ドル円相場、東京時間からやや円安基調を強める展開。
先週の米3月CPIでインフレ警戒が後退したことでドル円は1円下がる局面が
ありましたが、その後のミシガンインフレ期待やNY製造業景況指数などの
経済指標良好でドル金利反発が続く流れもあり、
ドル円相場は今日、134.70円台まで上がりました。
東京時間からの円安のきっかけは
日銀総裁、副総裁が国会衆院財務金融委員会にて発言した内容受けて。
内田日銀副総裁
「中銀が債務不履行になることはない」
「財務上で政策遂行能力が損なわれることはない」
「財務健全性に留意し、適切な政策運営で通貨信認の確保は可能」
植田日銀総裁
「共同声明の考え方は適切であり、直ちに見直す必要はない」
そして、中国のGDPの数字が良好だったことも支援材料でしょうか。
日本株が強い強い。日経平均は8営業日続伸です。
今日はマザーズ指数やREITなどの上昇の印象的でした。
■中国経済、1~3月は4.5%成長と予想上回る-個人消費けん引
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-18/RTAGC1T1UM0Y01
・成長率は4-6月(第2四半期)に加速する見通しだ
中国の経済指標は額面通りに受け止められないと見る向きもありますが
発表されたものを軸にストラテジーを組むよりほかないので・・・。
日本株、バフェット効果 + 日銀の早期緩和解除はなさそうとの安心感?
ドル円がやや円安ドル高基調であることが日本株の支えですが、
かといってドルが全面高というわけではありません。
今日はユーロ、ポンド、オセアニア通貨などが強い。
むしろドル独歩安ですね。
※通貨インデックス一覧
どうやら、ゴールドマン・サックスの決算があまり良くなかったことに
反応している模様。
■ゴールドマン、債券トレーディング収入が減少-他社に出遅れ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-18/RTB6NYT0G1LI01
・FICCトレーディング収入は前年同期比17%減、通貨と商品が主因
・FICC収入はこれまでに決算を発表した米銀の中で唯一の減少
というわけで、米株も軟調にスタートしたのですが、持ち直しています。
今夜は住宅着工件数も市場予想ほど落ち込まなかった、ということで
これに反応してドル買いとなる局面があったりしたのですがドル買いは続かず。
・3月住宅着工件数:142万戸(予想:140.0万戸、2月:143.2万戸←145.0万戸)
・3月住宅建設許可件数:141.3万戸(予想:145.0万戸、2月:155.0万戸)
・4月NY連銀サービス業況:-9.8(3月‐10.1)
経済指標は悪くないですし
今夜もFRB関係者らからは
タカ派トーンの発言ありですが、反応薄。
■ボスティック米アトランタ連銀総裁
「制限的な政策金利は5.5%から5.75%の範囲と見込む」
「あと1回の利上げを予想」「インフレ率は高すぎる」
「基本的な見方は、次の利上げ後に金利を据え置くこと」
「利上げが終了すれば、FRBはかなりの期間、金利水準を維持すると予想」
■ブラード米セントルイス連銀総裁
「インフレがなお根強く続いていることが示された」
「利上げを継続する必要がある」
「市場は近い将来の利下げを予想しているかもしれないが、
労働市場は力強い」
ECB関係者からも。
■レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト
「ECBは5月に利上げすべき」
「5月の利上げ幅についてはまだコミットしない」
むしろ、ユーロやポンドが上がってきました。
押し目狙っていたのですが、買えなかった・・・
米株市場、金融システム不安からの下落相場への警戒はなくなっていますが
決算発表時期に入って高値をさらに積極的に買っていいのか難しいところです。
ひどい決算が出れば、全体が売られるリスクを孕んでいると考える向きも。
為替市場はドル金利反発でドル買いかというと
ユーロ圏、英国などあらゆる主要国金利が同時に上がっており
通貨の強弱が金利面からは見極めにくいですね。
というわけで、新規ポジションなし。
まだ豪ドルドル、キウイドルのショートは継続していますが。。。
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