米金利は今夜も上昇継続。
しかしながら米国株には耐性がついてきたようで小動きです。
今夜発表された米ISM製造業景気指数は悪かったものの
支払価格指数が伸びており、
インフレ指標の強さが改めて確認されたことが背景。
■米ISM製造業景気指数、2月は4カ月連続で50割れ 新規受注回復
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-manufacturing-idJPKBN2V33JG?il=0
・2月ISM製造業景況指数:47.7(予想:48.0、1月:47.4)
・ISM支払い価格指数 51.3 (前月 44.5)50を上回り22年9月以来最高
・ISM雇用指数 49.1(前月50.6)
■1月建設支出:前月比▼0.1%(予想:+0.2%、12月:▼0.7%←▼0.4%)
~住宅系の指標はピークアウトし下落が続いているのですが・・・
米国10年債利回りは一時4%台を回復。
22年11月以来の水準へと上昇してきました。
昨年10月21日(日本当局による介入があった日)には
米長期金利は 4.3%台まで上がっていました。この日が天井。
短期債利回りは昨年11月4日に4.88%の高値をつけましたが
現在すでにこの時の水準を超えています。現在4.89%。
※米国債利回り一覧
米金利が上昇しているのに、意外と米ドルの上値が重い。
※通貨インデックス一覧
なぜか?
他国の金利も勢いよくあがっていますね。
※主要国短期債利回り一覧
今日はドイツの消費者物価指数が発表されましたが
インフレ加速、予想を上回っています。
ECBのターミナルレート予想は4%台へと上昇していますね。
独CPI、2月速報は前年比+9.3%に加速 予想上回る
https://jp.reuters.com/article/germany-economy-inflation-idJPKBN2V33A3
・コアインフレ率5.8%
というわけでユーロが強かったりするわけですが
今日はNZドルが異様に強い。
ひょっとすると中国景気回復に反応したか。
中国製造業PMI、2月は約10年ぶり高水準-株や商品が値上がり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-01/RQTJ5PDWX2PS01
・製造業PMIは52.6、12年4月以来の高水準
・非製造業PMI、56.3に上昇-1月は54.4
1月の春節(旧正月)連休後に工場の稼働が再開
強いPMIの結果を受けて中国株は大きく反発。
※香港ハンセン指数
人民元も反発しており、人民元高=ドル安
通貨市場は全般、これに引っ張られているのかもしれませんね。
※人民元/ドル~ドルストレート通貨日足一覧
中国要因ならなぜ豪ドルの反発が地味なのか。
最も反応が大きくてもよさそうですよね。
こんなニュースが豪ドルの上値を重くしているのかもしれません。
⬇
豪成長率、10-12月は予想外に減速-より早期の利上げ停止を示唆か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-01/RQTIRUT1UM0W01?srnd=cojp-v2
10-12月GDPは前期比0.5%増、予想下回る-前年比では2.7%増
1月のCPI上昇率は7.4%に鈍化、予想の8.1%を大きく下回る
・豪準備銀行は3月にあと1回利上げが行われた後は休止となるリスクも?
今日のドル安局面でもポンドが上がらなかった(´・ω・`)ショボーン
EU英国の北アイルランド問題合意でも勢いが続かなかった。
ということで本日手仕舞い。
ポンド円163.29円 ➡163.56
ポンドドル1.2028ドル➡1.2058
ノーポジとなりました。
今週のひろこのウィークリーゴールドはシルバーにフォーカス。
シルバー足元ずいぶん下落しました・・・
金銀比価は88:1だとか。
銀は安すぎる、、、需要の柱は太陽光パネル。
池水雄一氏に伺いました。
<注目すべきは太陽光発電需要>
『シルバーは売られ過ぎ?』
https://youtu.be/zIvEKFYJpAg
◎シルバーと金銀比価
◎注目すべきは太陽光発電需要
◎中国のシルバーパウダー輸入量推移
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