今夜も米金利は上昇基調。
ベージュブックも「強い需要が要因で、物価は上昇」など
堅調な米経済を示す内容となっています。
【ベージュブック(地区連銀景況報告)】
「雇用の伸びはやや緩やかになった」
「いくつかの地区は労働供給の増加を指摘し、労働市場の逼迫が緩和されたと報告」
「賃金は若干緩和を示しているものの、依然として上昇している」
「全体的に物価は緩やかに上昇したが、物価上昇率は鈍化しているようだ」
「消費者物価は依然として高い需要に加え、在庫と人件費の上昇により、全般的に上昇した」
「住宅と家賃はほとんどの地区で横ばい」
※米国債利回り一覧
日本の金利はYCC政策下で動きませんので
日米金利差拡大、ドル円相場は堅調ですが
金利上昇は米国だけではありません。
主要国金利は軒並み上昇。
特に今夜は英国のインフレ率の高止まりが確認され
英政策金利は5月6月と0.25%づつ引き上げられるだろうとして
ポンド円がずいぶん上昇していますね。
■英インフレ率、3月も2桁台の10.1%-追加利上げ観測強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-19/RTCRC9T1UM0Z01?srnd=cojp-v2
英消費者物価指数(CPI)
前年同月比+10.1%(予想+9.8%)
食品・非アルコール飲料のインフレ率は19.1%と、1977年以来の高水準。
英中銀は5月と6月の2回、0.25%の利上げを実施するとの見方が出ている。
ターミナルレート5.0%超え観測も。
※主要国短期債(2年債)利回り一覧
※ドル円、クロス円 金利差拡大で円独歩安です。
ただし、来週28日は日銀金融政策決定会合。
市場には警戒感も。
■国債市場は日銀政策修正に警戒モード、VIX急上昇-先物建玉も増加
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-19/RTC6FCT0AFB401?srnd=cojp-v2
あれだけ植田総裁が政策修正に慎重なメッセージを発してもなお市場は
4月28日の日銀の金融政策決定会合でのピボットに警戒しているようです。
YCCは事前に市場に織り込ませる事が難しい政策であるため
(途端に債券市場ではJGB売りが殺到してしまう)
修正or撤廃は、予告なしに突然決定せざるを得ないものである、
ということがその背景にあろうかと思いますが、
来週の植田総裁の初会合に向けては思惑が交錯するんでしょう。
ここからのクロス円上昇を追いかけるのはちょっとリスキーかも。
ドルストレート通貨は、各国金利上昇しており
金利差にコントラストがつきにくくトレンドレスです・・・
豪ドルドル、キウイドルショートはまだ継続。
NOTE
■インドが人口世界一、中国抜くと国連-全世界の2割近くに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-19/RTCP6PT0AFB401?srnd=cojp-v2
23年推計でインドの人口は14億2800万人
国連 インドが中国を抜いて人口世界一に
今週のひろこのWeeklyGOLDは
3/29-30のASEAN財務相中央銀行総裁会議で決められた
ドル、ユーロ、ポンド、円からの脱却、、、、?!
中国だけではない、シンガポール中銀もゴールド購入に踏み切りました。
世界の地殻変動、無国籍通貨ゴールドはまだ始まったばかりかもしれません。
シンガポール中銀が金を大量購入した理由
ドルの終わりと金(ゴールド)の始まり
マーケットエッジ代表-小菅努氏
http://dlvr.it/SmlSMM
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