今夜は欧米のPMI祭。
数字が良ければ株が上がるというわけでもありません。
連休明けの米国株は大きく売られています。
【ドル】
・1月中古住宅販売件数:400万戸(予想:410万戸、12月:403万戸←402万戸)
・2月製造業PMI速報値:47.8(予想:47.2、1月:46.9)
・2月サービス業PMI速報値:50.5(予想:47.3、1月:46.8)
・2月総合PMI速報値:50.2(予想:47.5、1月:46.8)
2月総合PMI・サービス業PMIが分水嶺である50を回復。
製造業は4ヶ月連続で50割れとなりましたが、1月より予想以上の改善。
こんな数字が出てくると今流行りのキーワード「ノーランディング」の
思惑が広がるというものですが、マーケットはネガティブに反応しています。
金利高、株安です。
※米国債利回り一覧
長期債(10年Iは今年の高値更新しています。
というわけで株式市場には向かい風。
※米国主要株価インデックス
そもそもS&P500のEPS成長率が前年比ベースでマイナスになっとり、
ここから米株強気を継続できるとは考えにくいという指摘も。
前年比でS&P500のEPSがマイナスとなったのは2000年以来5回だけ。
その全てで米株市場には調整が入っています。
ここから金利がさらに上昇して昨年のレベルを超えてくるとなると
EPSは更に低下する可能性もありますので、
やはりこの先株を買うのはリスクが高いということになるでしょうか。
還付金の流入だけで上がるというものでもないか・・・。
今週は日銀新総裁、副総裁の所信聴取も注目ではありますが
まだ日本の長期金利が0.5%上限で釘打ちされた状態ですので
こうも米金利が上昇してくると金利差拡大からドル円は上昇圧力が強い。
今日再びドル円相場は135円台に乗せる局面がありました。
ドル円ロング継続です。
【ユーロ】
・2月製造業PMI速報値:48.5(予想:49.3、1月:48.8)
・2月サービス業PMI速報値:53.0(予想:51.0、1月:50.8)
・2月総合PMI速報値:52.3(予想:50.6、1月:50.3)
総合、サービスPMIはしっかりと回復基調を示していますが
製造業PMIが悪化しているのが気がかり。
この数字を受けてユーロはやや売りが優勢となるも
ドイツのZEW景気期待指数は大きく上昇していたことや
ラガルドECB総裁の発言を受けて買い戻され、水準を崩していません。
独・2月ZEW景気期待指数:28.1(予想:23.0、1月:16.9)
ラガルドECB総裁
「3月に50BP利上げを実施する意向」
ドイツ、フランス、イタリアなど欧州圏の金利も上昇の勢いが止まりません。
※主要国短期債利回り一覧
【ポンド】
・2月製造業PMI速報値:49.2(予想:47.5、1月:47.0)
・2月サービス業PMI速報値:53.3(予想:49.2、1月:48.7)
・2月総合PMI速報値:53.0(予想:49.0、1月:48.5)
英国PMIは総合、サービス業が分水嶺50を回復。予想を上回る好結果。
製造業PMIは50を回復できていませんが1月数値よりもよく予想を超える結果。
ポンド、勢いよく上昇しています。
今夜のPMI祭、英国が最も強い数字だった、ということね。
ここからポンドのロングを考えようかな。。。。
米株が崩れてきたのでリスクテイク時に買われリスクオフ時には
売られやすい豪ドルが軟調。
豪ドル円91.87円ロングは92.61円で手仕舞い、様子見。
明日はRBNZ。NZの金利がどう動くかに注目。
0.5%利上げがコンセンサスですがサイクロン被害で
非常事態宣言が出た直後とあって、波乱があるかもしれません。
どうもNZドルは下がりそうな気がしますね。
0.6214ドルで軽めのショートを作りました。
ストップは0.6270くらいに入れておきます。
今日のひろこのスペシャリストに聞く!は
今熱い鉄鋼株を掘り下げていただきました。
経済ジャーナリスト 和島英樹氏
<ヒデキの注目:鉄鋼株が熱い!>
『電炉企業への高まる関心』
https://youtu.be/R2-h_0ZMvAE
◎高炉と電炉
◎世界主要地域の電炉比率
◎高炉メーカーも電炉転換へ
◎黒鉛電極も重要
◎主な電炉企業
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