去のスーパーサイクルの事例と今回起きている事象を検証。
ゴールドマン・サックスが23年最良の投資先がコモディティだと
しているのはなぜか、など小菅努氏に解説いただきました。

<スーパーサイクル理論で読み解く>
『2023年のコモディティ投資』
https://youtu.be/EYhntUdP3j8
◎スーパーサイクルは発生しているのか?
◎コモディティ投資の論点整理

そして今週のひろこのウィークリーゴールドは
成田博之氏にゴールドのトレード戦略を解説いただいています。
雇用統計を受けて急落したゴールド。
ゴールド下落を主導したのはだれか?
上昇トレンドは終わってえしまったのか?それとも押し目なのか?
などなどゴールドトレーダー必見です。
<金急落?!ここからどうする>
『上昇トレンドは終わったのか?』
https://youtu.be/m1S_FAur9Zc
◆ NY金のCOTレポート分析
◆ ゴールドETFのデータ分析
◆ TIPとNY金
◆ NY金とユーロのスプレッド

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