今夜は米金利、米国株が反発しています。
銀行の連鎖破綻の恐怖は今夜はひとまず一服しています。
今夜に限ってはCPIの結果を受けて、ショートカバーが入っている模様。
※米2月消費者物価指数
前年比では総合、コアともに減速。
●米2月CPIは概ね市場予想通りで、Fedは3月に25bp利上げか
http://mybigappleny.com/2023/03/14/cpi23feb/ (安田佐和子氏)
アトランタ連銀が発表する粘着CPI(帰属家賃や外食、医療サービスなど、変動の鈍い品目に絞って算出したCPI)は、3カ月連続で前年同月比6.7%上昇し、高止まりを続けた。しかし、住宅関連が押し上げており、住宅を除けば5.5%と9カ月ぶりの水準に鈍化。
インフレは鈍化傾向に有ると見ていいと思うのでうが
とはいえ、まだ6%台です。現在の政策金利4.75%。
やはりもうちょっと引き締めは必要ですよね。。。
ということでCPIを受け3月FOMCでの 0.25%利上げ観測が急上昇。
●米金利先物、来週0.25%利上げ確率90% CPI受け
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-inflation-idJPKBN2VG12S?il=0
今日、野村は3月FOMCでの利下げを予想していましたが
流石に今月の利下げはないんじゃないかな。
●野村、来週の米利下げを予測 量的引き締めの停止も
https://jp.reuters.com/article/global-banks-svb-fed-idJPKBN2VG056
ただ、年内利下げ観測は高まっています。
FedWatch
銀行の信用不安ですが、ひとまず週初発表された
預金者保護プログラムも評価されているはずです。
今夜は銀行セクターがリバウンド。白枠内が銀行株。テック企業の株価もリバウンド中。
特にMETAはレイオフ発表でこれを好感している側面も。
(コストカットで将来の業績回復期待)
●フェイスブック親会社メタ、1万人の追加人員削減へ-組織効率化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-14/RRIHW7T1UM0X01
ただし、米株全般上げ幅縮小中。
まだこのリスク回避相場が完全に終焉したとはいえないか。
ただ、今回VIXは思ったほど急騰していません。
このレベルで機関投資からがリスク資産を投げ売りすることはなさそう。
欧州は今週木曜にECB理事会で政策金利の引き上げ幅が
縮小されるとの見方が台頭していますが、据え置かれるとの観測も。
●ECB、0.25%利上げの公算大 据え置きの可能性も=ドイツ銀
https://jp.reuters.com/article/ecb-rates-idJPKBN2VG16P?il=0
というのもクレディ・スイスのCDSが史上最高値を更新しています。
去年破綻リスクにさらされているとニュースになったクレディ・スイスですが
以降、同行からは資金流出が続いているようです。
●クレディS、今月も顧客資金の流出続く-流動性バッファー取り崩し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-14/RRI7TQT1UM0W01
・顧客資金は昨年10月上旬にかつてない規模で流出し、
今月時点でもその流れを反転できていない
・顧客の預金を取り戻そうと大型キャンペーンを開始したが、
資金流出は今月も続いている。
●クレディ・スイス、財務報告の内部管理で「重大な弱点」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-14/RRHYEJT0G1L001
・14日、過去2年の財務報告と管理手順に「重大な弱点」があったと新たな計画発表
クレディ・スイスは金融安定理事会(FSB)がG-SIB認定しています。
G-SIB=グローバルなシステム上重要な銀行。破綻はほぼありえない。
というわけで、過度な心配は無用かと思いますが、
まだマーケットが不安定な事は確かです。
ただ、明日の日本株は流石にリバウンドするのでは?
※日経平均 三空叩き込み この下落で窓が3つも空いた※TOPIX 三空叩き込み
酒田五法の三空叩き込みは、
下落して3回連続で窓を空けた形で、転換を表します。
投売りの最終局面に見られるパターンの一つとされています。
更に200SMAにタッチするところまで下がっていますので
短期リバウンドがありそう、、、あくまで短期のリバウンドですが。
というわけでショートポジは今日全て買い戻しており
日経CFDを27400円で買ってみたのですが、早速アゲインスト。
まだ買うのは早かったか・・・・。
NOTE
●ビットコインが2万6000ドル台、6月以来の高値-銀行不安で逃避需要
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-14/RRIHYDT1UM0W01
ビットコインは伝統的な銀行システムに代わるものと見なされてきた。
同セクターで不透明感が高まる中、安全な逃避先としてビットコインへのフロー増」
この相場で最もリスクが高いと思われる暗号資産が上がるとは。。。
●OPEC、4-6月期は若干の供給超過見込む-季節的に需要減速へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-14/RRIJ1AT0AFB401
原油は当面あがりそうにないですね。
中国含め世界の景気が正常化し需要が戻れば
投資不足が表面化し、原油価格が高騰すると思われますが
中国の動きも鈍い。中国・西安市では再びロックダウンされるとの噂も。
インフルエンザらしいですが・・・。
●中国・西安市 再びロックダウンされるか
https://www.visiontimesjp.com/?p=40660
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